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【FOCUS IT.】ブランドのすべてが詰め込まれた場所。池袋に誕生した国内最大級のアークテリクスの新店に潜入!

高い機能性と洗練されたデザインで、アウトドアフィールドのみならずシティでも存在感を放つ〈ARC'TERYX〉。そんな同ブランドが池袋に国内最大規模となる新たなブランドストアをオープン! 今回は、普段から〈アークテリクス〉製品を愛用しているスタイリストの高橋正典さんとショップツアーを敢行。〈VEILANCE〉を含むフルラインナップが揃う新店舗にて、ファッションの観点から気になるアイテムをピックアップしてもらいました。

Photo_Tanio
Text & Edit_Shinri Kobayashi

PROFILE

高橋 正典
stylist

1988年生まれ。大学卒業後、壽村太一氏に師事し、2017年に独立。カジュアルからフォーマルまで幅広く、さらにストリートなスパイスを効かせたスタイリングに定評がある。プライベートでは、アウトドアアクティビティはちょっと敬遠ぎみだけど、〈アークテリクス〉を愛用している。
Instagram :. @masanoritakahashi

アークテリクスの進撃が止まらない。

圧巻の地上4階建ての「Arc'teryx Shinjuku Brand Store」がオープンしたのが、去年の11月30日。それから一年を経たずして「アークテリクス 池袋東武ブランドストア」をオープンさせました。

フイナムでは、ファッション的な視点で〈アークテリクス〉の魅力を紐解いてもらうべく、スタイリストの高橋正典さんと共にお店を訪れました。まずはこのお店がどんな空間なのかを説明させてください。

場所は、一日あたり約230万人が行き交う巨大ターミナル・池袋駅に直結する「東武百貨店 池袋本店」の一階。売場、リペアやメンテナンスを行う「ReBIRD™ サービスセンター」、コミュニティスペースをワンフロアにまとめた国内最大規模のブランドストアです。ワンフロアなので、ぐるっと回って全商品を見ることができます。

アウトドアアパレル、フットウェア、バックパックに加え、アーバンライン〈ヴェイランス〉までフルラインが揃います。

店舗内には〈ヴェイランス〉のほか、アルパイン、ハイク、クライム、トレラン、スノーなどカテゴリーごとに陳列。ほかにも、靴下や帽子、ベルトなどのアクセサリー、バッグ類も豊富にラインナップ。ハードシェルでいえば、「Beta AR Jacket」や「Beta SL Jacket」などのブランドを代表する人気アイテムも用意されています。

カテゴリー、カラーバリエーションが豊富なブランドだからこそ、ワンフロアですべて見られるのはうれしいポイントです。

長く使うためのノウハウが詰まった場所。

「Designed to last(長く使えるデザイン)」は、〈アークテリクス〉の重要なポリシー。それを具現化したコーナーが池袋店にはあります。それが「ReBIRD™ サービスセンター」です。ここでは日々のケアから、破損したギアの修理、知識の共有まで、アークテリクス製品の“寿命を最大化”するための総合プログラムが提供されています。

「ReBIRD™ サービスセンター」が併設されているストアは、新宿、札幌に続く国内3店舗目。ユーザーが持ち込んだ〈アークテリクス〉アパレル製品の汚れを専用の洗濯機と洗剤で落とし、その機能性を回復してくれます。また、破損したジップスライダーや引き紐の交換、ロックミシンによるほつれの補修などにも対応。程度によりますが、通常のリペアはメンテナンスセンターに送って作業するため数ヶ月かかるところ、ここでは基本的には一日で済みます。

修理に加えて、自宅でのケア方法や正しいメンテナンスのレクチャー、相談も専任のスタッフが直接行ってくれるので安心。メンテナンスを行うことで機能性を保ちながら長く使うことができます。

しかも、「ReBIRD™ サービスセンター」内で行われる作業は、すべて無料。大事なことなので二度いいますが、無料なんです。〈アークテリクス〉のカスタマーサービスや「Designed to last(長く使えるデザイン)」に対する本気度が伺えます。

「無料ですか!? すごいですね。以前、自宅でゴアテックスのシェルジャケットを専用の洗剤で洗濯して、アイロンをかけて……という作業をしたことがあります。確かに機能は回復したんですけど、とても大変な作業でした。これをやってもらえるのは助かります」

学べる、つながるコミュニティスペース。

店内奥には、コミュニティスペースを設置。お客さん同士やスタッフとの会話を楽しんだり、くつろげる空間を提供しています。

〈アークテリクス〉のアンバサダーやスタッフの紹介、ReBIRD™の哲学、イベント情報をはじめとした、ブランドの“ヒト・モノ・コト”を発信するコミュニティボードが壁にかけられているほか、立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口、大町市にある、山好きのための書店「書麓アルプ」がセレクトした“アークテリクスの本棚”といえるようなライブラリーも配置。

丸の内店や新宿店ではラン、登山用品店が周りにも多い神田店ではパッキングのイベントが行われるなど、店舗ごとに開催されるイベントは多種多様。池袋店では果たしてこれからどんなイベントが行われていくのか、お楽しみに。

ノベルティ配布やワークショップも。

オープンを記念し、税込7万円以上ご購入の方には特典としてノベルティをプレゼント。その中身は、2024年11月新宿ブランドストアのオープン時にJR山手線の中吊り広告に使用したゴアテックス生地で製作した、すべて一点モノのあずま袋です。

また、11月中は、〈アークテリクス〉アパレルの端材を使ったものづくりが体験できるワークショップが開催予定。新宿オープン時の広告素材を再活用し、オリジナル・ポーチを制作するアップサイクル体験(予約制)と、来店者が気軽に参加できる、GORE-TEX残布とリボンを使って作るチャームづくりが行われます。いずれも、手を動かしながら“機能を長く保つ”ことを学べる、ReBIRD™体験の一環です。

スタイリストが切り取る、アークテリクスのファッション性。

さてここからは、プライベートでも〈アークテリクス〉を愛用するというスタイリスト高橋正典さんにこのブランドの魅力をファッション的視点から紐解いてもらいましょう。

まずは、スタイリストという職業柄か、アーバンラインである〈ヴェイランス〉のコーナーで服を手にとる高橋さん。

ダウンやコート、少数精鋭の型数のパンツ、ブランド初となるニット——しかもホールガーメントのものなど圧巻のラインナップを誇るこのなかから、高橋さんが選ぶのは?

Field Jacket ¥151,800

「まずスタイリングとして使ってみたいのが、この『Field Jacket』。この“パスポート”というカラー名のネイビー系の色もすごくいい色だし、ポケットも主張控えめで、ミリタリー然とはしていないこの感じがいいなと。ハイブランドのモダンで上質なジャケットを彷彿とさせます。スラックスを合わせたりしても、非常に綺麗にまとまるかと」

では、自身が着るなら?

Conduit Down Jacket JPY132,000

「『Conduit Down Jacket』のブラックですね。本家がアウトドアブランドだからこそ、絶対に暖かい(笑)。実際に着てみたら、Tシャツ一枚でもめちゃくちゃ暖かい。それに、オールブラックでかなりストリート寄りかと思いきや、光沢があって、表情が和紙みたいで上品ですね」

Covert Cardigan 29,700 yen

「フリースの『Covert Cardigan』も気になります。フリースは暖かいし、動きやすいので、実際に外でも家でもどこでも着てます。それに肩や腕も動かしやすいので車移動には持ってこいなんですよね。このアイテムは身幅も狭すぎず丈も長くないので、バランスが取りやすい。カラーも、この“ロードスターヘザー”は〈アークテリクス〉らしい絶妙なブルーだなと。私物のシェルを上に着ると、機能としては完璧です」

KONSEAL GORE-TEX 37,400 yen

「シューズで言えば、この『KONSEAL GORE-TEX』がいいなと。ローテクスニーカーしかり、ボリュームを抑えたデザインが今人気ですよね。この一見デザインされすぎていないような、シンプルなのがいいですね。履きやすさと機能性は当然として、スラックスでもなんでも合わせられるような、ファッションとしての幅の広さを感じます」

Sabre Relaxed Pant ¥110,000

「あとはこのスノーパンツ『Sabre Relaxed Pant』もスタイリングに使ったら面白いなと。膝の立体裁断によって動きやすさはもちろんですが、独特のシルエットが生まれていますよね」

最後に、〈アークテリクス〉の魅力をスタイリストの視点から総評してもらいましょう。

「まず〈アークテリクス〉は、機能とパターン技術がすごいじゃないですか。こういったプロダクトとして高機能なものを、ファッションとして取り入れるのがやっぱり面白いですよね。しかも、色がおしゃれでファッションとしても取り入れたくなる。機能面では、街着としてはオーバースペックということもありうるけど、そこをうまくアジャストして着る工夫も楽しめる。自分も、薄くて軽くてシワになりにくいこの私物のグリーンのジャケットをバッグに忍ばせておいたりとすごく愛用しています。そんなファッションアイテムに転用もできるところが、〈アークテリクス〉の魅力のひとつだと思います」

スペックの高いアウトドアブランドとしてフィールドで根強い支持を得る一方で、街にも〈アークテリクス〉ファンが多いのは周知のところ。その理由は、高橋さんのこんな言葉にも答えがありそうです。

INFORMATION

アークテリクス 池袋東武ブランドストア

住所:東京都豊島区西池袋1丁目1-25 東武百貨店 池袋本店 1F 11番地
Hours: 10:00 - 20:00

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