Interview with Junki Tozuka いまこの瞬間を大事にしながら生きていくことが大事。
ー今回、「カーキ フィールド」を実際につけてみていかがでしたか?
戸塚: すごく格好いい時計ですよね。どの場面でもつけられる柔軟性がある。自分のスタイルにすぐになじむ時計がぼくは好きで、「カーキ フィールド」はどのモデルにもそうした要素を感じました。すごく身近な時計だなって。遊び心を感じるものから、品格の漂うものまで、幅広いランナップも魅力だと思います。
ー3本の「カーキ フィールド」をつけていただきましたが、特に気に入ったのは?
戸塚: “マーフ” ですね。どこかクラシックで、品がありますよね。ぼくはアメカジが好きで、革ジャンを着てても似合うし、一方ではスーツスタイルにもフィットする。30代になって、大人の階段を登る自分にも合うんじゃないかなって感じました。
ー「Find your KHAKI」で表現された「エンターテイメント」「アドベンチャー」「ヘリテージ」の部屋の中では、どれがご自身にフィットしましたか?
戸塚: 一番ワクワクしたのは「エンターテイメント」ですね。置いている小物類とかも好みで、ぼくの部屋もフィギュアとか置物がたくさんあるんですよ。なんだかコレクター心をくすぐるようなインテリアに、脳が刺激されました。
ープライベートでは〈ハミルトン〉の「PSR」を愛用されているそうですね。
PSR ¥124,300
写真は戸塚さんの私物
戸塚: 映画の『メン・イン・ブラック』が好きで、その影響で購入しました。役者としてこれから成長していこうという節目に手に入れたもので、思い出の一本でもあるんです。
ー戸塚さんは自動車整備士の資格も持っていて、やっぱり機械が好きなんですね。
戸塚: メカとか、ギアみたいなものが大好きなんですよ。昔、時計のドキュメンタリーを見たことがあって。職人さんが気の遠くなるような作業をとおして、一本の腕時計をつくり上げていて、めちゃくちゃ細かなパーツを自分で制作して、それを組み立てるんです。
自分も役者の仕事をしていて、細かな経験や洞察の積み重ねが演技をする上で大切になってくる。だから共通点を感じるし、それがあるからこそ楽しくやれているのかなと思いますね。
ー役者としてデビューからもうすぐで15年を迎えますが、いまどんな気持ちで仕事に向き合っていますか?
戸塚: 続けていくことって本当に大変だなって思うんです。振り返れば上手くいかない時期もあったけど、そういうときも腐らずにやってきたことが、いまの自分の力になっていると感じます。そうやって身につけたものを、今度はしっかりと演技で魅せる。そんな責任感も一層強くなっています。
ー15年という時間の積み重ねをしっかりと感じていると。
戸塚: そうですね。気持ちとしては常にフレッシュでいたいと思うんだけど、最近舞台で共演している大先輩の役者さんに「お前はもう若手じゃないからな」って言われたんです。改めてそう言われると、やっぱり背筋が伸びるというか。
ーそうしたアドバイスを受けて、この先についてどんなことを考えたか気になります。
戸塚: これからも役者の仕事を続けていきたいけど、自分らしさは見失わないようにしないとって。それを無くしてまでやりたいとは思わないから。
ー戸塚さんが思う “自分らしさ” とは?
戸塚: ぼくは岩手から出てきた、普通の人間なんです。本当にそう思っていて。だから無理して大きく見せようとしてもきっと失敗するだろうし、自分のペースを乱したら、みんな安心して見てくれないと思う。だから自分のペースを守りたいですね。
同期の役者でぼくよりもずっと先に売れたひともいるし、その後もみんな売れて、自分だけまだだなって思ってたけど、それに対して焦ることはありませんでした。自分は自分でしかないから、いずれきっとっていう気持ちでいたというか。
ひとと違うから、いろんなことができるわけで、そうしたものを大切にしたいって思うんです。
ーこれから20年、30年と続けていく上で、どんな役者さんになりたいですか?
戸塚: いまの舞台では竹中直人さんや、生瀬勝久さんといった、若い頃から第一線で活躍されている方々と共演させてもらっています。お二人とも表現者として一流なのはもちろんですが、それ以前の人間力というか、ひととしての魅力を強く感じるんです。やっぱり、それってすごく格好いいし、美しいなって思う。自分もそうした魅力のあるひとになりたいと思うし、それは先のことというよりは、いまこの瞬間を大事にしながら生きていくことが重要だと思うんです。常に自分と対峙しながら、その過程を楽しみたいですね。
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