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FEATURE | TIE UP
スタイリストの井田兄弟とティソの腕時計。 ふたりが刻むオンの時とオフの時。
Tissot Gentleman Automatic Japan Limited Edition

スタイリストの井田兄弟とティソの腕時計。
ふたりが刻むオンの時とオフの時。

名門老舗が凌ぎを削る時計の聖地、スイス。この場所で愛される〈ティソ(TISSOT)〉をご存知でしょうか? 歴史は古く1853年創業。伝統的なものづくりにテクノロジーを取り入れながら、時代を彩る革新的な時計を次々発表してきました。ここでクローズアップするのは「ティソ ジェントルマン オートマティック」。深みのあるグレーのダイアルが美しい3針の日本限定モデルです。この魅力を紐解くため選ばれたのは、双子でともにスタイリストとして活躍する井田信之さんと正明さん。メディア初共演となるふたりのオンとオフにフォーカスしつつ、〈ティソ〉が支持される理由に迫りました。

PROFILE

井田信之(兄)
スタイリスト

1986年生まれ、埼玉出身。「川村都スタイリストスクール」を卒業後、舛舘和憲氏に師事し、2009年に独立。その後、渡英し、帰国後はファッション媒体や広告、ブランドのカタログを中心に活躍する。デザイナーやブランドの意思を強く汲みつつ、常にファッションのコードや社会潮流と向き合い問題提起するようなスタイリングが持ち味。


井田正明(弟)
スタイリスト

1986年生まれ、埼玉出身。「川村都スタイリストスクール」を卒業後、五十嵐孝智氏に師事し、2011年に独立。雑誌、広告、ブランドのカタログに加え、ファッション媒体では連載を持つなど、幅広く活躍中。モードとカジュアルを巧みにミックスし、モダンでありながらどこか親近感を感じさせる、リアリティのあるスタイリングを得意とする。

Tissot Gentleman Automatic Japan Limited Edition

井田兄弟がつけるのは「ティソ ジェントルマン オートマティック」。日本限定モデルのこちらは他にないグレーのダイアルと型押しのレザーストラップが上品かつスタイリッシュな雰囲気をつくり出す。60年代のアーカイブから着想を得た、文字盤の四方に伸びるクロスラインがヴィンテージ感を演出。レザーストラップに加え、メタルブレスが付属し、どんなファッションでもつけられる。自動巻き/最長80時間パワーリザーブ/ケース径40mm/10気圧防水/500本限定/¥100,000+TAX

Case 01

レザーストラップが馴染む “オン” のコーディネート。

フイナム:まずこの時計を見て、どんなスタイリングに合うと思いましたか?

正明:品のあるシンプルなデザインですごくつけやすいと思いました。ケースサイズも40mmのちょうど良い大きさ。しかも、レザーストラップとメタルブレスでつけ変えられるから便利ですよね。自分の普段のスタイルの延長線上でつけられそうというか。

信之 :普段、ぼくがつけている時計にもかなり近いです。どんなシーンでもつけられそう。

Masaaki’s “ON” Style

正明さんがオンで使ったアイテムは、〈ドリス ヴァン ノッテン〉のジャケット、古着のカレッジスウェット、〈リーバイス〉のパンツ、〈ジャラン スリウァヤ〉のブーツ、〈ロエベ〉のサコッシュ。そこに「ティソ ジェントルマン オートマティック」が上手く馴染んでいる。ちなみに撮影場所は今年7月、引っ越したばかりという正明さんの新居。信之さんも良く仕事の相談をしに訪れるとか。

フイナム:ではまず正明さんのコーディネートから伺っていきます。どんなテーマでスタイリングされましたか?

正明:レザーストラップは高級感あってドレッシーな雰囲気にマッチしそうだねってノブ(信之)と話していたので、まずはぼくなりにオンのスタイリングを組んでみました。オンとはいっても、めちゃくちゃ力が入ったコーディネートというわけではありません。

フイナム:力を入れなくてもオンの雰囲気を出せるポイントは何でしょう?

正明:ジャケットとか、ハイゲージニットとシャツの組み合わせとか、コーディネートのどこかにきれいめなアイテムを入れることですね。それと、かたい雰囲気のアイテムに古着をミックスするのが基本的なマイルールです。

フイナム:今日だと〈ドリス ヴァン ノッテン〉のジャケットがオンの要素ということですね。

正明:はい。しかもこれ、ジャケットなのにジャコットみたいな感じじゃないですか。普通のテーラードというよりも、モード寄りでファッションに見えるものを選んでいます。

フイナム:そこに古着の〈リーバイス〉のスタプレやカレッジスウェットをミックスしているんですね。

正明:ファッションっぽいアイテムに対して、クラシックだったりベーシックなものをミックスするのが自分のスタイルですね。

フイナム:そうすることでどういう効果があるんでしょうか?

正明:具体的に説明するのは難しいですけど、抜け感みたいなことですかね。ベーシックなアイテムでモードな雰囲気を抑えたいというか。もちろんメゾンのアイテム同士を合わせたり、自分がモダンだと思う日本の若いデザイナーの服を着て「きょうはおしゃれするぞ」って感じを出す日もありますけど、自分がおしゃれだなと思う人って、どこか抜け感がある人が多いんです。

フイナム:影響を受けている方とかいるんですか?

正明:もちろん身近な人からもたくさん影響を受けてますけど、例えば、昔のヴィンセント・ギャロがあれ着てたとか、カート・コバーンがあれ着てたとか、そういうものをいまっぽく着こなすとどうなるか考えていますね。

フイナム:ご自身のルーツになっているカルチャーを再解釈して現代風にアレンジするわけですね。

正明:そうです。「このジャケットをいま着るならこうやって合わせた方がおもしろくない?」みたいな。もしかしたらすごく男性的というか、男の子っぽい服の選び方かもしれません。

Nobuyuki’s “ON” Style

信之さんがオンスタイルで使ったのは〈オールモストブラック〉のコート、〈ポロ ラルフ ローレン〉のパンツ、〈クラークス〉のブーツ。コートはイギリス軍のホスピタルコートをデザインのベースにハイテク素材を用いたもの。そこに「ティソ ジェントルマン オートマティック」とクラシックなパンツをミックス、絶妙なラインを追求したコーディネートだ。撮影場所は今年9月にオープンした「ニートハウス」。

フイナム:こちらは信之さんが提案するオンのスタイルですね。

信之:オンの着こなしに対する考え方は弟と近いかもしれません。ぼくはあんまりジャケットを着ることはありませんが、それでもなかにドレッシーなシャツを着るとか、きれいめなコートを選んだりします。

正明:そうなの? 思いっきりファッションっぽい感じを出すのがノブのオンじゃないの?

信之:一応、色のトーンで棲み分けしてるというか、オンだとモノトーンの服が多くなるかな。

正明:でも今日は明らかにおとなしめじゃない? ノブの場合、色というよりデザインそのものに特徴のある服着てるし、オフよりオンの格好のほうがぶっ飛んでることも多いでしょ(笑)。

フイナム:そうなんですか?

信之:ウィメンズのワンピースとか、すごいシェイプのジャケットを着てる日もありますね。でも今日は〈ニート〉の西野(大士)さんに会うからちょっとかしこまった感じになっちゃったかもしれません(笑)。尊敬する先輩で、いつも服のことをいろいろと教えて下さる存在なので。

フイナム:確かに今日はキッチリ感のあるコートですね。

信之:ミリタリー系のアウターでも、オンのスタイルだから、フォルムがちゃんとモードに落とし込まれている〈オールモストブラック〉のものを選びました。オフのときはもうちょっとベーシックな形のものって感じで使い分けてます。

フイナム:そこに古着の〈ポロ ラルフ ローレン〉のパンツだったり、〈クラークス〉のシューズを合わせるあたりは、正明さんに似ているところもありますね。

信之:そうですね。いま動いているブランドと昔からあるブランドをミックスするみたいな。やっぱり全部きれいにまとめすぎると気持ち悪いので、どこかで抜け感を出すようにぼくも考えています。

INFORMATION

ティソ

電話:03-6427-0366
オフィシャルサイト

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