スター・ウォーズ関連の布帛のシャツはほとんど見かけない。
ー ファッション系のアイテムも集められているんですよね。
森山:プリントTシャツとかはよくあるんですよ。おみやげとかで自分もよく買ったりするんですけど、それ以外はほとんどないですね。だから珍しいものを見つけるとつい買ってしまいます。とはいえ、ファッション的な目線はそこにはゼロですね。


毎年5月4日はスター・ウォーズの日ということで、このスエットを着て出勤することもあるそう。
その由来は「MAY THE FORCE BE WITH YOU」というセリフからきている。
ー 今日は私物のスエットを持ってきていただきました。
森山:これは現行品ですね。プリントの大胆さとかに惹かれて購入したんですけど(笑)。
ー どういったときに着るんですか?
森山:普通に日常で着ますよ。色味を拾ったりして、こっちだったらダークグレーだから全体を黒っぽい色で統一したりとか。まぁでもそれくらいです。正直言って、羞恥心は皆無です(笑)。「あの人、スター・ウォーズ好きなんだな」って思ってもらえれば勝ちというか。まぁ本当に好きだし、好きな映画のグッズを着るだけでテンションがあがりますよね。そのために着てるんです。

自作のシャツは、「シャツ屋さんにカーテン生地を持っていって仕立ててもらった」そうだ。
しかし、カーテン特有のゴワついた生地なので「着心地は最悪」とのこと。
そこから学んで、現在は総柄のシーツをストックしているらしい。
ー 一方ではシャツもお持ちいただいています。
森山:これは自分でつくったんです。布帛のシャツは古着屋などでもみたことがなくて、あってもパジャマや子供用のシャツくらい。先ほども話しましたが、ぼくは当時の気持ちのまま大人になっているので、着たいけど着れないというジレンマを長年抱えていたんです。だから自分でつくりました(笑)。
ー ともすれば、今回の「STAR WARS CUSTOM COLLECTION by ORIGINAL STITCH」のようなシャツのオーダーメイド・サービスはファンからしたらうれしいものなんでしょうか?
森山:すごくうれしいです。こういうのが欲しかった、というのが正直あります。
Tシャツの話になってしまうんですが、Tシャツはメインで着られる季節が夏場くらいしかないじゃないですか。それ以外は上にシャツやジャケットを羽織るしかない。ぼくの場合、そのときに見える柄やグラフィックとかも重要だったりします。昔、「JEDI」ってフロントに書いてあるTシャツを買ったんです。シンプルにそれだけが書かれていて、かっこいいなと思って気に入っていたんですけど、その上からジャケットを羽織ったら「ED」しか見えなくなってしまって、なんだか恥ずかしい思いをしたことがあるんです…(苦笑)。
ちょっと話がズレてしまいましたが、シャツであれば見える範囲が狭くても主張ができるので、すごく欲しかったんです。