PROFILE
メンズ・ウィメンズ問わず、雑誌から広告まで幅広いシーンで活躍。細部にひねりを効かせた、品のあるスタイリングに定評がある。フイナムでは蒼き才能を秘めた若き表現者たちにフォーカスしていく、不定期更新企画「路地裏てぃーん。」を担当。
汎用性の高いフラットな見た目、かつデザインの強度がある逸品。


ー 杉浦さんが〈ベーリング〉に注目されたきっかけを教えてください。
杉浦:3年ほど前くらいでしたかね、腕時計のスタイリング企画のときに知りました。モデルさんに実際に着けてみて、素直にかっこいいと思ったんです。高級時計にも使われるサファイアガラスのフェイスにプレーンなデザインは、スーツに馴染みカジュアルにも映える。どんなウェアにも合ってしまうんです。スタイリングのしやすさと同時に、〈ベーリング〉の存在感を足す面白みも感じましたね。
ー 具体的に、デザインの魅力はどんなところですか?
杉浦:建築にせよ家具にせよ、北欧のプロダクトって無駄がなく飽きがこないじゃないですか。〈ベーリング〉の時計もまさにそう。華美な装飾はないけれど、考え抜かれた機能美と、ストーリーに基づいたディティールが融合しています。結果、合わせやすくフラットな見た目でありながら、強度のある逸品に仕上がっていますよね。一つひとつ品のいい色づかいも好感が持てます。

ー ファッションシーンでの人気が高まっていることを実感されることはありますか?
杉浦:3年前はそうでもなかったですけど、今回、服のリースでプレスルームを周ったときに、ほとんどの人が知っていました。スナップ写真を撮るために街に立っていても、感度の高い子たちが着けているところを何度も目撃していますしね。あと、驚きなのは、高級感があるのにも関わらず手の届きやすい価格。それも支持される理由のひとつかなと思います。
ー 今回、3シリーズのモデルをピックアップしましたが、どのような視点でスタイリングを組まれましたか?
杉浦:この企画で一番伝えたかったのは「どんなスタイルにもハマる」ということ。だから、オンからオフまで、幅広くスタイリングを考えました。王道コーディネートはもちろん、ハズしとして取り入れるのもありですね。