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その人本来の魅力を引き出す。
杉浦:〈ベーリング〉の時計って、全体的に知的なイメージなんですが、このモデルには遊び心が感じられたので、ちょっと崩したスタイリングを提案させてもらいました。シャツを着崩し、放課後のようなスタイルに仕上げています。よりオンに見せたければ、レザーベルトに変更を。気分も佇まいも、まさに“チェンジ”できると思います。
ウィメンズは、ローズゴールド×ネイビーの文字盤を見て、すぐにサックスのシャツをイメージできました。ざっくりした開襟のレトロな雰囲気と、ステンレスベルトのモダンさというギャップもいい。しかもローズゴールドが肌を美しく見せてくれますしね。朝、シャワーを浴びたあとに、バサっとシャツをきて、〈コンバース〉を履いて、〈ベーリング〉をつけて さっと出かける…みたいな。すごく粋ですよね。さらりとした自然体の女性像を作りたかったんです。
BERING Changes Series
ー 最後に、スタイリングを通して感じたことがあれば、ぜひお聞かせください。
杉浦:冒頭の通り、やっぱりコーディネートの幅を見せられます。そして、ワンランク上のスタイリングも叶う。
シックなタートルネックやフェミニンなドレスとは、そもそも相性がいいブランドです。けれど、カラーを効かせたウェアや、スポーツ、ミリタリー、スクールと、あらゆるテイストを格上げするのにも有効でした。きっと和服にだって合うだろうから。よく「何にでも合うのは、何にも合わないこと」と簡易なデザインのことを揶揄したりしますが、〈ベーリング〉は違う。他を邪魔せず、品よく主張する。あってもなくてもいいものではなく、着けることに確かな意味が生まれると思うんです。