釣った魚が絶品料理に!
館山から都内へ戻り、一旦解散。夜に再び集合したのは、祐天寺にある「いけのや」です。スタッフは釣り好きで、自ら釣り上げた魚を提供している、魚に理解のあるお店です。もちろん、魚料理以外も絶品。釣った魚を持ち込ませていただき、調理してもらいました。釣った魚たちが、どんな料理になるのか楽しみです!
一品目は、刺身。クロムツ、オニカサゴ、キントキ、ハチビキの4種類を捌いてくれました。
竹内: キントキは、居酒屋とかお寿司屋さんで見かけたことがなかった。味と食感はこういう感じなんだって、初めて知りました。
石井: 手前味噌だけど、自分で釣ったクロムツが一番うまかった。脂がのっていて、高級魚って言われているのがよく分かります。
誰が釣った魚か話していると、そのシーンが思い浮かび盛り上がります。食事を囲みながら釣りの話をしたり、仕事やプライベートの話をしたり。早朝から一緒に過ごしているから、初対面でも距離はグッと近づきます。
二品目は、ウッカリカサゴの唐揚げ。一番大きいサイズを釣った廣瀬さんの1匹です。
廣瀬: 本当に魚の唐揚げ? って思うくらい衝撃的な食感。すだちを絞ったら、また違う味わいになって最高です。自分が釣ったから、余計に美味しく感じちゃう。しっかり揚げてあるから、骨やカブトまで食べられるのもいいですね。
竹内: 肉っぽいっていうか。いつも食べている魚の唐揚げって、パサっとしているイメージだけど、これはブリンブリンで歯応えがある。食べたことがない、感動的なおいしさです。
三品目は、カサゴの煮付け。カサゴの定番料理ですが、自分たちで釣った魚なら、おいしさは倍増です。
小松: 身がふわふわ。味付けも抜群。いままで自分で作っていたカサゴの煮付けと比べものにならないくらいうまい。「いけのや」のレベルの高さがよくわかる一品です。
石井: カサゴといったら煮付けですよね。待ってました。焼酎や日本酒とも相性がよさそう。
四品目は、ハチビキのバターソテー。ハチビキは赤身ですが、味わいは淡白なので、バターのコクとよく合います。
霜垣: ご飯が欲しくなる。厚手の身はしっとりとしていて食べ応えがあるし、みんな好きなガッツリとした味がおいしいです。
ハチビキを自宅へ持ち帰った池本は、後日これと同じようにバターソテーにしたそうです。
池本: 真似して作ってみました。最近、小さい魚しか釣れていなくて、持ち帰って調理しても、そんなに食べるところがなかった。でも、このハチビキはデカかったから、食べるところがたくさんあって食べ応えがありました。
絶品料理の数々に箸は止まりません。そして、最後にクロムツとカサゴのあら汁まで。おいしく調理していただき大満足です。
霜垣: 全部めちゃくちゃおいしかった。正直、魚料理がちょっと苦手なんですよ。でも、いままで食べてきたのは、なんだったんだろうってくらい、いくらでもおいしく食べられました。魚の概念が変わったとまで思っちゃいます。
廣瀬: 釣りは初めてだったから、自分で釣った魚を食べるのは特別な経験でした。生きてるな〜っていう実感を感じます。
竹内: 試行錯誤して釣り、最後に食べて終わる。ストーリーのある1日でした。都心で育ったので、鮮度のいい食材を食べる経験は貴重です。
池本: 旅館みたいな料理を東京の居酒屋で食べられるなんて。自分が釣った魚だ、なんて話しながら食べるのは楽しいですね。遊びから食事まで堪能できるのは、海釣りならではの楽しみ方だと思います。
小松: どれを食べても、本当においしかった。初めて食べる魚もあって、釣りって豊かだなとつくづく思います。楽しく、おいしい時間を過ごせて最高でした。
石井: 釣りに限った話じゃないけど、ひとつの共通言語があるだけで、初対面でも仲が深まりますね。そして、食事を囲めば、さらに親密に。釣れた釣れないで一喜一憂して、誰かが釣り上げたらみんなで喜ぶグルーヴ感があるから、釣りは手っ取り早く仲良くなれると改めて思いました。