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FEATURE | TIE UP
タスフ × マスターピースで街ぶらり。
FISHING BAG FOR STREET.

タスフ × マスターピースで街ぶらり。

大阪を拠点とするバッグブランド〈マスターピース(master-piece)〉と、同じく大阪を拠点に活動する〈ザ モンゴリアンチョップス〉の釣りブランド〈タスフ(TASF)〉。両者が手を組んだ、街でも釣りでも使えるコラボレーションアイテムが発売されました。〈マスターピース〉のディレクターを務める古家さんと〈ザ モンゴリアンチョップス〉本拠地の大阪・新世界を訪れ、このコラボレーションバッグについて、街ぶらしながらお話しをしてもらいました。

PROFILE

安藤仁彦
〈ザ モンゴリアンチョップス〉デザイナー

坊主&ヒゲという個性的な出で立ちに負けない、独創的なコレクションを世に送り出す〈ザ モンゴリアンチョップス〉の頭脳。山本さんと週イチのペースで大阪の淀川へと繰り出し、ビッグバスを狙い続ける釣りフリーク。

PROFILE

山本健太
〈ザ モンゴリアンチョップス〉デザイナー

セレクトショップなどで研鑽を磨いた後、安藤さんとともに〈ザ モンゴリアンチョップス〉を2013年にスタート。“陸っぱり”に変わる造語として氏が生み出した“ストリートバサー”のカルチャーを街に広めようと尽力中。

PROFILE

古家幸樹
〈マスターピース〉ディレクター

山本さんと安藤さんの後輩にあたり、公私ともに仲が良いという古家さん。身長193センチという逞しい体格とは裏腹に、物腰柔らかな口調で製品を説明するバッグ愛好家。趣味の手押し相撲は100戦以上負けなしという強者。バッグブランド〈ヌンク〉のディレクターでもある。

街ブラでも自然に使えるフィッシングバッグ。

古家:〈タスフ〉とコラボさせたもらったバッグなんですが、釣りのフィールドだけでなく街でもストレスなく使えるのが魅力ですよね。それを証明したくって、新世界を街ブラしてみたいなと。コロナ禍で観光客が減ったと聞いていたものの、ディープな街並みは相変わらずですね。

安藤:堀江や梅田みたいな洗練された場所やと、ぼくらみたいな坊主頭は目立ってしまって引かれてまうねん。でも新世界やとぼくら以上に変わったひとが多いから。カモフラージュできてめっちゃラク。

山本:元々は街全体が「ルナパーク」っていうテーマパークやったみたい。進化を恐れない場所というか、街の雰囲気が常に変わっていくのもおもろくて。名物の通天閣は時計の文字盤が日本最大級で売りやったのに、時代の流れに沿ったのかなんの躊躇もなくデジタル表示に変わってたり(笑)。

安藤:それとスマートボールや串カツのイメージが強いけど、いきなり射的の店や昔懐かしいゲームセンターがオープンしたり。〈ザ モンゴリアンチョップス〉もそのひとつやけど、外から入ってくる人間を温かく迎えてくれるのも新世界のええとこかな。そんないまの新世界をマッド(古家さんのニックネーム)に紹介するわ。

古家:ありがとうございます。実は〈マスターピース〉って2021年で27年目を迎えるブランドで、昨年にはロゴも一新し、ブランドにとって大きな変革期を迎えました。より豊かなバッグライフを世界中に提供することを使命にしているんですが、そのプロジェクトのひとつとして、尊敬する〈ザ モンゴリアンチョップス〉のお2人とコラボレーションできて本当に嬉しいです。

山本:逆に老舗の人気ブランドが、ぼくらと一緒にモノづくりに取り組んでくれることが驚きやわ。

安藤:それやのにマッドは謙虚な姿勢で、我々の要求にも柔軟に対応してくれて。ぼくたちの方が「なんか偉くなったんちゃう」て勘違いしてまうほど(笑)。〈マスターピース〉と仕事できるのが、大阪を拠点に活動する自分らにとってステータスやと思ってるよ。

最初に立ち寄ったのは、レトロなゲームが並ぶゲームセンター。

古家:ここめっちゃ楽しいですね。昔すぎないちょっとノスタルジックなゲームばっかりで(笑)。

安藤:そうそう。30代オーバーには懐かしい90年代のもんばかり。

古家:山本さん、銃を構えながらバスバッグを背負っている姿がシュールです(笑)。

山本:クラッチバッグとしてつくったんやけど、ストラップが付いてるからショルダーとして使えるねん。

安藤:これはアメリカでもよく見かけるチープなバス型バッグをイメージしてて、ギャグっぽいデザインを〈マスターピース〉が本気でつくるっていうのが面白くて。

クラッチバッグとして持つと、まるでブラックバスを持っているよう。

山本:「B.A.S.S.」っていうアメリカで行われてる最高峰のバストーナメントがあるんやけど、そのオフィシャル画像を見たときに、アングラーが抱えてるデカいバスからヒントをもらってん。

古家:バスの形状にとことんこだわってましたもんね。何度もサンプルを出しましたよね(笑)。

安藤:大きいのはランカーサイズといわれる50センチで、小さいサイズはよく釣れるコバッチと呼ばれるサイズかな。これは完全にブラックバスをいつも身近に感して欲しいひと用。

山本:釣具屋で買ったルアーを入れるのにぴったりのサイズやねん。このコラボの世界観を象徴するアイテムちゃうかな。これを入り口にバックパックもショルダーバッグもみなさんに見て欲しいなと思ってて。

安藤:あっ、なんか顔ハメのパネルあるやん。

山本:誰やる? ほな黒田さん(担当ライター)お願いします。

古家:せっかっくやし、写真撮りましょうよ。バックパックとショルダーバッグはスマートフォンが入る小さなポケットがありますよね? これのおかげでサッと取り出せて、瞬間を見逃さずに写真が撮れますね。

山本:このポケットには返しが付いてるのが特徴やねん。釣り業界ってゴミ問題が深刻やから、せめて自分たちが出したゴミくらいは持ち帰って欲しいという考えでつくってん。

安藤:ゴミがこぼれ落ちないっていうのはもちろん、日常ではスマートフォンだけでなくカードケースなんかの頻繁に使うもんを入れるのにええんちゃうかな。

古家:〈タスフ〉のネームタグには“マナーを守って素晴らしい釣りを。”と書かれているじゃないですか。バッグ業界でもサスティナブルは注目されていますが、安易にエコを打ち出していないのがいいですよね。

山本:そこを言い過ぎると胡散臭くない?

安藤:「落ちてるゴミを持って帰れよ」とまでは言わへんけど、自分たちはゴミを出さないっていうのが重要なんじゃないかなと。

古家:その感覚がとても刺激になりました。

INFORMATION

ザ モンゴリアンチョップス

themongolianchoppsss.com

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