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地デシガ。
2009.04.28
部屋のデスク周りを整理したら、使わない引き出しの中にギュウギュウに詰まった大量の100円ライターを発見した。
タバコとペアで肌身離さず持ち歩いてたモノが、ある日、嘘みたいに必要なくなった。いつ必要なくなったとか、どれだけ必要だったのかとか、そーゆー感覚すらもう思い出せない。禁煙したのなんてそんな昔のことでもないのに、人間って都合がいい生き物だとつくづく思う。
いまライターが必要な時は、お香焚くときと、蚊取り線香ん時くらい(どっちもお香だ)。てーことは、この引き出しいっぱいの、文字通り売るほどある100円ライターは死ぬまで使い切れそうにない。ただ、コンビニで買ったどーでもいいの以外は、おみやげとか、借りパクしたやつとか、どいつもこいつもビミョーに思い出や見覚えがあり愛着があって捨てられない。つーか家中そんなもんで溢れてる。困ったもんだ。
洋服も同じく、自分が買ったものは新しくてもどんどん捨てたりフリマに出したりするくせ、人からのプレゼントや、友人の展示会でタダで貰ったもの、パジャマで借りたヨレヨレのTシャツなんかがどーにも捨てられない。つーか気に入ってずっと着続けてるのって案外そんなアイテムばかりだ。それらはみんなボクに似合うだろうとくれたものだから、客観視ってやはり正解なのだな。つまり知らぬ間にボクも誰かからスタイリングされてるのだ。
なんの話?あーライター。ライターつっても100円でなくZippoなんて立派な道具もある。これにこだわる人もいるが、あのシャキーンて音とか、マッチ擦った硫黄の匂いとか、それじゃなきゃ嫌って人が昔は(今も?)いた。中には原始人みたいに木の枝ギュンギュン擦って種火から、なんて人もいたかもしんない(いねーか)。
そのシャキーンとやる古臭い男が周りにいる。期待通りレザーの入れ物にもこだわったりしてる。カッコ良いか悪いか別にしてそれもひとつスタイルだ。恐らくそーゆー映画や音楽や先輩に憧れて生きて来たんだろう。そんな彼の禁煙とボクの禁煙とじゃまったく意味も違う。もし彼がタバコを捨てるなら、まずその前にスタイル捨てにゃならん。手垢の染み込んだライター、味でたレザーケース、その先のファッション、さらにバイクやクルマまで全てイコールで結ばれてる。悲惨だ。たぶん止められない。いや、死ぬまで吸ってくれ。それがスタイルなんだから。フリースタイル(いいかげん=B型)でよかった。
今さらですが、完全に見るの忘れてたマッハvs青木。久々に胸がスカッとした。試合後のKIDのコメントがボクも同じ気持ち。
「強くてキモいやつより、強くてカッコイイやつがいい」
最高です。「強くて」のとこを「おしゃれで」に変えてもそう思うし。
たった数日間で作られてしまった、ゆるキャラ「地デジカ」。どーせなら「地デシガ」としてボクがノーギャラでやってあげたのに。
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