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ギター弾いてる方のひと。
2009.05.09
近ごろ、「耳栓」がマイブームだ。つぶして入れると耳穴の中で広がる発砲ウレタン製のイヤウィスパー・タイプ。いろんなメーカーのを試してみたけど、遮音性はどれもあまり変わらずポップなカラーの某米国社製を使ってる。これまで耳に栓を突っ込むという習慣がまったくなかったので、音の無い世界がとにかく新鮮だ。
学生の頃からかれこれ20年以上、音によって音を遮ってきた。考え事したいとき、集中したいとき、車のスピーカーやヘッドフォンから大音量の音楽で周りの雑音をシャットアウトした。しかし、本を読んでいて、その音楽がたまたまボーカルものだったりして、歌詞を追っちゃって文字が前に進まず、あー、うるせー!ってヘッドフォンのコードを耳から引きちぎったことが何度かある。それで嫌いになったアーティストもいる。まあ完全に逆ギレというか、迷惑な話だが。
この歳になって、やっと集中するには"無音"がいいと気づいた。きっかけはボクの奥さん。奥さんはメニエールという病気を患っている。出会って初めて聞いた病だし、症状の詳しくまで判らないけど、とにかくすごく音に弱い。たとえば商店街で「安いよ、安いよ」なんてガヤ声があちこちスピーカーから響いたりするだけで気分が悪くなる。車の騒音はもっとひどくて、散歩はそーゆー場所を避けて歩く。もちろんクラブやパチンコ屋なんてもってのほかだ。
でもまあ、東京なんて何処行っても騒音だらけだし、いっそ耳栓して歩いてみたら?と提案してみた。で、いろいろ探してあげるうち自分でハマちゃったわけ。だけど、以前は突然気を失うこともあったのに、子供を産んでぱったり症状がなくなった。やっぱ母は強しってやつなのだ。
俄然、赤レンジャーより青レンジャーだった。主役より名脇役と呼ばれる人が好き。キヨシローよりチャボだったし、ハリーより蘭丸だったし、ヒロトよりマーシーだった(例えが古いけど)。つまり横でギター弾いてる方のひと。だけど、主役がいないとはじまんないんだよなあ。明朝は青山に向かおう。にしても、テレビに対応してない人達っていっぱいいた。なにしろ大麻ーズでお〇んこ野郎だし。そーゆー人たちをロックだと思ってたんだが、近ごろ真面目な人ばかりでおもしろくない。
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