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渡辺俊美TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

水月デスロック

渡辺俊美
TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
福島県出身。TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクション担当。並行してソロユニットTHE ZOOT16でも活動中。

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Vol.19 こたえよ

2012.11.30

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先週、猪苗代湖ズのメンバーでありクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さんから連絡があり風とロックの事務所に向かった。
風とロック・キャラバンの準備で沖縄帰りだった。

箭内さんは歌詞を書いたので、曲を作って欲しい...と、言った。
その訳はザックリ言うと、今まで福島県内で住んでいる人達を応援してきたが県外に避難している福島の人達も応援したい...。
その避難している人達の為に唄を作りたい。

僕は「わかりました!」と返事した。歌詞と一緒に箭内さん宛に送られて来た沖縄に避難している福島県出身の主婦からのメールのコピーの紙もいただいた。

その内容は
「避難者の思いは様々です  他の土地に移住を決めた方もいますが福島に帰るべきか、帰れるのか、他の土地で暮らすべきか、暮らしていけるのか、避難は正しい選択だったのか...毎日悩んでいる人もいます。
避難した者も福島で暮らす人同様悩み、考えながら暮らしています。
でも今、避難者と福島で暮らす人との間に大きな溝ができてしまっているように感じられます。
福島が好き、子供達を守りたい...と言う想いは避難した人も福島で暮らす人も一緒のはずなのに...もどかしいです。
歌やメディアは沢山の力があると思います。
どうか今後も県民がひとつになれる活動を、そして福島県民、国民が健康で幸せに暮らせる報道を続けてください。」

この手紙をこの一週間、毎日毎日読んだ。
そしてその想いを感じて、コタツに入りながら息子と作った。

避難している人達、家族を県外に避難させ福島で暮らしている人達、自分の家族、そして自分の為に作りました。
福島、沖縄、札幌、長崎、広島、神戸の風とロック・キャラバン全会場で歌います。


こたえよ  
                     作詞 箭内道彦

電話はしないよ 
泣いてしまうから
やっと引き出しにしまうことが出来るようになったんだもの

あの歌は嫌い 
思い出してしまうから
二人で泣きながら歌ってた
先の見えない不安の中で

決めて 迷って 決めて 揺れ動いて今は前を向いて
こたえよ わたしが決めたこたえよ わたしたちを守ってね

写真は見ないよ 泣いてしまうから
次の明日を作るため みんな元気でいなきゃならない

後ろは見ないよ でも捨てたんじゃない
わたしらしく生きていたいと たどり着いた場所だから

いつか話したいな 逆の道を選んだあなたと
頑張ったね 頑張ったね 大変だったね まだ終わってないけれど

決めて 迷って 決めて 揺れ動いて 今は前を向いて
こたえよ こたえよ 決めたこたえよ
わたしたちを守ってね

決めて 迷って 決めて 揺れ動いて 今は前を向いて
こたえよ わたしが決めた こたえよ
わたしたちを守ってね


渡辺俊美


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