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写真家グレッグ・ハント日本初個展。 写真とスケート、ジェイソン・ディルとの二十幾年の歳月。
Ninety-Six Dreams, Two Thousand Memories.

写真家グレッグ・ハント日本初個展。
写真とスケート、ジェイソン・ディルとの二十幾年の歳月。

90年代にスケートカンパニー〈ステレオ(STEREO)〉のライダーとして活躍した後、現在は映像作家・写真家として活動するグレッグ・ハント(Greg Hunt)。10代からの親友であるジェイソン・ディルやスケーターの素顔を収め、2018年に発表されたキャリア初の写真集『Ninety-Six Dreams, Two Thousand Memories』は瞬く間に話題となり、いまでは入手困難となっています。そんな同書の日本版の発売が11月25日(水)に決定。それに先駆けて「ビームスT 原宿」での日本初の個展や写真集の先行発売、ウェアのリリースが11月20日(金)に迫っています。それぞれがどんなものか、そしていままでの歩みをグレッグ本人に聞いてみました。

かっこいいと思えた瞬間を追体験してもらいたい。

ー 11月20日(金)からの10日間、「ビームスT 原宿」で日本初の個展「BETWEEN THE LINES」が開催されます。〈ビームスT〉とはどのような関係なのでしょう。

グレッグ: 〈パラダイム〉オーナーのセオと〈ビームスT〉が仲良しということで、今回の展示や試みが生まれました。写真はモニターでなく、実際に展示して人に見て欲しいと思っていたので、一緒にできる機会ができて嬉しかったですね。本の発売以外にグッズも出せて、それも新しい試みの一つです。

ー 展示される写真はどのように選んだのでしょうか?

グレッグ: 訪れる人にとってその時にしか味わえないような体験にしたいと思ったから、なるべく写真集に出てこない写真をセレクトしました。スケーターのプライベートな瞬間に迫っている写真が多いですね。

雪の降る中、ジェイソン・ディルが歩いている日常的な写真をバックにプリントしたパーカも登場する。パーカ ¥10,500+TAX

ー いわゆる、スケートをしている写真じゃないということですね。それはどうしてなんですか?

グレッグ: 彼らの本業はスケートで、それはもちろんかっこいいんですが、それ以外の部分も魅力的なんです。僕が子供の頃はSNSなんてなかったですし、そういう雑誌に載っていないような部分が余計に魅力的に感じて撮影していたというもありますね。ただ車に乗っている光景とか、なんでもない瞬間も当時は魅力的に見えて、そんな時間を写真に収めていました。僕のかっこいいと思えた瞬間が詰まっているし、それを追体験してもらえたらなと思っています。

表紙やアルバムジャケットの写真を使用したスエットも発売される。スエットシャツ 各¥9,200+TAX

ー 日本での個展開催を記念して〈ビームスT〉からアパレルアイテムも発売されますが、特にお気に入りのアイテムを教えてください。

グレッグ: どれかひとつを選ぶのは難しいです(笑)。全部イケてると思わない!?

ー 確かにそうですね(笑)。これからの活動の予定はありますか?

グレッグ: 正直のところ、いまは考えられないかな。この写真集はすごく長いプロセスで完成されたものだし、映像作品が立て込んでいてなかなか時間を取ることが難しいですしね。ジェイソンとはよく会いますが、毎回写真を撮っているわけではなく、近所の友達って感じもあるので。ひとつあるとすれば、子供と一緒に遊ぶことかな(笑)。

INFORMATION

グレッグ・ハント個展「BETWEEN THE LINES」

期間:2020年11月20日(金)〜29日(日)
場所:ビームスT 原宿
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-15 1F
営業時間:12:00〜20:00
電話:03-3470-8601
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