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スケーター上野伸平がコンバース スケートボーディングと向かう場所。
Shinpei Ueno Talks about Skateboarding.

スケーター上野伸平がコンバース スケートボーディングと向かう場所。

スケートボードシーンが盛り上がっている。もちろん最大の理由は東京オリンピック。でも、その盛り上がりによってストリートが侵食されつつあるのは由々しき問題である。競技とストリート。オーバーグラウンドとアンダーグラウンド。その両方を冷静に見つめるスケーター、上野伸平が語る最近のスケートボードと〈コンバース スケートボーディング(CONVERSE SKATEBOARDING)〉のこと。

  • Photo_Marimo Ohyama
  • Text_Ryosuke Numano

大道さんは街を歩きながら自分が気になる瞬間でシャッターを押していく。
スケーターは街を流しながら良いスポットをマークして映像に残す。
そういうところが似ているかもしれない。

ー つい先日、『QUCON』で森山大道さんとのコラボも果たして、映像用のインタビューも伸平君が担当してましたよね。

久々に緊張しました。『QUCON×DAIDO』の内装と空間演出は映像に残しておかないといけないと思っていたので大道さんにも是非出演していただきたかったから。純粋にあの人が考えていること、スケーターに対して思うこと、森山大道とスケーターの共通点はあるのかといったことを題材にインタビューしました。実に面白い人でした。写真自体はコピーで複写でしかないからモデルを撮ってもコップを撮っても等しく価値は同じで、極論アートではないとも言っていて。『アマチュアイズムなんだよね。昨今のカメラマンは自分が撮ったものをアートと言うけど、ああいうのが嫌なんだよ』って。『撮ってるのは確かに俺かもしれないけど、その写真は自由に楽しんでもらいたい』、そういうことを言っていて。

ー その”ストリート”という点で共通するものとは何だったんですか?

大道さんは街を歩きながら自分が気になる瞬間でシャッターを押していく。スケーターは街を流しながらいいスポットをマークして映像に残す。そういうところが似ているのかもしれないって。最終的にはすごい共通点がありますねって話をした時に『だから出会うべくして出会ったんだよ』って言ってもらえたんです。

ー レジェンドにそれを言われるのはやばいですね。映像ではプロジェクションマッピングも使ってましたよね?

QUCONパークの上から大道さんの写真を動かしてプロジェクションマッピングして、その上でスケートするっていう。マッピングのチームが最高の仕事をしてくれました。あの空間演出ができたのは本当に最高でした。ただスケートするのは本当に難しかったんですが(笑)。

自分のスタイル的に若いプロスケーターみたいな活動はできないけど、
自分にしかできないこともたくさんあると思っていて、
コンバースはそこをしっかり汲み取ってくれてサポートしてくれています。

ー 伸平君がライダーとして名を連ねている〈コンバース スケートボーディング〉は初期から携わっていると聞きました。

最初からいますね。僕はコンテストに出たりデモをしたりっていうのがしたくないというかできないので、そういうところも尊重してもらっていたので、あえて名前も出してなかったんです。〈コンバース〉はスポーツブランドとはちょっと違うじゃないですか。スポーツシューズというよりファッションに近いというか。今では色々なスポーツブランドがスケートシューズを出していて、それが定着していますけど、昔は〈エス(ES)〉とか〈エメリカ(EMERICA)〉、〈ラカイ(LAKAI)〉、〈エトニーズ(ETNIES)〉といったスケートシューズブランドが一番だった時代がある。SBっていうラインがなかった時代にDUNKとかCAMPUSとか履いてスケートするのがオシャレって言われてたけど、〈コンバース スケートボーディング〉はそれに近い感じ。さっきの話じゃないけど、ゴリゴリじゃないからこそ違和感が出せるというか」

コンバースオリジナルとなるカップインソール「REACT HD」は、2層構造になっており、スケート時はもちろん歩行感も抜群。つま先部分に施されるストライプ状のラバーコーティングで足のズレも軽減。

ー 一般の人からしたら〈コンバース〉と聞いてスケートボードを想像する人はそう多くはないと思います。このスケートシューズもそこまでスケートスケートしてないのに、しっかりガードが付いていたり、ソールのクオリティも高い。

実はインソールにグリップが付いているんですよ。ラバーの線が入っていて、靴下が滑らない。新品のシューズで滑る時は靴下を濡らすとグリップが強くなって滑りにくくなるんですけど、これはグリップがついてるからわざわざ濡らさなくていい。今後も開発チームと一緒に改良を重ねてよりクオリティを上げていきたいですね。

ー 伸平君は昔〈VOX〉っていうアメリカのスケートシューズブランドにスポンサードされていましたけど、本国にフィードバックするにしてもなかなか難しいものがあったはずじゃないですか。だけど〈コンバース スケートボーディング〉は開発チームとの距離感が近いから密にコミュニケーションが取れていい環境ですよね。

それは僕も期待しているところで、しっかりコミュニケーションが取れるからフィードバックも活きてくるはず。国内のブランドだからこその安心感はありますよね。自分のスタイル的に若いプロスケーターみたいな活動はできないけど、自分にしかできないこともたくさんあると思っていて、コンバースはそこをしっかり汲み取ってくれてサポートしてくれています。


INFORMATION

コンバースインフォメーションセンター

電話:0120-819-217
converseskateboarding.jp

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