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ジェリー鵜飼が考える山、家、街とメリノウールとの関係。
Icebreaker in the lifestyle

ジェリー鵜飼が考える
山、家、街とメリノウールとの関係。

天然繊維でありながら、化学繊維にも真似のできない優れた機能性を数多く持つメリノウール。ニュージーランドで誕生した〈アイスブレーカー〉は、いまやグローバルなメリノウール専門メーカーとして、押しも押されぬNo.1ブランドの地位を築いている。今回はイラストレーター・デザイナーとして、はたまた〈ウルトラ・ヘビー〉や〈マウンテン・プア・ボーイズ〉の一員として、さらには重度のアウトドア・フリークとしても知られるジェリー鵜飼さんに、メリノウールの魅力を存分に語ってもらった。

  • Photo&Text_Masaaki Mita
  • Edit_Shinri Kobayashi

PROFILE

ジェリー鵜飼(じぇりーうかい)
イラストレーター、デザイナー

日本をはじめ世界各地で登山を楽しむ人気イラストレーター。昨年発表した、少年の人生を山が変えたという内容のジェリー・マルケスの本など、最近では文筆業も盛ん。そのほか、アウトドアファッション誌での外遊びについてまとめた本『SOTOKEN』がリリース。

山に行くときは100%メリノを着る。

ジェリーさんとメリノウールのファーストコンタクトは、やはり山だったという。

「山をはじめて最初の頃、みんなが『メッシュのアンダーシャツいいよ』っていうから買って、たしかに良かったんだけど、臭いが本当にキツくて(笑)。その後メリノのベースレイヤーを手に入れたらすごく良くて、『なんだよ、最初からこれ着ればよかった』って」

その柔らかな肌触りや天然の調温・調湿機能や防臭性、濡れても冷えないことなど、メリノウールの快適さはよく語られるが、ジェリーさんはいったいどこに魅力を感じたのだろう?

「メリノの服って、袖を通せば感じられる肌触りや着心地の良さももちろんあるけど、真価はやっぱり部屋の中で着ているだけじゃわからない。気持ちよい服ってのは、他の素材でもある感覚だしね。でも、山に行ってちょっと天気が悪かったときとか、あとで気づくと『そういえばあまり不快にならかったな』ってときがあって。山にいるときはいろんなことに夢中になっているから、それは服がよかったのか何がよかったのかわからなかったりするんだけど、そんな経験を何度か繰り返すうちに『ああ、これはメリノのおかげで毎回気持ちよく過ごせてるんだな』って実感した。俺って鈍感というか、ぼーっとしてるから、一回じゃわからないんだよね(笑)。そしたらまわりの友達もみんなメリノ着るようになって、『メリノいい、メリノいい』って言い出して、『おお、俺はやっぱり正しかった!』」って(笑)。

Tシャツ:M NATURE DYED LS POCKET CREW ¥15,000+TAX、ほか本人私物

「山の道具って、バックパックとかシューズとかバーナーとかは、ある程度なんでもいいと俺は思うんだけど、肌に触れる部分は大事かな。メリノのいいやつさえ着ていれば、山で楽しく過ごせる。あとちゃんとしたレインウェア持っていればね。だから、俺はトップスと下着は100%メリノ。山に行くならメリノ着るし、もうそれしか持っていない。メリノって、何日も着続けたりたくさん汗かいても、びっくりするくらい臭わないんだよね。それって山に行くとき着替えを減らして荷物を軽くできるってことだから、そこもいい」

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