後悔と反省を繰り返す、
ものづくりの楽しさ。
ー おふたりは演技だけでなく、音楽や写真などを通しての表現にも挑戦していますよね。たとえば制作しているときはいい感じでも、時間が経つと違うなと思えてきたり。これってものづくりあるあるなんでしょうか。
菅田:うん。俺らもそんなんばっかだよね。
仲野:毎回あります。「あー、あの時こうすればよかった!」っていうのは、後悔というか発見にも近いんですけどね。そのときは自分なりに精一杯やってたんだけど、あとからなんかちょっと、見えてなかったなって自然に思えたり。それは手を抜いていたとかではなくて、見えなかったものが時間が経つと見えてくるってことは、色々な状況においてあるような気がします。
ー ずばり表現の行先は、闇ですか?光ですか?
仲野:絶対、光でしょ。
菅田:うん。じゃなきゃぼくらこんな、矢面に立ってないというか。広い意味で言うとエンターテイメントなので、最後は楽しくないと。光じゃないとたぶんやれない。
仲野:光以外は興味ないなあ。
菅田:ひとを傷付けたりするものが闇とするならば、もちろん、そういうものづくりはしたくないです。

仲野:その作品に触れて、今日も頑張ろうとか、明日も頑張ろうとか思ってもらえたら嬉しいし。なんか自分自身も、そういうものに触れて頑張ってこれたような気がするから。
菅田:つくり物の良さ、だよね。だからこそちゃんと “闇” もつくれる。実生活で人刺しちゃったらダメですし。