世界への切符を懸け、京都駅前に集う。
6月20日、雨の京都駅前。遠くで鳴る低音を背に、ひとりの女性が静かに身体を動かしはじめました。
彼女が所属するクルー「BODY CARNIVAL」が今回挑むのは、世界最高峰のブレイキン大会「FUJIFILM instax™ Undisputed 京都」。ワールド・チャンピオンシップの地域予選となる京都大会の優勝者は、ブラジル・サンパウロで開催される予定のワールド・ファイナルへの出場権を獲得できるというものです。この大会を、2022年3月から「富士フイルム instax™“チェキ”」が特別協賛しています。
会場は京都駅北口にある駅前広場、京都タワーが眼前にそびえる場所。
2024年にパリで行われたスポーツの祭典で、正式競技として採用された「ブレイキン」。ストリートやアンダーグラウンドで育まれてきたダンスも、いまでは世界中から注目が集まり、一気に裾野が広がりました。
あいにくの雨模様でスペースが限られるなか、広場は朝からひとの波。通路を歩く観光客も足を止め、輪の中を覗き込む。DJブースから低音が響くたび、周囲から自然と拍手や指笛が聞こえてきます。スマホを掲げるひと、地面に座り込んでフロアを見上げるひと、観客の隙間からなんとか覗こうとするキッズ…。国籍も年齢もばらばらの観客たちが、その熱に吸い込まれていくようでした。
「ブレイクダンス」とも呼ばれるこの踊りは、1970年代のニューヨーク・ブロンクスが発祥。DJの音に乗せて、ダンサーが即興のムーブで競い合う。誰かが技を見せれば、次のダンサーがそれを上回ろうとする。拳ではなく、ダンスで語る。そうして、ブレイキンは世界に広まり、日本のストリートにも根付いていきました。世界のスポットライトを浴びてなお、その根底にある精神性は変わっていません。