BEAMS
BEAMS的な個性とトレンド感を加えた意欲作。
店頭では若い層からの支持が特に厚く、試着をするお客さんも多いという本作。このジャケットのこだわりについて「ビームス」のマーチャンダイザーである上田哲平さんに話を聞いた。「店頭での反響に繋がっているのは、やはり見た目のバランスにこだわった点が大きいと思います。着こなしを通して現代的な印象を与えるには、素材やデザイン以上にシルエット、つまりは見た目のバランスが重要ですからね」。その意図として、上田さん自身が抱く〈ラングラー〉へのイメージと自社の個性を共に昇華させたいという想いがあったのだそう。「僕自身、元々〈ラングラー〉に対してはウエスタンなイメージがあって、なおかつランチコートやウエスタンシャツなどの王道アイテムが多いアメカジブランドとして認識していたので、それらのイメージを服ごと現代的にアップデートするのが今回の意図でもありました」
最大のポイントは通常ロング丈のコートである本作をショート丈のジャケットに変更している点。さらにそのシルエットに合わせて、オリジナルでは70年代らしい大きめの襟元を一回り以上小さくし、シルエットや襟元の見え方には「ビームス」が独自の視点で感じたトレンドを加味して調整している。そのため、よりモダンで洗練された印象のジャケットに仕上がっている。さらに色も定番のインディゴに加えて、〈ラングラー〉のアーカイブにはないブラックデニムとチャコールボアの配色も。「ビームス」でしか手に入らないスペシャル感も味わえる。
STYLING IMAGE
井上透（ビームス 原宿 ショップスタッフ）
〈アー・ペー・セー〉ニット ¥22,000＋TAX、〈ビームス〉パンツ ¥13,800＋TAX、〈トモアンドシーオー〉×〈ネーム〉シューズ ¥38,000＋TAX（すべてビームス 原宿）、〈インターナショナルギャラリー ビームス〉ベルト ¥15,500＋TAX（インターナショナルギャラリー ビームス Tel. 03-3470-3948）
「クラシックなボアジャンを『BEAMS』が掲げるシーズンテーマでもあるプレッピーテイストを取り入れた着こなしに落とし込んでいます。全体をきれい目に統一しつつ、アメカジアイテムを新しい提案として見せるのがポイントです。さらにトレンド感を盛り込むためにも足元にはハイテクスニーカーを合わせて、さりげなくスポーツミックスを意識しています。サイズ感はジャストフィットがおすすめですね」
ビームス 原宿
電話：03-3470-3947
www.beams.co.jp