「ASICS MOVE STREET」のコンセプトは「Feel like an Athlete」。
―丸の内の仲通りでもイベントを行っていましたよね?
Fukuda: 9月14日から16日まで行われた「ASICS MOVE STREET」ですね。こちらはアスリートをテーマにした、静・動・解の3つのエリアを設けました。アスリートのスタート前の緊張感や走り出す瞬間を知る「静」エリア、アスリートの動きを実践する「動」エリア、そしてゴール後の解放感に包まれる「解」エリアとなっており、アスリートのココロの動きを体感いただくことができます。動のエリアでは本物の陸上トラックとスターティングブロックを設置した10mランが体験できました。スポーツを通じて心が動く瞬間を、より多くの人に届けたい。こうした感情に寄り添う体験が、〈アシックス〉が大切にしている“情緒価値”のひとつです。
ブランドを多彩な視点で表現していくチャレンジでした。この3つの価値基準をもとに各コンテンツを通じてお客様にアシックスの魅力をお届けすることができたと思っています。

9月14日から16日まで行われた「ASICS MOVE STREET」では、アスリートが世界の舞台で感じる静-スタート前の緊張感、動-走り出す瞬間の感情、解-ゴール後の心の解放が体験できました。
―世界陸上の期間中にMETASPEED のシリーズ以外に注力したプロダクトはありましたか?
Fukuda: そうですね。今回はライセンスアパレルにも注力しておりまして、オーバーシャツ、キャップ、ソックスを展開しました。特に従来の単なるお土産感覚のアイテムではなく、スタイリッシュに着こなすことができるシンプルなデザインのオーバーシャツはかなり好評でした。
―ルーズフィットシルエットのオーバーシャツですね。ドローコードを締めたり緩めたりすることで、雰囲気ががらりと変わりますし、小さなピスタグが裾に付いているだけなので、開催が終わったあともスタイリッシュに着こなすことが出来ますね。
Fukuda: このオーバーシャツはスタイリッシュなだけでなく、着ることでカラダを動かしたくなる快適な着心地と、様々なシーンに対応する利便性も兼ね備えており、社内で着こなしガイドを作成するなど、社員からもとても好評でした。それ以外では選手が着用するオフィシャルウェアのオーセンティックシャツや、応援Tシャツなども展開しました。

福田さんも着用していた世界陸上のライセンスアパレル。従来のスーベニア感覚のプロダクトとは一線を画す存在で、オフシーンでもスタイリッシュに着こなすことが可能です。
シューズでは「TOKYO Collection」をラインアップしまして、こちらは藤の花にインスパイアされた優雅な紫のカラーで、「おもてなし」と「優雅さ」を表現し、アクセントカラーには、日の出のようなダイナミックな赤色を配しています。

東京からインスピレーションを受けたランニングシューズコレクション「TOKYO Collection」。伝統と先進性が共存する東京ならではの世界観を表現。
―今回の世界陸上を観戦したことをきっかけに陸上競技を始めたいと思った若年層は少なくないと思いますが、そういった人々にメッセージをお願いします。
Fukuda: 陸上競技だけに限定するわけでなく、「スポーツを始めてみよう!」「カラダを動かしてみよう!」というきっかけは素晴らしいと思います。私たちは心が動く瞬間を大切にしていて、自分らしさへの挑戦の始まりだと思います。そういった人々を応援し、寄り添えるブランドでありたいですね。