Case3_ TRAIL RUNNING 会場からトレイルまで走って行ける。フジロックはトレランをするのに非常に良い環境。

PROFILE
岐阜県高山市出身、北海道中川町在住。プロトレイルランナー。ランナーとしてはもちろん、ランニングイベントのプロデュースやオーガナイズ、果てはカメラマンからコーチまで。ランにまつわるあれこれを一手に手掛ける。現在は北海道中川町を拠点にしており、休日はサーフィンやスキー、スノーボード、自転車などアクティブライフを謳歌している。
Instagram:@yusuke_tannaka
現在公開されているフイナム ランニング クラブ♡の記事にも出演中!
ー今回が初のフジロックと聞きました。しかもトレランがメインで来たとか。
Anti-China: そうですね。朝から昼過ぎにかけて近隣をトレランして、一度シャワーを浴びにホテルに戻って、夕方以降はお酒を飲みつつライブを見にフジロック会場に足を運んで、という感じですね。
ー充実した1日ですね。ライブは見ましたか?
Anti-China: 金曜の夜はご飯がてらピラミッドガーデンに行きました。ここはキャンドルジュンさんがプロデュースするエリアで、良い雰囲気の中で音楽も楽しめました。あとは土曜に山下達郎さんとサンボマスターさんのライブを観たくらいですかね。それ以外は基本的に走っていましたね。


ー苗場は自然豊かだし、走っていて気持ち良さそうです。朝にフジロック会場周辺を走っている人も結構見かけました。苗場でランとライブを楽しむというのも、新しいフジロックの楽しみ方なのかな、と。
Anti-China: 今後定着していったらおもしろいですよね。トレランシューズ一足あれば、山も走れて、ロードも走れて、フェス会場でも使えます。フジロックの会場はオフロードが結構あったので、滑っている人を何回も見かけました。ですがトレランシューズならグリップが効いているので、マッディなサーフェイスでも気を使わず安全に移動できる。ランとフェス、両方を楽しむならトレランシューズは万能でおすすめです。
ートレランはどこを走ったのでしょう?
Anti-China: ここからほど近い平標山です。いくつか登山口があるんですが、フジロック会場からいちばん近いところだと1キロちょっとで行けます。定番の登山口でも3キロ弱くらい。走って行ける気軽さも良いですね。
ーまさかそんな近くにトレランスポットがあるとは。知らなかったです。
Anti-China: 平標山は登山口から4キロくらいで山のピークまで行けるのも魅力です。アクセスしやすく、山頂までも程よい距離で、しかもスケール感もある。こうした条件の山ってなかなかないので感動しました。

ーそう思うとフジロックは、トレランをしに行くのにもうってつけの場所と言えますね。
Anti-China: ぐんま県境稜線トレイルもアクセスがしやすいですし、ここはトレランの環境としては非常に良い場所だと思います。フジロック内で唯一ゴンドラに乗らないとアクセスできないSkyGrassというエリアがあるんですけど、ここがとてもいいロケーションだったので走ってアクセスできたらおもしろそうだななんて考えちゃいました。
ー今回は〈キーン〉初のトレイルランニングシューズ「シーク」を履いてもらいました。いかがでしょう。
Anti-China: 履いた瞬間に安心感のあるクッションやアッパーの柔らかさを感じたり。優しいスニーカーという印象を受けました。デザイン面で言うと、オールドスクールなランニングシューズの雰囲気なので、街履きとしても違和感なく馴染みそうですよね。
ー実際に走ってみた感想は?
Anti-China: ミッドソールがふわふわしていて柔らかく、走ったときにも優しいフィーリングがありました。それに岩や土、砂だったりと、いろんなサーフェイスを走りましたが、しっかりとグリップを感じることができました。

SEEK ¥26,400
〈キーン〉がハイキングシューズ開発で長年培ったDNAを注ぎ込んだ、本格トレイルランニングシューズ。弾むようなクッション性と、925マイルのランにも耐える耐久性がウリ。幅広い層にフィットするシューズなので、これからトレランをはじめる人の1足目にもおすすめ。
Anti-China: それとトレランシューズというと山に特化した機能を持ち合わせていることが多いのですが、この「シーク」はクセがないので、わりとどこで履けそうな感触がありました。好き嫌いなく誰が履いてもイケると思います。
ーこれからトレランをはじめる人に良さそうですね。
Anti-China: そうですね。はじめてのトレランシューズとしてもおすすめですし、幅広い用途に使えるので、1足でロードとトレラン両方やりたいという方にもちょうど良いのでは。
ートレイルランニングのシーンに新たに参入した〈キーン〉に、今後期待することは?
Anti-China: 既存のシューズメーカーは早く走るためのパフォーマンス重視で競技方向に特化しているところが多いので、〈キーン〉にはそれ以外のところを期待しています。最近はライフスタイルとしてトレランを楽しむ人も増えてきたので、〈キーン〉がこれまで培ってきたフェスやキャンプ、レジャーといった遊びの要素をランニングに取り入れてくれれば新たなファンが獲得できるし、トレイルランニングシーンがもっと盛り上がるのではないかなと。