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今年のダウンはナンガが正解!? 3名のスタイリストと考える、街で着るダウンの法則。
3 Styles with NANGA.

今年のダウンはナンガが正解!?
3名のスタイリストと考える、街で着るダウンの法則。

“機能”を一番のプライオリティに据え、アウトドアフリークにファンの多い国産寝袋メーカーにして、日本随一のダウンブランドである〈ナンガ(NANGA)〉。真似したくてもできない高品質のダウンを生み出すその技術をベースに、ファッションという価値を上乗せして、近年は多くのブランドやショップの別注アイテムを展開しています。では、実際にどう合わせたらいいの...? というわけで、3名の人気スタイリストに、〈ナンガ〉のこと、そしてダウンジャケットを街で着こなす時のコツを教えてもらいました。

Tomoyuki Sasaki with AURORA LIGHT DOWN JACKET

PROFILE

佐々木智之

1982年生まれ。本庄克行氏に師事後、2011年に独立。メンズファッション誌を中心に、広告やカタログのスタイリングで活躍中。キャンプや登山などアウトドアにも造詣が深いことでも知られ、2018年よりビデオグラファーとしても活動をスタート。趣味はスケートボードで、最近はサーフィンに夢中。
instagram@stylistsasaki

毎年アップデートされる優しいダウン。

ー 佐々木さんが〈ナンガ〉を知ったのはやはり寝袋からですか?

佐々木: 実はウエアからなんです。10年くらい前にセレクトショップの「アーバンリサーチ 」が別注アイテムを作っていて、そこで見たのが最初かもしれません。たしか「乱痴気」とも作ってた気がします。まだアシスタントのときですね、懐かしい…。

ー 〈ナンガ〉にはどんな印象をお持ちですか?

佐々木: 僕の印象ではキャンプ好きな人が〈ナンガ〉を使ってるイメージが強いですね。しかもウエアではなく寝袋。アウトドアシーンで知らない人はいないと思いますよ。ここ4、5年でさらにコラボレーションの数も増えて、よく耳にするようになりましたね。もはや定番ブランドっていうイメージです。

ー 佐々木さんは〈ナンガ〉のアイテムはお持ちでなんでしょうか?

佐々木: 数年前に、「寝袋を作ってる日本のダウンブランドのウエアがかなりいいらしい!」っていう話を周りから聞いて、タイミング良く〈ミーンズワイル〉と別注したダウンベストと、北海道のお店「ムーンロイド」とのエクスクルーシブライン「ホワイトレーベル」のダウンパンツを買いました。すごく暖かいですよ。

ー 今回着ていただく「オーロラライトダウンジャケット」は、軽さと保温性を高いレベルで両立させたニューモデルです。寝袋で使われている、防水透湿かつ軽量生地である「オーロラテックスライト」をメインファブリックに採用していて、フィルパワーも860と他に引けをとりません。

佐々木: 860フィルパワーの割りにコンパクトに見えるのはダウンの質がいいからなんでしょうね。個人的には、ベンチレーション機能を果たす首元のサイドジップや裾のドローコード、腰元ポケットの中生地が起毛素材になっていること、ショルダー部分の生地が二重になっていることなど、随所にギアらしさが出ていていいなと思いました。そんな本格的な仕様なのに、表面のダウンパッキングを隠して街着として馴染みやすいデザインにするあたりに〈ナンガ〉のものづくりに対する気概を感じます。

ー 国内外含め、アウトドアブランドが数多ある中で、〈ナンガ〉のダウンの良さってどこにあると思いますか?

佐々木: やはり品質の高さとプライス設定ですね。寝袋のクオリティをそのままウエアに落とし込んでいるので、まさに着る寝袋。それこそ高級羽毛布団を着てる感じに近いかも。あとは、「TAKIBI」シリーズは焚き火シーンに最適ですし、羽毛自体に撥水加工がかかっているのは他にはないポイントだと思います。これは最近になってようやく他のブランドでも見たりしますけど、たしか〈ナンガ〉が初めてのはずです。それと、自社工場で作られているので、軽さやクオリティ、プライス設定は他では真似できないですよね。しかも毎年アップデートしているっていう、着る人にとって優しいダウンだと思います。

ー 着る人に優しいといえば、〈ナンガ〉はダウンを洗うことを推奨していて、ホームページでダウンの洗い方を載せたりもしていますしね。最近もよくキャンプには行かれていますか?

佐々木: それがなかなか行けてなくて…。冬のキャンプは焚き火がマストなので、この新作よりも「TAKIBI」シリーズが最適ですけど、使い分けるって考えると「オーロラライトダウンジャケット」もありだと思います。フード部分に小さくまとめられるので、持ち運びも便利ですし。

ー 今年のバリエーションを見てどう思いましたか?

佐々木: それこそ、〈ナンガ〉オリジナルで作っていない部分を別注で作っていたりするので、ほぼ網羅されている感じはします。やっぱり寝袋品質であることが最大の魅力ですね。

ー 佐々木さんの周りで〈ナンガ〉を着ている人はいらっしゃいますか?

佐々木: 別注アイテムを着てる人をたくさん見ますよ。しかも、みんな基本的に寝袋も持っていて、〈ナンガ〉の良さを知っている人がほとんどです。ちなみに〈ナンガ〉の寝袋は、空気を多く含んでいてダウンの質がいいので、他の寝袋と違って、仕舞うときにパンパンでなかなか袋に入らないんですよ。寝袋ってよく袋から出してから膨らますために少し放置しますけど、〈ナンガ〉は膨らむのがとにかく早いんです。これも語れる魅力のひとつです。

ー ダウンを着るときはストイックに全部ジップを閉めて着る派なんですね。

佐々木: 昔からの癖かもしれないですね。でも、しっかり上までジップを閉めるのがしっくりくるんです。今日はシンプルにいつも通りの服装に合わせています。

ー シンプルなスタイリングだからこそ気をつけたいポイントというのはありますか?

佐々木: 全身アウトドアブランドだけで固めてしまうと、どうしても“アウトドアの人”に見えてしまいがちです。それを否定するわけではないんですが、街で着こなすなら、ワークブランドやスポーツブランドだったり、違うカテゴリのアイテムと合わせる方がすんなり馴染むと思います。シンプルに見えて、合わせているスニーカーが実はゴアテックス素材だったりして、少しの違いを生み出すのもいいですね。

AURORA LIGHT DOWN JACKET 各¥68,000+TAX(ONLINE STORE

上質なSPDXダウン(ポーリッシュグースダウン)を封入して、異次元の温かさを実現した最高峰のダウンジャケット。ファスナーはすべて止水ファスナーを使用し、特徴的な首元はベンチレーションとしても機能する。フードは裏のフックは動きを制御すると同時に、ジャケットを畳んで固定することでコンパクトに持ち運ぶこともできる。ショルダー部分は生地を二重にし摩擦に対する耐久性を高めているので、ザックを背負うアクティビストも安心だ。スタンドカラーもあり、各4色展開。

INFORMATION
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