ラブアタック! サマーラウンジ
2012.08.02
灼熱の季節、いかがお過ごしでしょうか。
実はステンカラーコートについての考察を書こうと思っているうちに真夏になってしまいました。
なので、今回は真夏に関することを。
突然ですが、あるDJユニットの話をします。
1996年の末ごろに、突然、大阪で活動し始めた3人組で、なまえは『ラブアタック!』。
これ、70〜80年代に大阪で制作されていた恋愛バラエティ番組のタイトルです。司会は元大阪府知事の故・横山ノックと、天才芸人・上岡龍太郎、和田アキ子。
ジャンルとしては「恋愛バラエティ」で間違いないのですが、「ねるとん」とか「あいのり」みたいなのを想像してもらっては困る。後の恋愛バラエティの多くは、欲情した男女を放し飼いにして、勝手にツーショットになったりトークしたりするのを観察するものですが、『ラブアタック!』は全然違う。
関西のアホ大学生たちを集めて、体を張ったいろいろなゲームをさせ、勝者だけが「かぐや姫」に告白できるという。
「愛を育む」という概念は微塵もなく、いわば「かぐや姫」は「賞品」ですね。もちろん彼女には、告白を拒否する権利はあります。
番組的には切なさやラブとは無縁で、ひたすらアホな大学生のハッスルぶりを楽しむものでした。なので、テーマ曲もラブソングではなく、浪花のモーツァルト、キダ・タロー大先生の作られたスパイ映画風。
長くなりましたが、そういう由来のユニット名を持つ3人組が、アメリカ村の『グランカフェ』を拠点に活動を始めたと。しかも、毎月第4水曜日。つまり月イチ・ド平日にしか現れないという。
完全にイロモノですよね?
じじつ、みんな最初はそんなふうに思いました。いい感じのアーバンでライトなハウスナンバーがかかっていたのに、チューブの「シーズン・イン・ザ・サン」につないだりする。サビの ♪ストップ・ザ♪ っていうところだけをミュートしてフロアに歌わせて。またみんな律儀に歌う。かと思えば、坂本九の「ジェンカ」で、フロアを"フォークダンスフロア"化したり。
いや、まあ 完全にイロモノなんですけど......ただ。
その節操のない選曲は、言いようによっては変幻自在ともとれるし、リクエストに簡単に応じるのはホスピタリティともとれるし、チルアウト的にみんなで合唱する「夜空ノムコウ」はアミューズメントともとれる。その辺のすべてを「ラウンジ」というコンセプトで強引にひっくくってゲストにお見舞いしていたわけで。
アダルトでアーバンなアソビ人のみなさんって、お洒落スポットに出没したり夜な夜な盛り上がったりしてますけど、ガッチガチのキッメキメなシチュエーションばっかりではしんどいですよね。そういうみなさんを主に、ホッとさせる時間として、「ラブアタック!」の夜は機能していたようです。あそこにいけばみんないてぼんやりしてる、みたいな。マンションの中の和室みたいな存在。
で、ホームが『グランカフェ』の第4水曜ということは変わらなかったんですけど、各種イベントに呼ばれ、カウントダウンにはフツーの売れてるDJみたいにあちこちハシゴしたり(ヒルトンホテルの年越しイベントでCKBと一緒に出たこともあった!)、なんだかずいぶんいろんなものに先駆けて、韓国ツアーも成功させていました。そのうち、誰が呼んだかしらないけれど、なんというか、その「大阪ナンバー1ラウンジDJユニット」と。
メンバーの3人は、ショーとかの演出家とヘアメイクとライター。演出家は唯一、職業的にも選曲をしていましたが、まあおっさんたちの副業ユニットだったわけです。それで人気が出たはいいけど、徐々に仕事が忙しくなり、やがてライターは東京に越しちゃったりして、とびとびで活動していたのが、2005年に解散してしまいました。
それが明日、7年ぶりに再結成して一晩回すと。
そのことをお知らせしたくて、つらつらと書いてみたのでした。
それが『ラブアタック! サマーラウンジ』。
● 8/3(Fri.)21:00〜 @大阪・心斎橋『VANO』
●Entrance free No charge !!
●Dj : LOVE ATTACK!
オガワジュンゾウ/HARIO!?/たけだあつのり
●Vj : YOSHI
明日たまたま大阪にいて、夜9時以降ヒマな人は、『VANO』でおれと握手!
以上、ほんとすんません、宣伝でした。
実はステンカラーコートについての考察を書こうと思っているうちに真夏になってしまいました。
なので、今回は真夏に関することを。
突然ですが、あるDJユニットの話をします。
1996年の末ごろに、突然、大阪で活動し始めた3人組で、なまえは『ラブアタック!』。
これ、70〜80年代に大阪で制作されていた恋愛バラエティ番組のタイトルです。司会は元大阪府知事の故・横山ノックと、天才芸人・上岡龍太郎、和田アキ子。
ジャンルとしては「恋愛バラエティ」で間違いないのですが、「ねるとん」とか「あいのり」みたいなのを想像してもらっては困る。後の恋愛バラエティの多くは、欲情した男女を放し飼いにして、勝手にツーショットになったりトークしたりするのを観察するものですが、『ラブアタック!』は全然違う。
関西のアホ大学生たちを集めて、体を張ったいろいろなゲームをさせ、勝者だけが「かぐや姫」に告白できるという。
「愛を育む」という概念は微塵もなく、いわば「かぐや姫」は「賞品」ですね。もちろん彼女には、告白を拒否する権利はあります。
番組的には切なさやラブとは無縁で、ひたすらアホな大学生のハッスルぶりを楽しむものでした。なので、テーマ曲もラブソングではなく、浪花のモーツァルト、キダ・タロー大先生の作られたスパイ映画風。
長くなりましたが、そういう由来のユニット名を持つ3人組が、アメリカ村の『グランカフェ』を拠点に活動を始めたと。しかも、毎月第4水曜日。つまり月イチ・ド平日にしか現れないという。
完全にイロモノですよね?
じじつ、みんな最初はそんなふうに思いました。いい感じのアーバンでライトなハウスナンバーがかかっていたのに、チューブの「シーズン・イン・ザ・サン」につないだりする。サビの ♪ストップ・ザ♪ っていうところだけをミュートしてフロアに歌わせて。またみんな律儀に歌う。かと思えば、坂本九の「ジェンカ」で、フロアを"フォークダンスフロア"化したり。
いや、まあ 完全にイロモノなんですけど......ただ。
その節操のない選曲は、言いようによっては変幻自在ともとれるし、リクエストに簡単に応じるのはホスピタリティともとれるし、チルアウト的にみんなで合唱する「夜空ノムコウ」はアミューズメントともとれる。その辺のすべてを「ラウンジ」というコンセプトで強引にひっくくってゲストにお見舞いしていたわけで。
アダルトでアーバンなアソビ人のみなさんって、お洒落スポットに出没したり夜な夜な盛り上がったりしてますけど、ガッチガチのキッメキメなシチュエーションばっかりではしんどいですよね。そういうみなさんを主に、ホッとさせる時間として、「ラブアタック!」の夜は機能していたようです。あそこにいけばみんないてぼんやりしてる、みたいな。マンションの中の和室みたいな存在。
で、ホームが『グランカフェ』の第4水曜ということは変わらなかったんですけど、各種イベントに呼ばれ、カウントダウンにはフツーの売れてるDJみたいにあちこちハシゴしたり(ヒルトンホテルの年越しイベントでCKBと一緒に出たこともあった!)、なんだかずいぶんいろんなものに先駆けて、韓国ツアーも成功させていました。そのうち、誰が呼んだかしらないけれど、なんというか、その「大阪ナンバー1ラウンジDJユニット」と。
メンバーの3人は、ショーとかの演出家とヘアメイクとライター。演出家は唯一、職業的にも選曲をしていましたが、まあおっさんたちの副業ユニットだったわけです。それで人気が出たはいいけど、徐々に仕事が忙しくなり、やがてライターは東京に越しちゃったりして、とびとびで活動していたのが、2005年に解散してしまいました。
それが明日、7年ぶりに再結成して一晩回すと。
そのことをお知らせしたくて、つらつらと書いてみたのでした。
それが『ラブアタック! サマーラウンジ』。
● 8/3(Fri.)21:00〜 @大阪・心斎橋『VANO』
●Entrance free No charge !!
●Dj : LOVE ATTACK!
オガワジュンゾウ/HARIO!?/たけだあつのり
●Vj : YOSHI
明日たまたま大阪にいて、夜9時以降ヒマな人は、『VANO』でおれと握手!
以上、ほんとすんません、宣伝でした。
※コメントは承認されるまで公開されません。