FEATURE | TIE UP
パタゴニアのレトロXがリニューアル。過去と未来をつなぐ、新たな魅力。Vol.02 河内直哉(THE DAY ディレクター)
Reborn Patagonia Retro-X

パタゴニアのレトロXがリニューアル。過去と未来をつなぐ、新たな魅力。
Vol.02 河内直哉(THE DAY ディレクター)

アウトドアシーンのみならず普段着としても浸透しているフリースを生み出した〈パタゴニア(Patagonia)〉。原型を含めると30年以上の歴史を持つフリース「レトロX」が今季リニューアルを果たしましたが、それは〈パタゴニア〉にとって重大な意義があるんです。これまでも、これからも、ずっと愛され続ける「レトロX」の魅力を2人に紐解いてもらいます。ふたりめは、〈ザ・デイ(THE DAY)〉ディレクターの河内直哉さん。

ひとの温もりが伝わる〈パタゴニア〉。

―「レトロ・パイル・カーディガン」から数えると30年以上の歴史がある「レトロX」。愛され続けている理由は、どこにあると思いますか?

河内: まず、風を通さない安心感。アウトドアのフィールドだけじゃなくて、街でも役立ちますし。それを実感して、着倒したらリピートしてしまう。その魅力を、ほかのひとに話したくなるんですよ。

―着心地のよさが魅力だと。

河内: 家から一歩でも外に出たら、そこはアウトドア、という考え方を本で読んだことがありますが、本当にその通りだと思います。ひとによってアウトドアの解釈が違っていて、フィールドでアクティビティをするのがアウトドアだと考えるひとがいれば、旅行もアウトドアだというひともいる。でも、外ならどんな場所でも快適に着られるのが「レトロX」だと思います。

―アウトドアから街まで、どこでも安心して着られますよね。

河内: あと、デイリーに着られるデザインも魅力だと思います。自分が作る服でも意識しているけど、悪目立ちしないのが大事だと考えていて。「レトロX」はアウトドアで心地よく着られるとシンプルに伝わるデザインだし、街にも馴染む。派手にしようとすれば、いくらでもできるじゃないですか。でも、ディテールは最低限で、快適性を追求したデザインで。

―機能美ですね。だから、30年以上も大きくデザインが変わっていないのかもしれません。

河内: 「レトロX」は長い歴史が蓄積したクラシックな一着だけど、いまの技術を詰め込んでアップデートしている。今後も進化し続けるのが楽しみです。

―「レトロX」のリニューアルのように、地球へ還元するために進化するのも〈パタゴニア〉の魅力だと思います。

河内: 〈パタゴニア〉の製品には、ひとの温かさを感じるんです。リサイクル素材を使っていたり、“Worn Wear”でアイテムを大事にしたり、環境に配慮している。すべてを思いながらモノ作りをしているのは〈パタゴニア〉くらいしか思いつきません。

―〈パタゴニア〉は、地球環境から従業員やお客さん、コミュニティまで、すべてに思いやりを持っているイメージが強いです。

河内: 〈パタゴニア〉のアイテムには無機質な雰囲気がなくて、ひとの優しさや温もりを感じるから、ぼくは〈パタゴニア〉が好きなんです。

INFORMATION

関連記事#patagonia

もっと見る