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アメリカでは支持率No.1! ブルックスの歴史を紐解く、10のキーワード。
10 Keywords Of BROOKS

アメリカでは支持率No.1! ブルックスの歴史を紐解く、10のキーワード。

ランニング大国・アメリカにおいて、最も支持されているランニングシューズ、それが〈ブルックス〉です。100年を超える歴史を誇り、伝説的な投資家をも注目するスポーツメーカーの知られざる歴史、名作、そして最新のパフォーマンスモデルまで、一挙公開! 10のキーワードから〈ブルックス〉の魅力を紹介していきます。

  • Text_Masahiro Minai
  • Edit_Hiroshi Yamamoto

01.【1914年】始まりは、意外にも海水用シューズとバレエシューズの製造から。

1914年、ブルックスの前身となる靴工場は、ペンシルベニア州フィラデルフィアにて、ジョン・ブルックス・ゴールデンバーグによって設立された。当初は海水浴用シューズやバレエシューズの製造に参入し、その優れた品質により高い評価を得ていたが、当時のブランドのスペルは「BRUXSHU」であった。

1921年には野球スパイクを製造。これ以降、ブルックスのベースボールシューズは数多くの選手、チームに愛用され、そのなかには1950年代から60年代にかけて4度の本塁打王に輝いたニューヨーク・ヤンキースの強打者、ミッキー・マントルも含まれた。

1930年にはアメリカンフットボール用シューズも製造するなど、ブルックスはアメリカを代表するスポーツシューズブランドへと成長していく。

02.【1974年】『ランナーズワールド』誌も認めた名作「ヴァンガード」の存在。

1974年、1足のシューズの登場が、その後の〈ブルックス〉のランニングカテゴリーにおける成功へと導く。そのシューズが「ヴァンガード」である。リリース当時はヴィラノバの名で発売された、このランニングシューズは、かつての5000メートルの全米記録保持者で、19歳でメキシコ五輪の1500メートル決勝に進出した名ランナー、マーティ・リクォーリを始めとしたランナーたちのアドバイスにより完成。

度重なる怪我に悩まされたリクォーリは、脚の保護性能を徹底追及したシューズ開発のための助言を〈ブルックス〉に与え、完成したのがこのシューズ。ナイロンのアッパーは柔軟性に優れ、軽量なだけでなく、1/2インチのウェッジヒールを装備して20ドル以下という低価格も人気の秘密だった。

1976年の『ランナーズワールド』誌のシューズランキングで年間第2位、その後も最高評価であるファイブスター(五つ星)を獲得し続けた。ちなみに当初のモデル名のヴィラノバは、当時〈ブルックス〉の本社があったペンシルベニア州の陸上競技の名門大学で、マーティ・リクォーリの出身校のビラノバ大学から命名された。

03.【1975年】今やお馴染みのEVA素材、初めてブルックスが使いました。

1970年代半ばになると、スポーツシューズの開発競争が激化。〈ブルックス〉はいち早くミッドソールの重要性に注目したブランドとして、この部分の衝撃吸収性能を高めるために日々研究を続ける。その結果、ゴムよりも軽量かつ衝撃吸収性能に優れ、当時一般的だったラバースポンジよりも格段に蹴り戻しが早い発泡素材、EVA(エチレンビニールアセテート)を世界で初めてランニングシューズに採用することに。

『ランナーズワールド』誌でファイブスターを獲得したヴァンテージなどにEVAに使用すると、ランナーたちはその軽量性と衝撃吸収性の高さを絶賛。これ以来、他ブランドも追随することになり、1980年代にはEVAはランニングシューズのミッドソール素材で最もポピュラーな素材に。

EVAは加工がしやすく軽量なため、PU(ポリウレタン)とともに、現在でもランニングシューズのミッドソール素材として最も一般的なマテリアルとして愛され続けている。

INFORMATION

アキレスお客様相談室

電話:0120-89-4192

www.brooksrunning.co.jp
www.facebook.com/brooksrunningJP

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