Styling 01 一見クラシック、でもなぜかモダン。新バランスのアメカジルック。


〈ニューバランス〉スニーカー ¥28,000+TAX(ニューバランス ジャパンお客様相談室 / 0120-85-0997)、〈ウィリー チャヴァリア〉ジャケット¥57,000+TAX(ジェットン ショールーム / 03-6804-1633)、〈77サーカ〉スウェット¥25,000+TAX(77サーカ / 03-6407-9466)、〈アズマ〉ヘアバンド/¥12,000+TAX(サカス ピーアール / 03-6447-2762)、その他私物
上下ともにかなりゆったりとしたサイジングでまとめた、潔いビッグシルエット。それでもルーズに見えないのは、きゅっとテーパードしたパンツの形と、それが引き立てるシューズの清潔感ゆえ。

ー さっきラックに掛かっているのを見ましたけど、すごく懐かしい感じのする組み合わせですね。
ラムダ:本当にベーシックなアメカジの要素だよね。でも、それをサイズバランスとかシルエットで新しくしていけたらなと思って組んでます。裏地がキルティングになったバッファローチェックのCPOジャケットってUSのワークブランドでは昔からあるアイテムで、古着屋に行けば当たり前に見つかると思うんだけど、〈ウィリー チャバリア〉はドロップショルダーにしていたり、箱ポケの付け方とかでさりげなくいまっぽいシルエットにしてるのが面白くて。
ー 懐かしいけど、古くは感じないのはそういう理由なんですね。
ラムダ:ボトムスは濃紺のワイドデニムとかでも良いなと思ったんだけど、タンを出してスニーカーを主張させたかったからバギーなテーパードの〈トムウッド〉にしました。「990v5」のタンのボリュームが好きなんですよ(笑)。このデニムはすごくメリハリの利いた形で、腿とかはこれだけ太いのに裾は多分幅が20センチもないくらいに絞ってて。


ー かなり緩急がついてますね。
ラムダ:このスタイルでスニーカーだと普通はかなりストリート寄りになっちゃうと思うけど、〈ニューバランス〉だとトラッドな印象も添えてくれるから、それが良いなと思ってる。ジャケットもデニムも硬派な感じのアイテムなんだけど、シルエットで柔らかく見せられたかと。
ー インナーのスウェットの色と足元がリンクしてますよね。
ラムダ:やっぱり俺、色拾うのが好きで。また拾っちゃった(笑)。そこにスウェットのパープルのプリントが入る感じがいいなぁって。デニムがリジッドだとこのグレーのグラデーションを分断しちゃう気がしたからこの色を選んだんだけど、もうひとつ、〈セブン バイ セブン〉でも合わせてみたいなと思ってるデニムがあるんだよね。えいいち、コレ穿いてみてよ。
モデル中村:あ、はい。
(モデル着替え中)


*パンツ スタイリスト私物
ラムダ:…こんな感じ。だいぶ印象、変わるでしょ?
ー 確かに。ボリュームの緩急も顕著になりましたね。
ラムダ:そうだね。このデニムは某ジーンズブランドの古着をリメイクしたサスティナブルなモデルで、ワークパンツを荒っぽくチョップしたようなこのシルエットがすごくイイ。計算せずにつんつるてんな感じで穿いてると、作れるようで作れない、誰にもマネのできないスタイルになるのかなと思ってる。