3年前、LAで知った90年代の〈リーパイプス〉。
ー 昨年のアイテムも多くの反響を呼んでいましたが、第2弾ということですね。
YUTA:前回は〈リー〉の「ウェスターナー」でコラボレーションをさせてもらったんですけど、そのあと打ち合わせで〈リー〉へ行ったときに、たまたま〈リーパイプス〉のラインナップがあって。それを見てPIGUくんと「こういうスタイルのやつ昔あったよね」と盛り上がったんです。そして「これで何かやろう」と、はじまりはそんな感じでしたね。
PIGU:〈リーパイプス〉は1997年にはじまったブランドですけど、実はぼくは通ってこなくて。で、〈10匣〉をスタートさせた3年前くらいに、ちょうどLAで〈リーパイプス〉とか〈ジンコ〉とか、90年代後半のアイテムが流行り出してたんです。そのへんから気にはなっていて、だから打ち合わせで〈リーパイプス〉を見たときは、ちょっとテンションが上がりましたよね。
ー そのとき見たのはどんなデザインのものだったんですか?
PIGU:今回制作したナイロンのものの色違いでした。あと〈リーパイプス〉って、一般的にはカリフォルニアのイメージだと思うんですけど、ぼくらは日本の90年代っぽさも感じていて、そこもかっこいいなと思ったんですよね。
ー YUTAさんも90年代当時から、このあたりも知っていたんですか?
YUTA:カルフォルニアからはじまったこっち系の服って、中学に入ったときに、ちょうど2つ上の先輩たちが着ていて、自分も影響されていった感じです。〈ブロンズ エイジ〉とか〈ドリル〉とかを中学1年のときに着ていました。それでサーフィンをはじめたときに、〈エスエムピー〉や〈ロスト〉なんかのブランドも着るようになって。
PIGU:LAもそうだし、日本もそうですけど、いまネクストヴィンテージといって、90年代の〈クイックシルバー〉とか〈ガッチャ〉とか、そういったものが注目されているじゃないですか。〈リーパイプス〉もそんなノリで、注目度は上がっていますよね。
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