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猫目小僧。
2009.06.25
今日はコンタクトをしてない。意外に思われるがひどく目が悪い。両目で0.02とかだ。なので裸眼じゃほとんど何も見えない。でもそのぼぉっとした感じが好き。見ている景色や物のエッジがハッキリしないから、光や色の印象が強くてきれい。もうね、地デジと電波が悪いアナログな感じ? 女の子なんかスラッと細くてみんな可愛く見える。
1.5あった両目の視力が急に悪くなったのは、中学受験を控えた小六の頃。コンタクトレンズの存在が気になったのもその頃だ。世間はマイケルジャクソンブーム。流行に敏感な友達はムーンウォークを練習しはじめた。その友達の家で初めて見た「スリラー」のビデオが衝撃だった。何がって歌や踊りも去ることながら、ビデオの最後に納められたメイキング映像。ストーリーの最後でMJは彼女の肩を抱いて振り返り、そこで猫目小僧みたいな恐い顔に変わってエンドロール、なのだが、メイキングでMJがその猫目のコンタクトを目ん球に入れて「ちょー痛いよ、ポォー」とか言ってたから。合成とおもいきやリアル猫目ん球。黒目ちょこんと乗せるんじゃなく、眼球覆う巨大コンタクトレンズ。その時初めて「アメリがっておっがね」(東北弁で)と思った。と同時にその猫目レンズが欲しくてたまらなくなった。
当時は病的にモノに執着心があり、リアルモビルスーツが欲しくて、その可能性を求めてトヨタ自動車の本社に電話したほどだ。工業用ロボットが将来ガンダムになる可能性を探りに。子供の無邪気な質問に意外と企業は優しくて、係りのオッサンがいろいろ話してくれた。まあ、結果「ありえない」ってことだったが。今思えばASIMOを産んだホンダに電話すればよかった。で、その猫目レンズもソッコーで大手コンタクトレンズ会社に電話した。答えは「ノー」だった。アメリカにはあるかもしれないが日本じゃ認められないと。でも「もしかして将来、産まれるかもね」という曖昧な優しさをもらった。それから首をながーくして待った数年後にカラーコンタクトレンズ、通称カラコンが発売された。当然まっ先に飛びついた。渋谷でギャルの必需品になる何年も前のことだ。だけどそもそもボクは、ギャルが求める金髪で青目の外人になりたかったわけじゃなく、猫目のマイケルみたくスリラーしたかったから、片目青で片目緑とか、もしくは片目だけとかして危ない感じを演出した。予想通り、病気と思われて誰からも突っ込まれなかった。
とかなんとか気づけばこんな長文をケータイで打ってて怖いからこの辺で。リンクや映像は後で貼っときます。では。
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