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館山の水深100m。海底のロックフィッシュを釣って食べたいフイナム フィッシング クラブ。
Eat the fish we caught.

館山の水深100m。海底のロックフィッシュを釣って食べたいフイナム フィッシング クラブ。

釣った魚を食べるという、遊びが食につながる貴重な体験。これまでフイナム フィッシング クラブは何度もそれを味わってきましたが、今回も再び! 都内から車で約2時間。千葉の先端、館山に足を運び、船釣りをしてきました。狙いはハタやカサゴなど、岩礁に棲むロックフィッシュ。どうやら高級魚も釣れるらしい。釣れた魚は居酒屋に持ち込んで、ちょっと早めの忘年会をしちゃおうぜ! って1日です。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Shogo Komatsu
  • Edit_Yosuke Ishii
  • Special Thanks_いけのや

最終局面で、いい魚種、いいサイズ。

船酔いでダウンしていた霜垣さんが見事に復活し、失った時間を取り戻そうと竿に気持ちを込めます。

霜垣: 緩急をつけることを意識しながら、しゃくっています。水中でジグは、こういう動きをしているんだろうなって想像できているから、もう一匹……!

残された時間は、もう僅か。違う魚種を釣って、テーブルの上を豪勢にしたいと思っていたところ、竹内さんがキントキダイを釣り上げました。

竹内: ウッカリカサゴよりキントキのほうが引きが強かったし、アタリが分かったから、自分で釣った感がある。釣りたいと話していた魚種だったから、釣れてよかったです。

キントキダイはあまり市場に流通しないけれど、味は抜群。高級魚として扱われている魚です。そして、最後のポイント。どうにか、もう一匹釣ろうと全員が粘ります。

池本と廣瀬さんはウッカリカサゴをキャッチ。廣瀬さんのウッカリカサゴは、今日イチのサイズです。

廣瀬: ここが最後と言われて、釣ってやると思っていたら、大きなウッカリカサゴが。いままでリールの自動巻き機能を使っていたけど、最後だから手巻きでやっていて、それで釣れたから嬉しい。自分を褒めたいっす。

いい締めとなり、港に帰着。宴会には十分なほど釣ることができました。釣った魚を見てみると、赤い魚ばかり。どうやら、水深が深いと赤の光が届きにくい暗闇だから、今回メタルジグを落とした水深100mに棲む魚は隠れるために赤みを帯びているみたい。なにはともあれ、満足いく釣果です。

石井: ジギングは、しゃくり続けるから没頭できますね。同じ釣りでもキャスティングとは違う良さがある。足元をじっと見つめながら自分とひたすら向き合い、海の底を想像して自分の時間に浸るって感じ。音楽でいったらシューゲイザーですね(笑)。楽しかったです!

竹内: ジギングが上達したかは分からないけど、感覚は分かりました。根がかりもしなかったし。最初は分からないことが多かったけど、周りのひとが言っている意味が理解できてきて楽しめました。駆け引きのおもしろさを実感できて、釣りのおもしろさをさらに理解しました。

霜垣: ハチビキを釣った瞬間がハイライト。船酔いしちゃったけど復活できたので、なんとか終盤も楽しめました。また釣りに来たいし、次は大物を釣ってみたいです。

廣瀬: 釣れない時間も楽しかったです。その自問自答している時間がよかった。山登りもそうだけど、仕事のことは考えず、目の前に集中する無我夢中の時間って貴重ですよね。みんなが釣りにハマる理由が分かりました。めっちゃ楽しかったです。

池本: 1年を締めくくったような、いい釣行でした。バス釣りだったらひとつの湖に通い詰めたいけど、ジギングだったら地域が変わると違う魚が釣れるから、いろんな場所でやってみたい。来年はデカい青物を釣り上げたいです。

小松: 寒すぎず、気持ちいい天候で最高でした。赤沼丸の船長さんは操船が上手だし、アドバイスも的確。おかげで、いろんな魚種が釣れたので満足です。館山で船釣りをしたのは初めてでしたが、かなりいい印象が残りました。次は泳がせ釣りとかもやってみたいですね。

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