これ“でも”いいじゃなくて、これ“が”いいという基準。

ー 今回使っているギアですが、見事なまでにブランドがバラバラです。佐々木さんのギア選びの基準というのは?
佐々木: もちろん全部一気に買ったわけではなくて、徐々に買い足しながら揃えていきました。ギア選びの基準を挙げるなら軽さと強度。チタンが好きなので、どうしてもストイックなカラーリングになりがちですけど、使い勝手はどれも抜群です。
ー たしかにウエアもブラック一色ですしね。
佐々木: 佐々木: 仕事の場合は別ですけど、プライベートではあまり明るい色を使わないんです。なので、今回はプライベート感満載ですね(笑)。保温性の高い〈パタゴニア(Patagonia)〉のダウンフーディの上から〈カーハート(Cahartt)〉のキャンバス地のジップアップジャケットを羽織っています。ダウンは火の粉に弱いですから、ジャケットはそのカバーの意味も込めてます。足元は〈ティンバーランド(Timberland)〉のブーツ。防水性も高くてとにかく頑丈なので、キャンプにも重宝します。
ー ギアもウエアも一貫してます。
佐々木: 一種の職業病かもしれませんね。やっぱり“好き”を追求していくと、これ“でも”いいじゃなくて、これ“が”いいになる。そうやって自分のスタイルが出来上がっていくと思うんです。

〈ノルディスク(NORDISK)〉のカトラリー。「無駄を省いたデザインとチタンの質感がお気に入りポイント。この3本さえあれば十分ですね」


ー ストレートで飲む「ワイルドターキー8年」はどうですか?
佐々木: ゆっくりと味わいたくなるバーボンという印象です。ストレートは味がダイレクトに伝わってくる分、後味の余韻が長いのと、徐々に変化していく香りもいいですね。
ー スモークチーズもいい具合に出来上がってます。
佐々木: バーボンとの相性抜群ですね。手の込んだ料理もいいんですが、ソロキャンプならこれぐらいライトなおつまみで十分かなと。
