Case 04_Milk Tea Meister With KITCHE
キッチンでも人前でも履ける万能さがこの靴の魅力だと思う。PROFILE

1985年生まれ。セレクトショップでの経験を経て、とある喫茶店にて勤務をスタート。独立後、2018年に「MILKTEA SERVICE」を設立。東京都内を中心にミルクティーのケータリングサービスを実施している。


810s KITCHE ¥5,000+TAX
ー 「MILKTEA SERVICE」はどのようにしてはじまったんですか?
須藤:もともと働いていた喫茶店から独立するような形でスタートしました。そこでは主にケータリングを担当していたので、「MILKTEA SERVICE」も同じように店舗を持たずにやっていくことにしたんです。


「MILKTEA SERVICE」のロゴは6パネルのキャップがモチーフ。「6種類の茶葉を使っているのでちょうどいいかなと思って」と須藤さん。ちなみに、キャップを真上から描いているのは「感謝の意を込めておじぎしたときの見え方です」とのこと。
ー コーヒーではなくミルクティーというのが、ありそうでなかった発想ですね。
須藤:そうかもしれません。うちのミルクティーは6種類の茶葉をブレンドしてつくっています。その配合であったり、お湯の入れかたなどを研究して納得のいくものをつくるのに3ヶ月ほどかかりました。でも、それだけ時間をかけたぶん自信の味になってます。甘さはあるんですけど、しっかりとコクのある味に仕上げてるので、きちんとお茶の味もして甘ったるくならないようになってます。
ー ミルクティーづくりはどこでされているんですか?
須藤:たくさんのオーダーが入るような場合は働いていた喫茶店やシェアキッチンなどの場所を借りてつくります。厨房の床は油汚れですごく滑りやすいので、こういう靴があると重宝しますよ。


ほぼ毎日どこかしらに出張しているという須藤さん。この日は渋谷にある「LECO」という美容院でケータリングをしていた。毎週水曜日はここに来て、髪を切りに来たお客さんにミルクティーを提供しているそうだ。

ー いま履いていらっしゃるのは「KITCHE」というモデルで、もともとは厨房用のシューズだったものをモチーフにつくられたアイテムです。
須藤:喫茶店で働いたときに、これと似たキッチン用の靴を履いていました。それは全然滑らなかったので、この靴もそうだと思うとうれしいですね。普通の靴を履いていると、滑らないように気を使うのですごく疲れるんです。
ー 仕事をしているとき、ミルクティーを足元にこぼしてしまうこともあるんですか?
須藤:あります。だから、普段履いている靴は結構汚れているんです(笑)。しかもお茶のシミってなかなか落ちないんですよ。
ー この靴は手入れがラクなアッパー素材を採用していて、汚れもサッと拭き取れます。
須藤:それはいいですね。あと、営業中はずっと立ちっぱなしなので、足が疲れない靴がいい。そのポイントもこのシューズはクリアしてますね。クッション性がすごくいいので。

ー デザインに関してはいかがですか?
須藤:かっこいいです。ハイテクでゴチャゴチャしたデザインの靴は苦手なんですが、これは無駄のないシンプルなデザインがいいですね。ぼくの場合、いろんな場所でケータリングサービスも実施しているので、仕事場は厨房だけではないんです。営業で人の前に出ることも仕事のうちのひとつなので、こういう洗練されたデザインになっていると履き替える必要もないし、いいですね。仲間にすすめたいです(笑)。

810s KITCHE
「KITCHE」も「CAF」と同様に厨房や食品工場で使われるキッチンシューズが原型。床に吸い付くマルチストッパーソールを用い、油や水に濡れた滑りやすい床面でも滑りにくい設計。アッパーには手入れがラクな合皮素材を採用し、ストレッチバンドで脱ぎ履きがしやすく、コート系スニーカーをモチーフにした品のあるデザインが魅力の一足。
¥5,000+TAX