FEATURE | TIE UP
パタゴニアの名品「ジャクソン・グレイシャー」を纏う生活。Vol.2 神山隆二(アーティスト)
patagonia Jackson Glacier

パタゴニアの名品「ジャクソン・グレイシャー」を纏う生活。
Vol.2 神山隆二(アーティスト)

上品かつシンプル。それでいて環境に配慮した素材を使い、アウトドアフィールドで培ってきた高いクオリティも兼ね備えている。あらゆるシーン、あらゆるスタイルにフィットする〈パタゴニア(Patagonia)〉のダウンジャケット「ジャクソン・グレイシャー」。寒い冬を快適にする名品は、ぼくたちのライフスタイルにどのようにフィットしてくれるのか、2人のクリエイターがその魅力に迫ります。今回フォーカスするのは、アーティストの神山隆二さん。アート制作から趣味のトレイルランニングについてまでお話いただきました。

PROFILE

神山隆二
アーティスト

1972年生まれ、東京都出身。’91年からシルクスクリーンプリントでTシャツを制作し始め、’93年にアパレルブランド〈フェイマス(FAMOUZ)〉をスタートし、裏原宿系ブランドのひとつとして人気を集める。ブランド設立10周年となる2003年に休止し、以降は個人名義でペインター/シルクスクリーンアーティストとして活躍。アートユニット「ULTRA HEAVY」の一員としても活動中。

自分のペースで新たな挑戦を。

―明日から韓国へ行かれるそうですね。お忙しいところありがとうございます。

神山: 打ち合わせなので、3日間だけ。とんぼ返りですよ。

―海外での展示も多いですね。

神山: 今年もちょこちょこ、やらせてもらいました。今年は12月の北京がラスト。商業施設の建物自体をアートで覆うプロジェクトがありまして。「Smiley × RYUJI KAMIYAMA」の企画です。

―海外のアートシーンはどうですか?

神山: 引き続き盛り上がっているとは思います。日本はなんとなく少し落ち着いたような気がするけど。まあ、その波がずっと続くと思っていないし、それに合わせてやっているわけじゃないので。

―今年も残すところあとわずか。今年はいかがでしたか?

神山: 気持ち的に、去年まで追われている感覚があったんですよ。やんなきゃ、やんなきゃって。そういうつもりじゃなくても、そのスピード感に合わせなきゃいけないと思ってしまう部分もありました。でも、今年に入ってからは、少しだけ距離を置くようにして。自分のペースで制作することにしました。

―その追われている感覚は、なにが要因になっていたと思いますか?

神山: ぼくはギャラリーに所属していないのが大きいかな。ギャラリーに所属していたら、いろいろコントロールしてくれてアーティストとしては時間を有効的に使えそうだけど、僕の場合は基本的に自分で打ち合わせをして、自分でジャッジする必要があるんです。ある程度の依頼を受けなきゃいけないと思ってやっていると、作品の制作に追われる毎日になっちゃう。そのスピード感に、自分は合わないんだなと思いますよ。

―それで今年は自分のペースで制作しようと。

神山: 結局バタバタしちゃいましたよ(笑)。だから来年は、本当にゆっくりやろうと思っています。来年は個展をやらない予定。個展を入れちゃうと今年と同じことになっちゃいますからね。いくつか話をもらっているグループショーに参加するだけです。絵を描くことは止めないけど、意識しないと向き合えないこともありますので。

―来年以降、なにか新しく始めようと考えていることはありますか?

神山: 土いじりを再開したいなと。本当は今年、手ひねりで立体作品を作りたいと思っていたけど、ほぼできずに1年が過ぎちゃって。ちゃんとやろうと思うと、それと同時に絵を描けないし、かなり大変なんですよ。来年はなるべく土をいじる時間を増やしていこうと思っています。

―それは楽しみです!

神山: 波佐見にある友達の工房に出入りしたり、他にも繋がりがある工房など尋ねながら長期間滞在して製作したいです。型はなんとなく作れるようになったけど、教えてもらいながらもうちょっと理解を深めて、1年かけてつくれたらいいですね。そうなると、効率よく時間を使わないと。発表はもうちょっと先になると思いますが。

INFORMATION

パタゴニア

www.patagonia.jp

関連記事#patagonia

もっと見る