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Shopping Addict 2020 Jun. 〜編集部員のお気に入り〜

Shopping Addict 2020 Jun. 〜編集部員のお気に入り〜

今月から10人の大所帯でお送りする「Shopping Addict」。総数なんと40点‼︎ 編集部員それぞれの“好き”が詰まったアイテムたちです。一点一点、漏らすことなくご覧あれ!

小牟田亮
山本博史
石井陽介
中田潤
村松諒
木村圭佑
黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
脇山修平
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小牟田亮

なにもない夏。

今年の夏はフェスもない、海の家もない、Mもない、Lもない、もういい? という寂しい夏になりそうです。ですが、こんなときでしか味わえないメロウでオフビートな夏にできたらいいなと思っています。が、それってどんな夏ですかね??

YUKS

ユックスのシューズ

ハンドメイドでこの価格。

ブラウンのスエードシューズってなんか大人な感じがしませんか? 今年43歳になる中年が、大人もクソもないのですが、なんというか酸いも甘いも噛み分けた人物が足を通す靴というイメージがありまして。王道の〈クラークス〉もいいのですが、もうひとひねり欲しいなぁと常々思っていた自分は、〈パドモア&バーンズ〉が好みのど真ん中でした。よそのブランドを出しまくるこの原稿もどうかと思うのですが、この〈ユックス〉を初めて見たのは「レショップ」の金子さんのインスタのストーリーズ。見た瞬間に一目惚れしました。風格があるのに可愛らしい。どこのブランドだろうと聞いてみると〈ユケテン〉だそう。正確には〈ユケテン〉が新しく立ち上げたラインの〈ユックス〉でした。〈ユケテン〉の持つ根を詰めた感じが、いい塩梅で抜けている絶妙な湯加減にヤラれました。
¥27,500+TAX

レショップ
03-5413-4714

WIS-NESS

ウィズネスのTシャツ

品あるパロディとユーモア。

「ウィズム」と〈イズネス〉の出会いは意外と最近で、昨年の秋頃。コラボものを作ってサクッと完売したのを皮切りに、お付き合いがスタートしたそう。個人的な感想ですが、それまで出会ってなかったのが不思議で仕方のないくらい相性のいい両者だと思います。双方が持ち合わせているポップセンス、思い切りのよさ、そしてトレンドとの距離感なんかが、かなり近いと思うのです。あとこの〈ウィズネス〉というネーミングセンスですよね。この名前が出た瞬間に、勝ち戦が決まったのではないでしょうか。「ウィズム」ディレクターの堀家さんのこういう言語感覚はピカイチですね。なにがかっこよくてなにがダサいのかが、肌感覚で分かっているお方です。早川義夫の「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」ともまたちょっと違うんですよね。。あ、長々と書きましたが、このTシャツすでに完売してまして。。夏に長袖のリリースが、そして秋冬にはまた新たな展開があるはずなので、引き続きチェックしていこうかなと思います。
¥8,800+TAX

ウィズム渋谷店
03-6418-5034

VM

ヴイエムのカードケース

令和仕様のウォレット。

北欧とか中国とは比べるまでもないですが、日本でも随分キャッシュレス決済が広まってきたのではないでしょうか。そしてこの先もっと加速することになると思います。理由はもちろんコロナです。紙幣や硬貨に直接触れることなく会計を済ませるというのは、これからのスタンダードになっていくはずです。すでにパリのカフェではそうなってるみたいですよ。このコロナ禍で随分名を上げた? 作家の辻仁成さんのサイトで拝見しました。というわけで、この先財布はこのようなカードケースに姿を変えていくと思うのです。そういう目で色々探していたんですが、超ミニマルな〈ヴイエム〉が一番しっくりきました。フツーならバーガンディのシボ革なんてちょっと敬遠したくなる感じなんですが、ここのなら全然いけます。生まれて間もないブランドですが、育ちがいいんですかね。
左:¥18,000+TAX、中:¥16,000+TAX、右:¥14,000+TAX

ヴイエム
www.vm-official.jp

Snow Peak × THE INOUE BROTHERS

スノーピーク × ザ イノウエ ブラザーズのパックT

友情が織り込まれたTシャツ。

雑誌『フイナム・アンプラグド』の取材で、デンマークはコペンハーゲンに降り立ったのはちょうど2年前のこと。彼の地の衣・食・住、アート、エコなど、たっぷりと北欧の空気を満喫しました。そして、その取材を完璧にフォローしてくれたのが、〈ザ イノウエ ブラザーズ〉の井上聡(さとる)さんでした。豪快だけど繊細で、会った人誰もが惹きつけられてしまうエナジーを発しているハートフルな方。さらにコペンハーゲンでは〈スノーピーク〉の山井梨沙さんとも会うことができました。旧知の仲である聡さんと山井さんはそのときにコラボレーションアイテムの制作を企んでいました。その縁は今に至るまで続いているというわけで、新作がこのパックTです。パックTという語感にはふさわしくない極上な質感は悶絶ものです。
¥12,800+TAX

スノーピーク
0120-010-660

山本博史

KOUKYO100。

1周5キロの皇居を20周する自主的なイベント「KOUKYO100」。途中からは歩いて、走っての繰り返しだったけど、なんとか12時間半くらいかけて完走。レースが続々と中止となり、モチベーションが上がりにくいなかで、久々に達成感を感じましたわ、うむ。

MOUNTAIN HARDWEAR

マウンテンハードウェアのジャケット

常にカバンに入れときたいヤツ。

地上は暑くても、山頂は肌寒い、なんてことは山を走っているとよくあることです。これって日常生活も同様。高温多湿な日本の夏は、屋外は暑く、室内は冷房ガンガン。寒さを感じることもしばしばあります。そんなときに重宝するのが薄手のジャケットです。そこでご紹介するのが、〈マウンテンハードウェア〉の「コアプレシェルフーディー」。極薄・超軽量素材のパーテックス社の「カンタムエア」を採用し、重量はMサイズで僅か140グラム! 防風性とともに通気性にも優れ、着心地はしなやかで伸縮性も完備。それでいてクライミングでも使えるほどの耐久性を誇ります。しかも、手のひらサイズに収納できるパッカブル仕様なのも魅力的。クライミングから登山、トレイルランニングなど、あらゆるアクティビティに使えるんだけど、街でも馴染む絶妙なカラーリングも嬉しいポイント。山でも、街でも、常にカバンにに忍ばせておきたいヤツです。
各¥15,000+TAX

コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803
www.mountainhardwear.jp

THE NORTH FACE

ザ・ノース・フェイスのトレイルランニングシューズ

防水透湿+通気。

昨シーズン、デビューを飾った〈ザ・ノース・フェイス〉のオリジナルの防水透湿素材「フューチャーライト」。その特徴は高い防水透湿性能だけではなく、優れた通気性にあります。実際、70キロ弱のトレイルレースでレインシェルを使用したところ、ほのかに感じる通気性にしなやかな肌触りも相まって、とにかく快適。そんなフューチャーライトを使ったトレイルランニングシューズ「ウルトラトラクションフューチャーライト」が今シーズンより登場。通気性に優れたメッシュアッパーにサイドをTPUコーティングで補強を加え、小石の侵入を防ぐブーティ構造を採用。ミドル、ロングレース向け特有の安定感に長けた履き心地もぼく好み。より繊細なタッチで蒸れを感じる足元で、どれだけの違いが出るのか。実際に履いて確かめてみたいです。
¥18,000+TAX

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560
www.goldwin.co.jp/tnf/

TABIO SPORTS

タビオスポーツの靴下

耐久性に惚れました。

靴下を選ぶときに意外と気になるのが耐久性です。もし穴が空いていて、人に気付かれたら赤っ恥をかくし、すり減っているのも貧乏くさい。だからといって耐久性は実際に履いてみないと分かりません。そんななか個人的に耐久性の高さを実感しているのが、靴下専門店〈タビオ〉が展開するスポーツライン〈タビオスポーツ〉のランニング用の5本指タイプです。数年前にゲットしてから、日常から日々のジョギング、レースなど、あらゆるシーンで使っても壊れ知らず。さすがにへたれてきたので、新調しようとサイトを覗いたら、あらやだ近年話題のメリノウールタイプがあるじゃないですか。吸放湿性、保温性に優れ、消臭機能も搭載。ソールにはクッション性のあるパッドを合わせ、不整地での安定した走りを可能にするアンクルサポートも完備。さらに立体製法にアーチサポート機能も備え、靴下専門店ならではの疲れにくく快適な履き心地を実現。せっかくなら50キロ以上のロングレースで、その性能を耐久性も含めて検証したいです。
各¥2,200+TAX

タビオ
03-6419-7676
tabio.com/jp/brand/tabio-sports/

MAMMUT

マムートのバックパック

ただ背負ってみたい。

マンモスのマークでお馴染みのアウトドアメーカーといえば、スイス発の〈マムート〉です。150年以上の歴史を誇り、愛らしいアイコンとユニークな広告とは裏腹にコアなものづくりに対して定評があります。そんな〈マムート〉より画期的な背面システムを搭載したバックパック「デュカン スパイン」が登場。人間の生体力学に基づいて開発されたアクティブスパインテクノロジーという背面システムは、上下をグラスファイバー支柱で連結し、肩や腰の動きに追随することで、荷重分散を実現。重い荷物を背負った状態でも、自然な歩行をサポートしてくます。しかも、背中との接地面も少なく、通気性も抜群。表地には強度の高いリップストップナイロンを合わせ、取り外しのできる一体型レインカバーや取り付け可能なサコッシュなど、オプションも満載。なによりもアウトドアザックらしからぬスペーシーなルックスは、背負ってみたい欲求を掻き立ててきます。
左:DUCAN SPINE 50-60 ¥29,000+TAX、右:DUCAN SPINE 28-35 ¥24,000+TAX

マムート スポーツ グループ ジャパン
03-5413-8597
www.mammut.jp

石井陽介

ロンバケ聴いているなう。

夏と聞いて思い浮かべるのは永井博さんのイラスト。真っ青な空、強い日差しを感じさせる濃い影、肌が焼けた男、天高く伸びたパームスプリングス…。永井さんが描く風景には、気持ちのいい夏が凝縮されています。さて、今年はどれくらい夏が味わえるのだろうか。近日、永井さんを取材した記事が公開予定です。お楽しみに。

BROOKS

ブルックスのレザーサドルB73

新しい相棒。

新しい生活様式として推奨されている自転車通勤。というわけで、しばらく放置していた自転車を引っ張り出して乗り始めました。しかし改めて乗ってみると、都内をぐるぐる移動する分には公共機関よりも便利ですよね。30分もあればある程度のところまでは行けちゃうし、密も避けれてストレスとも無縁だし。さて、そんな自分の自転車ですが、フレームは〈サーリー〉の「クロスチェック」というモデルで、元々はシクロクロス向けのものを街乗り仕様にカスタムしています。フロントには荷物を積めるようにカゴを付け、ハンドルポジションもゆったりとしたものにチェンジ。その他もちょこちょこいじってはいますが、最近手に入れた〈ブルックス〉のレザーサドル「B73」が調子良過ぎました。ご覧の通り前後に計3つのスプリングを備えたクラシカルなサドルで乗り心地も抜群。ちょっとした段差も一切気にならないのでシティクルーズに最適です。見た目も愛らしいったら。
¥22,000+TAX

ダイアテック
www.diatechproducts.com

Mile

マイルの柏田テツヲのフォトTシャツ

アメリカを着る。

音楽、映画、そしてファッション。好きなものの先には必ずアメリカがありました。彼の地に憧れ、いろんな写真集を手に取り眺めながら妄想を膨らませたあの頃、なかでも感銘を受けたのがウィリアム・エグルストンです。アメリカの日常を素直に切り取ったエグルストンの写真からは、現地の生活や匂いをありありと感じることができたんですね。いまでもフェイバリットな写真家のひとりです。そして日本にも、アメリカの空気を捉えられる写真家がいます。柏田テツヲさんです。はじめて氏の写真を見たとき、エグルストンと出会ったときのような驚きと感動がありました。まるで映画のロードムービーを見ているような感覚。写真集『MOTEL』に収められた写真は、いまも頭なのなかに残っているほど印象的なものばかりです。柏田さんのフォトTを着るということは、自分にとってアメリカを着るということなんですね。
左上・右上・左下:各¥8,800+TAX、右下:¥9,800+TAX

にしのや
nishinoya.thebase.in

GOFUKUSAY

ゴフクセイのシャワーサンダル

足元にヤーマン。

“おしゃれは足元から”。ファッションにおける常套句として耳タコではありますが、スタイリングにおけるシューズの重要度は非常に高いです。TPOはもちろん、スタイリングの狙いや季節感まで、足元ひとつで決まってきます。で、これから本格的な夏を迎えるにあたり新調したのがご覧のシャワーサンダルです。ストラップに配したご機嫌な柄は、50年代製のジャマイカ柄のアロハシャツから柄取りしたもの。アメカジ的な格好にも合いますが、個人的にはモノトーンでまとめたシックなスタイルの足元に合わせたい。いずれにしてもカラフルで陽気な見た目は、どんな格好でも夏をこれでもかってくらい盛り上げてくれそう。今年の夏はどこも規制、規制で思うように遊べなそうだし、せめて格好ぐらいは夏を楽しみたいですよね。
¥5,500+TAX

ファジック
03-6721-0730
fasic-store.jp

WILLY CHAVARRIA

ウィリー チャバリアのシャツ&ショーツ

蛍光色の夏。

自粛期間中に部屋の掃除をしていたら子供の頃の写真が出てきまして。で、恐る恐る見てみたらびっくり、ピンク、オレンジ、イエローと蛍光色の服ばかり着ていたんですね。 派手好きな親の影響か、南国の血を引いているせいか、カラフルなものばかり身につけていました。汗。三つ子の魂百までとはよく言ったもので、当時の趣味嗜好はいまも変わらず、暖かくなってくると相変わらず派手な服に食指が動きます。写真はここ数年好きで買い続けているブランド〈ウィリー チャバリア〉と〈ヒュンメル〉がコラボしたシャツ&ショーツ。薄手のナイロン生地は軽やかで涼しくこれからの時期にぴったりだし、なにより、この眩いばかりの発色!セットアップで着たら威力も倍増。派手好きの自分も大満足のインパクトを放ちます。ちなみにプリントされた“5683”とは、携帯電話のダイヤルパッドで“LOVE”を表したもの。こんなご時世だからこそ、ラブ&ピースの気持ちは忘れたくないものです。
シャツ 各¥21,000+TAX、ショーツ 各¥17,000+TAX

ジェットン ショールーム
03-6804-1633

村松諒

ぼくの格好そのもの。

今回紹介する4点は、ぼくの現在のコーディネートそのもの。ここにプラスα、〈モンベル〉のサコッシュと〈コンバース〉の「オールスター」(CT70)を加えたら、もう完璧です。特に意識してないんだけど、やっぱり黒、黒、黒…のオンパレード。そろそろこの色から離れたいけど、魅力的なんだよな〜。

REIGNING CHAMP

レイニングチャンプのキャップ

アメリカの記憶。

昨年、撮影でサンフランシスコとヨセミテに行きました。実はアメリカは恥ずかしながらこれがはじめて。ひと、クルマ、木…、目に映るものすべてが大きくて、新鮮に感じたことをいまでも良く覚えています。ジョン万次郎的な感覚とでも説明すればいいでしょうか(笑)。アメリカンカルチャーから多大な影響を受けた少年時代、ぼくにとってアメリカに行くことはひとつの夢、目標でした。特に郊外のオンザロードで見た夕日が美しく、いまでも目に焼きついています。言葉では表せない日本と違う光の感じ…。ウィリアム・エグルストンやスティーブン・ショアの写真がなぜあの色になるのか、なんとなく分かったような気がしました。そんなアメリカでの夢のような時間を使って、買ったのがこちらの〈レイニングチャンプ〉のキャップです。一目惚れした理由はミニマル極まりないオールブラックのデザイン。しかも防水&透湿に優れるスリーレイヤー素材を使い、縫い目にはシームテープを当てた完全防水の一品です。梅雨のいま、コレを被るとアメリカの記憶が鮮やかに蘇ります。
¥10,000+TAX

サザビーリーグ
03-5412-1937
reigningchamp.com

COMME des GARÇONS

コム デ ギャルソンのブルゾン

コム デ ギャルソンとは。

最近の愛読書といえば『パリ コレクション 20』(1996年、繊研新聞社刊)。日本のファッションジャーナリストの先駆けといわれ、プレタポルテの黎明期からコレクションを取材し続けた織田晃さんが繊研新聞編集委員の時にまとめた一冊です。もともとオートクチュール全盛だったパリコレクションに1960年代末から新進デザイナーが次々参加、プレタポルテがその主役にとって代わる歴史を分かりやすく紹介しています。〈コム デ ギャルソン〉がパリに登場したのは1981年。いまでこそ、その地位を確立していますが、当時は “異端のモード” として現地の新聞各社に取り上げられたことも触れられていました。そういった偏見をことごとく覆し、何十年もパリで発表していることを考えると、そのすごさたるやどう形容していいのか言葉が見つかりません。実はそんな魅力的なブランドだからこそ、ぼくは憧れる反面、これまで一度も服を買ったことがありませんでした。〈コム デ ギャルソン〉を着る強さが自分にはない、そんなことを思って避けてきたのですが、意を決して挑戦したのがこのナイロンブルゾンです。コロナ禍に「エマージェンシー」企画として緊急リリースされたシリーズのひとつで、背面にメッセージがプリントされた、潔いデザインに惹かれました。自分にとっての新たな1ページ。そんなことをこのブルゾンに感じています。
¥14,000+TAX

コム デ ギャルソン
03-3486-7611
www.comme-des-garcons.com

LACOSTE

ラコステのビッグポロ

マイ・ラコステ。

先日、特集「夏の定番中の定番。ぼくらのマイ・ラコステ。」をアップしました。きっと熱狂的読者のみなさんはチェック済み…(笑)だと思いますが、改めて内容をご説明すると、ジャンルの異なる男女6人にポロシャツを着てもらい、ポートレート&インタビューを通じて〈ラコステ〉の魅力を紐解くというもの。練りに練った出演者はKEN THE 390さん(ラッパー)、たなかみさきさん(イラストレーター)、柳亭小痴楽さん(落語家)新井伸吾さん(バイヤー)、塩塚モエカさん(ミュージシャン)、KOTSUさん(DJ)。記事になってみると、それぞれのポートレートには個性というか人柄のようなもの滲み出ていて、いい意味でのリアリティを感じていただけると思います。この特集のなかで、いまイチ押しの若手落語家のひとり、小痴楽さんに着てもらったのが、新作のビックポロ。何がいいって実は定番中の定番「L.12.12」よりも身幅が広く、袖も長めにつくられたニューシルエットで、ストリートライクなファッションに難なく取り入れることができるんです。ポロシャツを着たことがない…という方も安心! はじめての “マイ・ラコステ” にオススメの一枚です。
¥14,000+TAX

ラコステお客様センター
0120-37-0202
www.lacoste.jp

ROTHCO

ロスコのカーゴショーツ

恐るべし。

夏に欠かせないモノといえばショーツもそのひとつ。ぼくの勝手な恒例行事に、毎年夏になると穿くモノがなくて焦るっていうのがあります(笑)。そもそもで、自分のなかで面倒なことは後回しにするクセがあるんですよね。今年こそはそういうことから脱却しようと、先手を打って探したというわけです。ネットでアレコレ調べた時にふと頭をよぎったのが〈ロスコ〉の文字。というのも、ここ2年ぐらいぼくは冬に〈ロスコ〉のMA-1を愛用していて、ショーツもアリかも!と思った次第です。もちろん、買うならミリタリー顔のカーゴショーツ一択。早速、良く使う「楽天」で検索、値段の安い順に並べて変えて、良さそうなお店で恐る恐るポチったところ、これが大正解 “◎”! 例年であればショーツを下ろすタイミングは7月からと決めているのですが、今年は超フライングで〈ロスコ〉が大活躍。色はいくつか選択肢があるのですが、この黒はトップスが何でも合わせやすく、オススメです。そんなこんなで7月を前にして、もう一本ストックを買おうか検討中。恐るべし〈ロスコ〉なのでありました。
¥3,000+TAX〜¥5,000+TAX(参考価格)

ロスコ
www.rothco.com

木村圭佑

プロ野球が開幕しました。

ついにですね。みなさんの贔屓球団のスタートどんな感じでしょう? 日ハムのワンフーである自分としては、そろそろ清宮に覚醒してほしいと思いつつ、ジェームスこと野村に期待を抱きつつ…毎日の楽しみが2割増しになっています。

Coleman × URBAN RESEARCH

コールマン × アーバンリサーチのランタン

パネルが取り外せて、光を分裂。

ちょっとこれ、便利すぎます。説明させてもらいます。写真を見てもうとわかるのですが、本体から4枚引き剥がせる仕様になっていて、それぞれが小型ライトとして使えます。だから、たとえば大人数でのキャンプで、夜ヘッドライトを持っていないひとに貸してあげたりできます。それぞれが独立する仕様でもあるので、テーブルに置いたりとか、テントの枕元に置いたりとかでもいいですね。USBのポートも付いているので電子機器の充電も可能。動力はアルカリ単一形乾電池4本または8本。連続点灯時間は8本の場合20時間〜400時間、4本の場合は約13時間〜約196時間(明るさにより異なる)。防水性能もあって、全方向からの水しぶきに10分間耐えることができます。これを見たときにキャンプシーンをもちろん想像したんですが、災害とかにばっちりじゃんと思いました。インラインではレッド一色ですが、「アーバンリサーチ」の別注はミリ顔のコヨーテカラー。これは買いです。
¥12,000+TAX

アーバンリサーチ バイヤーズセレクト
www.ur-buyersselect.com

BROWN by 2-tacs

ブラウンバイツータックス

太め、短め、軽め。

意外にショーツって、しっくりくるものが少ないです。フルレングスのパンツよりもシルエットだとか、丈の長さが強調されるので。あと、動きやすさとか、生地の厚さなんかも夏を乗り切るには大事。そのすべてのチェックポイントを満たしてくれたのが〈ブラウンバイツータックス〉の一本でした。膝上のいい具合な丈で、ワタリも広いから風通しもいい。素材はナイロンフレックスを使用しているので、伸縮性があって速乾性にも優れています。BBQして川に飛び込んで、そのまままたBBQ、みたいなシーンも、このショーツひとつあれば快適に過ごせます。見た目と機能の両面で夏をサポートしてくれそうです。
各¥24,000+TAX

ザ フォントショップ
03-5724-7232

fresco

フレスコの器

衣だけじゃなく器も夏に。

自粛中は毎食自炊でした。休みの日とかは無駄に鶏皮を買ってきて鶏油をつくったりして。でも、なんたって器がない。漫画『美味しんぼ』でも、唐山の器を士郎と雄山がこぞって使っていたし、魯山人も美食家であり陶芸家。それだけ料理の器は大事という話しです。料理と器のコーディネートは、おいしい料理の必須条件。そしてこの器です。2005年、大阪で立ち上げられたガラスブランド〈フレスコ〉のもの。見てもらうと分かるのですが、半透明になっていて、いかにも涼しげなのです。手仕事でつくられているから、それによって生まれる揺らぎも非常にいい味が出ています。2つとして同じものはありません。ちなみに白以外にも、グレーや紫などの色展開もあり。
左¥4,800+TAX、右¥4,200+TAX

雨晴
03-3280-0766

EASTFAREAST

イーストファーイーストのTシャツ

オンスも肌触りも色も好き。

化繊だと話は違いますが、コットンのTシャツは一シーズンでダメにしてしまうタイプです。襟はヨレるし、汚れるし、色は褪せるし。なので、いつからか“Tシャツは消耗品”という考えになっていたんですが、〈イーストファーイースト〉のTシャツは違います。10年着られるカットソーを目指してつくられ、すべての製品は糸から紡績。工場オリジナルで編み立てた特注生地を用い、シルエットも普遍的。8オンスのコットンですが着心地はなめらかです。ガンガン洗濯をしても、ちょっとやそっとじゃへこたれません。そこに3センチ幅のバインダーネックであったり、裾のスリットだったり、ウエストがビミョーに絞られていたりして、アイデンティティもしっかりあります。あと、パステル系なんて普段選ばないですが、〈イーストファーイースト〉のやつは不思議とまろやかで、なんか手に取ってしまうんです。
各¥5,900+TAX

ブツ・ヨク ストア
shop-butsuyoku.jp/eastfareast

黄田駿

歳を重ねるごとに京都が好きになる。

ブログでも書きましたが数ヶ月ぶりに京都へ。上京してまだそんなに経ってないと思っていましたが、それでも街は新陳代謝を経て、見知らぬ顔を覗かせていました。それは嬉しくもあり、寂しさも僅かながら。近々、進化する京都の記事も公開します。乞うご期待。

AURALEE

オーラリーのジャンプスーツ

幾星霜を経て、飛躍。

古着にどっぷりだった十代の頃から大好きなジャンプスーツ。ブランドの有名無名に問わず、さまざまなアイテムに手を出してきました。そのたびに焼畑農業の如く、増えては減らし、増えては減らしの繰り返し。それがようやく実りを迎えました。桃栗3年、柿8年、ジャンプスーツ14年。指折り数えた季節の果てにたどり着いたのが、〈オーラリー〉のこちら。ニュージーランド産ウールを強撚し、ゆるく織り上げることで風通しがよく、ドライタッチな風合いに仕上がっています。そして目を凝らすとわかるピンストライプ柄。これはキュプラリネンを染め残すことで表現されています。シンプルななかに繊細な仕事が尽くされているのです。生産者の人柄が伝わる美しい作物のように、デザイナー岩井さんの丁寧さが浮かび上がります。愛情をたっぷりと注ぎ、すくすくと育てていきたい一着です。
¥70,000+TAX

オーラリー
auralee.jp

All Blues

オールブルースのトリプルネックレス

煌びやかでいて硬派、そしていぶし銀。

チープな白Tに、ぶっといデニム。“シンプル”という研磨され丸みを帯びた言葉は眩しすぎて、到底似つかわしくないぼくの夏服。無理くり当てはめるとすれば、質素とか野良とかそんな感じ。そんなぼくが喉から手を伸ばし憧れているのが、〈オールブルース〉のアクセサリーです。ケレン味のあるデザインとものづくりへのフィロソフィーに惹かれるのです。このネックレスも単調なリズムを崩すバランス感覚が絶妙なんですよね。それは伝統的な金細工のノウハウと最新鋭の3Dテクノロジーの組み合わせによるところでしょう。どこかのアイドルみたく、いまさらチャラい金髪にするわけにもいかないし、実直なものづくりによって完成したシルバーネックレスを身につけ夏を謳歌する。それがぼくなりの「男としての挑戦」です。
¥101,000+TAX

エドストローム オフィス
03-6427-5901

beautiful people

ビューティフルピープル×メープルソープのコレクション

背中で語るってこういうこと。

BDSMカルチャーを切り取ったモノクロームで知られる稀代の写真家、ロバート・メープルソープ。センセーショナルな作品やスキャンダラスな半生につい目を奪われてしまいますが、セルフポートレートや花などの静物もスルーは禁物。そんな彼の作品を宿した〈ビューティフルピープル〉とのコラボアイテムは、どんなタッグも裸足で逃げ出すほど圧倒的なクオリティです。おなじみのライダースをはじめ、ボウリングシャツやTシャツなど、レンジ広めな展開には心躍らされるばかり。ブラックボディに落とし込まれた白と黒のプリントを見ていると、光の階調を殊更意識させられます。幾たびも脚光を浴びた彼の美学が、〈ビューティフルピープル〉の照射する光によってありありと。メープルソープの残した名言に敬意を払いつつ、「この名品に袖を通さずして死ねない」と思った次第です。
© Robert Mepplethorpe Foundation.
www.mapplethorpe.org.
Licensed by Artestar,New York.
ライダースジャケット ¥95,000〜+TAX、スエットパーカー¥38,000+TAX、コーチジャケット¥54,000+TAX、スビンピマTシャツ¥18,000+TAX、ボウリングシャツ¥30,000+TAX

ビューティフルピープル
beautiful-people.jp

CLAYMORE

クレイモアのサーキュレーターV600

扇風機の風雲児。

冷え性なのに暑がり。矛盾した性分を抱えているため、真夏の冷房事情は毎年悩まされます。そこで燃えるような熱視線を送っているのがこの扇風機です。大きすぎると収納に困るし、小さすぎると役不足。このサイズ感(高さ350ミリメートル)はまさに理想的でした。さらに軽量なのに相当パワフル。リビングで使えるだけでなく、充電式で持ち運べるためベランダやキャンプシーンなど八面六臂の活躍は間違いありません。十分すぎるスペックだけでなく、こういったミリタリー然としたルックスにも滅法弱いんですよね。ほかのインテリアとケンカせず、どっしりと構える。器の大きな大黒柱さながらの風格を漂わせています。サーキュレターシーンに突如現れた小さな巨人、旋風を巻き起こしそうです。
¥5,980+TAX

クレイモア
www.claymore.jp

須藤結理

PPP。

エマ・ワトソンがメディアで私物のバッグを公開してたんですが、クールな見た目に反して中身がパンッパン。おこがましくも同じ匂いを感じました。と言っても25だしそろそろ身軽になりたい。てことで今回はポケット多めのセレクトです。ご査収ください。あ、関係ないけど、PUNPEEおめでと〜!

Ozaki Sangyo × EFILEVOL

尾崎産業 × エフィレボルのシティレインコート

弾いて、タフガイ。

ここ数年、文明の利器・レンタルサイクルで東京を滑走してきた私ですが、ついにマイチャリを購入。まるで我が子のように毎日顔を合わせているんですが、雨の日だけはやむなく自粛しています。悔しい。本格的な梅雨を前に、この問題を解決できないかと強靭な合羽を探していたら、ついに見つけました! 清々しい毒っ気とユーモアが得意な〈エフィレボル〉と、漁業や農業などの外仕事用の合羽をつくっている和歌山県の「尾崎産業」。異色の2組が合作したレインコートは、PVC100パーセントで滑らかかつ超頑丈。ポケットが前後で計5つ付いているので、かばんいらずなうえ、街着としてもサマになる一着なんです。ちょっとやんちゃなブルーと、寡黙でクールなブラック、我が子との相性をみて決めるとしましょう。
各¥35,000+TAX

エフィレボル
info@efilevol.com
efilevol.com

UNDECORATED

アンデコレイテッドのクールクラッシュコットン エラスティック ショーツ

膝小僧だせど淑女。

スカートよりもパンツ派、ロングよりもショート派。となるとショーツが着られる夏は最高以外の何物でもありません。なんですが、髪が短く足のキズも多いせいか、完全に『ぼくのなつやすみ』のボク仕様に…。毎夏避けられないこの問題を解決すべく、お上品なそれを探していたら、ございました。〈アンデコレイテッド〉ありがとう。シャリ感のあるウェザー生地に数種の加工がなされ生まれた、このハ・リ・カ・ン。素晴らしい。で、ここからがポイント。やや小さめのフラップポケットが、左右それぞれセンター寄りに鎮座してるんです。このささやかな茶目っ気、絶妙すぎやしませんか? これならくたくたのTシャツとも合うし、パリッとしたトップスなんか言わずもがな。さて、虫あみなんか捨てて、ブルーボトルの水出しコーヒーでも買いに行きますか。
¥25,000+TAX

アンデコレイテッド
03-3794-4037
undecorated.jp

PUGMENT

パグメントのタトゥー・ビーディーユー・ジャケット

纏うは人類史。

「戦後の占領下、言葉が失われた世界。人々は街に残るTシャツの文字から歴史を復元しようと試みるー。」これは〈パグメント〉20春夏コレクションで紡がれた架空のストーリー。アート界からも多大な注目を集める所以は、その次元をぶっ飛ばした、唯一無二の世界観にありそうです。なかでも気になったのが、カーキのボディに淡いブルーの模様が配されたBDUジャケット。よくよく見ると何やら文字が。なんとランダムに写真を集め、そこに写っているひとのタトゥーを抽出したものだそう。見知らぬひとらが身体に刻んだ、彼らの譲れぬ言葉たち…並並ならぬエネルギーを感じます。ストリートマインドな制作背景を胸に、ゆるっと羽織ってメンチを切れば、歩幅もおのずと広がるでしょう。
¥62,000+TAX

パグメント
info@pugment.com

写真家・植本一子

個人的な三月 コロナジャーナル

綴られるはずではなかったもの。

身ひとつで挑んで食らうこともあれば、構えて肩透かしを受けたりもする。写真家・植本一子さんが残す写真と言葉は、スクロールするように流すことができない。2月末から3月末までの約一ヶ月を綴ったこの日記は、ご自身のため、お世話になっている本屋さんを応援するためにつくったものだそう。コロナ禍での生活を、いたって冷静に、ときに鋭利な矢を忍ばせながら書いていて、チクリと胸が痛みました。と同時に、実体のないものに疲れる日々を私も送っていたせいか、妙に共感。勝手に嬉しくなっていました。コロナがなければ生まれていたであろうものと、コロナのせいで生まれてしまったもの、その両方をこの一冊の中に見たような気がします。
¥1,200+TAX

石田商店
ecdstore.thebase.in

竹田崇真

東京一年生。

この撮影をしているとき、カメラマンさんのプレイリストから流れてきたのが、竹原ピストルの『東京一年生』。人生初のひとり暮らし、東京での新生活、外出自粛、このトリプルパンチでヘタっていたメンタルに滲みました。暮らしづらさを感じるのは、街のせいじゃなく、夢があるからだそうです。

HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE

オム プリッセ イッセイ ミヤケのスタンドカラーシャツ

至高のプリーツ。

最近、服を買うときに重要視しているのが、“ストレスフリー”というキーワード。着用時の快適性は言うまでもなく、気兼ねなく洗濯できて、すぐ乾く、さらにはシワにならないといったポイントも欠かせません。このワガママを余すことなく叶えてくれるのが、〈オム プリッセ イッセイ ミヤケ〉。なかでも目に留まったのが、“EDGE SHIRT”と名付けられたこちらのシャツ。幅広のプリーツ、ロング丈、スタンドカラーといった普通とはほんの少し違うディテールが詰め込まれたデザインは、天邪鬼なぼくにどんぴしゃり。普通のシャツであれば、洗濯のたびにアイロンがけをするのが定石ですが、プリーツのおかげでその必要はなし。さらに、素材はポリエステルなので、乾きやすく軽量。デザイン性と機能性の両立を謳うアイテムは数多ありますが、その最高峰と言っても言い過ぎではなかろうかと。
各¥30,800 in TAX

オム プリッセ イッセイ ミヤケ
www.isseymiyake.com/hommeplisse/ja/

FUMITO GANRYU

フミト ガンリュウのサルエルデニム

少年時代の憧れ。

少年時代に憧れてはいたけど、手が届かなかったモノって、服好きならひとつやふたつは必ずあるはず。ぼくにとってのそれは、丸龍文人さんがつくるサルエルデニムでした。初めてこのアイテムを見たのは中学生のとき、当時腰パンが流行っていたのも相まって、こんなにもかっこいい服があるのかと衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。そしてこちらは、今季〈フミト ガンリュウ〉から待望の復活を果たしたサルエルデニム。その名に相応しい深く取られた股上や、独特のステッチワークなど、〈ガンリュウ〉時代の空気感を残しつつ、考え抜かれたパターンにより、美しいシルエットと歩きやすさの両方を実現しました。ウエストを調整できるドローコードをはじめ、隠しリベットやセルビッジなど、ディテールへのこだわりも抜かりなし。カラーは2色展開、ぼくはインディゴ派かな。
各¥29,000+TAX

フミト ガンリュウ
press@fg-international.jp

KOJIMA SHOE MAKERS

児島シューメーカーズのレースアップシューズ

革靴ビギナー。

普段足元はスニーカーばかり。もちろんそれもいいんですが、そろそろ大人として革靴のひとつでも持っておかないと、と思い始めました。そんなときに、たまたま出会ったのが〈児島シューメーカーズ〉の「KEATON」。デニムの聖地として名高い、岡山県倉敷市児島の小さな工場でつくられるレースアップシューズです。見てもらえば分かる通り、ほぼ縫い目がないミニマルなデザインが特徴なのですが、これは一枚の革から型抜きするホールカットという手法によるもの。革靴ビギナーのぼくは、このかしこまり過ぎてない、丸みを帯びた愛らしいシルエットに心奪われました。しかも価格はお手頃なのに、アッパーの素材は国内のタンナーで仕上げられた、履き込むほどに馴染んでいく上質なオイルレザーときました。自分の足にぴったりハマる相棒を、一から育て上げるというのもまた乙ですね。
各¥14,850 in TAX

エースナイン
06-6225-7005
acenine.3112@yc5.so-net.ne.jp

SONNENGLAS

ソネングラスのソーラーランタン

南アフリカの優しい光。

ぼくが一番幸せを感じるのは、寝る前にベッドの上で映画を観たり、本を読んだりするとき。そんな至福の時間を彩る最高のパートナーが、リサイクル可能な素材からつくられる南アフリカ発の〈ソネングラス〉。ぱっと見ただの小洒落た瓶のようですが、じつは蓋の表面にソーラーパネルを備えるLEDランタンなんです。日中に太陽光を蓄え、夜になると明る過ぎず暗過ぎないちょうどいい光で、温かくリラックスした雰囲気を演出してくれます。その安心感ときたら、さながら暗闇で揺らめく焚き火のよう。さらにこの〈ソネングラス〉は、失業率40パーセントという南アフリカの現状改善にも貢献する優れもの。というのも、全て機械で完結してしまうこの時代に、あえてひとつひとつハンドメイドでつくることで、失業者に雇用を生み出し続けているのです。どこを取っても社会への配慮が感じられる一本筋の通ったプロダクト、ここにあり。
左:1000ml ¥4,400 in TAX、右:250ml ¥3,850 in TAX

ソネングラス
sonnenglas.jp/

柴山英樹

なかのひと。

学生の頃から毎月楽しみに見てきたこの企画。まさかぼくが紹介する側に回る日が来るなんて…。 感慨深いです。あの頃の自分が知ったらどう思うだろう。好きなテイストがブレていない(はず)ことには安心して欲しいです。

UNUSED

アンユーズドのセットアップ

絶妙さが好き。

唐突に「好きなブランドは?」と聞かれたら、なんと答えていますか? その時々で好みの変化はありますが、ぼくの場合、必ずと言っていいほど〈アンユーズド〉の名を挙げてきました。シンプルに見えて少しエッジが効いていたり、奇抜に思えても着てみるとしっくりくる。そのバランス感がドンズバなんです。今回紹介するのアイテムは後者の類。たっぷり取った身幅に収まり良い着丈のシャツと、広めの裾幅に膝上丈のショーツ。シルク混レーヨン生地で着心地もさらっと。かつ上品に。一見派手に思えるペイズリー柄ですが、〈アンユーズド〉の手にかかると街でもちゃんとハマるんですよね。単体使いもおすすめですが、今夏はセットアップが気分です。
シャツ ¥35,000+TAX、ショーツ ¥29,000+TAX

エイチ ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ
03-6438-5230

TEATORA

テアトラのカットソー

テックといえば。

ポストコロナのファッションシーンにおいて、例年に増して謳われるようになった機能性。自宅で過ごす=私服を着る機会が増えると、いかに快適なアイテムをワードローブに加えられるかが鍵になります。しかし、こんな時代が来る一足も二足も先に、機能服をつくり続けていたブランドがあるのも事実。その一つが〈テアトラ〉です。今回紹介するカットソーはトラベラー向けに開発されたアイテムですが、そのスペックは日常でも発揮されます。ボディには360度自由自在なストレッチを可能にする「SOLOTEX」を採用。伸縮性に対する復元性も抜群なので、どんな身体の動きにも対応してくれます。ノーストレスな毎日を送る上でのマストアイテムです。
¥14,000+TAX

テアトラ
teatora.jp

inov-8

イノヴェイトのスニーカー

シューズはブラック派。

梅雨シーズンになると決まって欲しくなる防水シューズ。数多の候補があるわけですが、ブーツは普段履かないし、この一ヶ月のためだけに雨靴を買うのもちょっとなあ…。そこで購入したのが〈イノヴェイト〉のスニーカー。まず、足元はシンプルかつブラック一択派なのでルックスは合格。続いてスペックはというと、ゴアテックス搭載なので防水性もバッチリです。加えてアッパーにはコーデュラナイロンを採用した、タフな仕上がりに。さらにさらに、軽い履き心地までも追求した、まさに言うことなしな逸品。ミニマルな顔立ちとは裏腹に、ギミック盛りだくさんの憎いやつです。こんな優れもの、即レギュラー入りに決まってますよね。
¥20,000+TAX

デサント トウキョウ
03-6804-6332

hobo

ホーボーのショルダーバッグ

ギャップが堪らぬ。

年がら年中シンプルな服ばかり着ているもので、軽装になりがちな夏場には素朴な印象が悪目立ちしてしまいます。そこで、ブレスやリング、キャップなどの小物に頼るわけですが、今夏の選択肢に加えておきたいのが〈ホーボー〉のバッグ。いざ手にしてみると、あまりの軽さに不安を感じるかもしれませんが、ご安心ください。実はパワーリップというスポーツ用素材で、ウィンドサーフィンやカイトボーディングなどでセイルクロスとして採用されるほど(‼︎)の強度を兼ね備えています。発色の良い鮮やかなカラーとコンパクトなシルエットは、モノトーンになりがちな夏ファッションで頼りになること間違いなしです。
各12,000+TAX

カバーコード
coverchord.com

脇山修平

新しいひと。

6月からフイナム編集部に入った、新人の脇山(わきやま)です。個性ある編集部メンバーの中で、あのひと誰だっけ? って、埋もれないように頑張っていきたいと思います。とりあえず、いまはイネ花粉が早く終わって欲しいと心から願っています。どうかご贔屓を!

Technics

テクニクスの完全ワイヤレスイヤホン

耳元にも透明感を。

レコードを初めて買った高1の春。実家の奥深くに眠っていた古いオーディオを復活させたそのときが、〈テクニクス〉との最初の出会いでした。大人になってからは、幾度もターンテーブルの銘機「SL-1200MK」シリーズを使用している場面に出くわし、一方的に愛を深めてきた訳です。そんな思い入れのある〈テクニクス〉が、今年4月に満を持して発売した完全ワイヤレスイヤホンがこの「EAH-AZ70W」。アルミケースの素材感と刻印ロゴにらしさを感じつつも、正直なところワイヤレスに音質を求めるのは…と思っていました。ところがどっこい、とてもクリアな音がするんです。音の粒立ちがよく、モコモコに低音を強調しすぎるような味つけをしていないのが嬉しい。ノイズキャンセリングや外音取り込み、イコライザーも好みに合わせて細かく調節できますし、人の多い渋谷駅でも途切れず使えます。接続も早いし、満足度が高いイヤホンですよ、コレは。
オープン価格

ディーガ・オーディオご相談窓口
0120-878-982
jp.technics.com

HELLY HANSEN × BEAMS

ヘリーハンセン × ビームスのアングラーベスト

目指せ、手ぶら族。

自粛期間に動画配信サービスにハマっていたというひと、多いと思います。自分も「ネットフリックス」を利用して楽しんでいましたが、なんだか落ち着かず、頭を使わず気楽に観れる作品ばかりを選んでいました。そんなときに偶然発見した作品のひとつが『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』。制作費に50億円(!)を掛けたものの興行収入は振るわず、2022年公開で再度制作を進めているそう。この迷作を最後まで観ることができたのは、半袖シャツにカーキのベストという出で立ちで登場した、サマンサ・マシスがキュートだったからです。それからカーキのベストをリサーチした結果、〈ヘリーハンセン〉と〈ビームス〉のコラボベストをチョイス。サイドポケットの底に水色のメッシュが使われていたり、〈ビームス〉らしいオレンジのロゴ使いがあったりと、他にはないキャッチーさがいい感じなんです。今夏は男らしく、手ぶらで街を闊歩してみたいなと夢想しています。
¥17,000+TAX

ビームス
www.beams.co.jp

YAMACHO MADE™️

ヤマチョウ・メイドのモカシン

オールマイティー。

持っている靴はローテクスニーカーばかりです。そんな自分でも、急にレザーシューズが履きたくなる時期があって、数足持っています。ただ、つくりがしっかりしているレザーシューズって、スーツ系かワーク寄りなデザインが多く、金額も手を出しにくい。スニーカー感覚で気軽に履けるレザーシューズって、意外と見つからないんですよね。その辺のバランスがちょうどいいなと思ったのが、〈三陽山長〉から4月に登場した新レーベル〈ヤマチョウ・メイド〉の「モカシン」です。端正なUチップのアッパーには、ヴィブラム社と共同開発したグリップ性に優れる「SUPER STUD®︎」というソールを使用しているので、雨天でも滑りにくく使い勝手も◎。製法はもちろんグッドイヤーウェルト製法なので、ソール交換も可能です。コバの張り出しも程よく、スーツにもオススメのデザインではありますが、個人的にはカジュアルな服装でスニーカー代わりに履きたいなと。
¥45,000+TAX

三陽山長 日本橋高島屋S.C.店
03-6281-9857
www.sanyoyamacho.com/yamachomade/

BLUE LUG

ブルーラグのメッシュンジャーパッド

チャリ通のお供に。

雨の日以外は基本的に自転車で移動しています。最近はコロナ禍を恐れて、通勤でも自転車を使用し始めたのですが、バックパックを背負って自転車を漕いでいる時の天敵が汗です。たとえば、Tシャツにショーツという服装でも、片道15分自転車を漕ぐだけで、肩と背中が汗だくになります。ラックかカゴを付けて、バックパックを固定することも考えたのですが、ノートPCのSSDが振動でダメにならないか心配…。どうにかして少しでも楽をしたいと考えた結果、〈ブルーラグ〉のメッシュンジャーパッドが正解かなと。これはバックパックの背面に取り付けることで、背中の蒸れを軽減してくれる優れモノ。サイズ展開もこの大きなサイズと、一回り小さい通常サイズの2種類で、ほとんどのバックパックに装着できます。何より簡単で、見た目も気にならないというのが高ポイントです。近年、副業として人気急上昇中のウーバーイーツにもぴったりなのではないでしょうか?
¥4,400+TAX

ブルーラグ
store.bluelug.com

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