MEETING AFTER A LONG TIME 久しぶりの顔、久しぶりの時間。
先に着いた彼女。木のそばでボトルの水を飲んでいると、自転車を押した彼が見えてきました。久しぶりに会う二人、自然とこぼれる笑顔。間を埋めるように急いで話すでもなく、流れるグッドバイブス。彼女のブルゾンは、歩いてきてこもった熱をベンチレーションから逃がします。彼のポンチョもまた、湿気がこもりにくい三層生地。移動のあとに立ち止まる、この短い時間にも、服の働きが気持ちよさをもたらします。
近況をひとつふたつ話して、自転車を止めます。彼のサンドベージュとブラウンに、彼女のブラウンとグリーン。色こそ違いますが、落ち着いた秋の景色のなかになじんで見えます。大きなポンチョの裾には、背負った荷物ごと覆いやすいよう留め方を変えられるディテールも。彼女はバッグのジップ付きポケットに細かなものをしまって、ボトルを持ち直します。これからどうする? 待ち合わせを済ませた二人は、話しながら芝生のほうへ歩いていきます。