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FEATURE
写真家グレッグ・ハント日本初個展。 写真とスケート、ジェイソン・ディルとの二十幾年の歳月。
Ninety-Six Dreams, Two Thousand Memories.

写真家グレッグ・ハント日本初個展。
写真とスケート、ジェイソン・ディルとの二十幾年の歳月。

90年代にスケートカンパニー〈ステレオ(STEREO)〉のライダーとして活躍した後、現在は映像作家・写真家として活動するグレッグ・ハント(Greg Hunt)。10代からの親友であるジェイソン・ディルやスケーターの素顔を収め、2018年に発表されたキャリア初の写真集『Ninety-Six Dreams, Two Thousand Memories』は瞬く間に話題となり、いまでは入手困難となっています。そんな同書の日本版の発売が11月25日(水)に決定。それに先駆けて「ビームスT 原宿」での日本初の個展や写真集の先行発売、ウェアのリリースが11月20日(金)に迫っています。それぞれがどんなものか、そしていままでの歩みをグレッグ本人に聞いてみました。

PROFILE

グレッグ・ハント

1973年生まれ。ロサンゼルスを拠点に活動する映像作家・写真家。90年代中頃にプロスケーターとして活躍した後に写真へ目覚め、2000年に本格的に映像作家・写真家に転身。スケートビデオや広告、ミュージックビデオを多数手がけ、2018年にはキャリア初の写真集『Ninety-Six Dreams, Two Thousand Memories』がアメリカの出版社「パラダイム(PARADIGM)」より発刊され即完売を記録。日本版が神保町の出版社〈スーパーラボ(SUPER LABO)〉より11月25日より発刊を予定している。

普段は見せないパーソナルな素顔。

ー まず始めに、『Ninety-six Dereams, Two Thousand Memories』がどのような写真集なのかを教えてください。

グレッグ・ハント(以下グレッグ): 大親友のジェイソン・ディルをメインに、友達のポートレートやホテルにあった新聞紙、過去のアーカイブをスキャンした作品など、たくさんの写真が載っています。ひとことで言い表すなら、ぼくのこれまでの人生が詰まっているって感じかな。

ー 他者や物体を通した上で、グレッグ自身のドキュメンタリーになっていると。

グレッグ: その通り。特にジェイソンの写真が多くて、一番古いのだと1997年に撮った写真が入っています。それ以外にも、彼が過去にどんなところに住んでいて、その周りで当時何が起きていたのかというのを垣間見れるんじゃないかな。彼の普段は見せないようなパーソナルな素顔を収めていて、それはすなわち、ぼくらの関係性から生まれたぼく自身のドキュメンタリーにもなっています。

グレッグが撮影したジェイソン・ディルの写真で最も古い、1997年に撮影された一枚。

写真集の発売に合わせて、個展開催とともに〈ビームスT〉から様々なウェアもリリースされる。ロングスリーブTシャツ 各¥6,800+TAX

ー 神保町の出版社〈スーパーラボ〉から発売される写真集は、アメリカの〈パラダイム〉から2018年に発刊された写真集の日本版ということですよね。この2冊にはどのような違いがあるのでしょうか?

グレッグ: 日本版は特別なものとして再編集して作りました。フォトグラファーとして昔から日本の写真集のカルチャーにリスペクトがあるし、ジェイソンも日本へすごく思い入れがあるから、スペシャルなものにしようとなったんです。オリジナルと同じものは作りたくないよねっていう話をジェイソンとして、表紙や中身を変えて、オリジナル以上に内容が濃く感じられる、強度のある一冊に仕上げています。

俳優・コメディアンとして知られるジョーイ“ココ”ディーアスの一コマ。

INFORMATION

グレッグ・ハント個展「BETWEEN THE LINES」

期間:2020年11月20日(金)〜29日(日)
場所:ビームスT 原宿
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-15 1F
営業時間:12:00〜20:00
電話:03-3470-8601
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