Case 01_Stylist Shohei Higashi with ALL STAR 100 CASTELBAJAC HI

PROFILE
「ビームス」でショップスタッフとして働いたのち退社し、スタイリスト・井田正明氏に師事。スタイリストアシスタントを経て2020年に独立。現在はスタイリストとして活動する傍ら、中目黒のセレクトショップ「ディア(Deer)」のディレクターも務める。
instagram:@shohei_higashi
ベーシックな装いの足元をポップに演出するには、ちょうどイイ塩梅です。
ー 東さんはスタイリスト業の傍ら、セレクトショップのディレクションもされているとか。
はい。中目黒にある「ディア」というお店です。オーナーから「やりたいモノだけをやればいい」と言っていただいているので、〈ニッチ〉というアパレルブランドを中心としつつ、ネパールの手編みニットや、フランスのアクセサリーなど、さまざまな土地で作られるアイテムを、いまの時代の気分に合わせてセレクトしたりと、割と好き勝手にやらしてもらっています。
ー フランスといえば、今回履いていただいたのは同国発のブランド〈カステルバジャック〉とのコラボモデルです。ベースは「オールスター100」。素材に強度を向上させたテンセル™️キャンバスを使用し、インソールのクッション性もアップデートされています。
色鮮やかなアニマル柄のテキスタイルが可愛いですね。あと話では聞いていましたが、実際に着用してみると、このREACT インソールってメチャクチャ快適です。実は「ビームス」時代から、周囲のスタッフが格好良く「オールスター」を履きこなしているのを横目に見つつ、自分にはちょっと男前すぎるかな…と避けていたところがあったんですが、これならぼくにも似合いそうだなと感じました。ファッション性の高い変わり種的なデザインも、実に自分好みで。


ー スタイリスト的に、この「オールスター」はどう履きこなすべきでしょうか?
「オールスター」はスタイリングの教科書が世に溢れすぎていて、何が正解か迷ってしまいがちですが、こういった派手なデザインの場合はベーシックなアイテムを中心に、引き締め効果やアクセント効果のあるアイテムを取り入れるのがセオリー。ぼくも今回はスウェットにタートルニットを挟み、ボトムスは細身のスエードパンツで、アメカジベースながらも男臭くなり過ぎないように意識してみました。足元をポップに演出するにはちょうどイイ塩梅です。

ー これは参考になります! 東さんが得意とするスタイルやテイストがあれば教えてください。
基本的に、自分の好きなテイストで組むというよりその時々のトレンドや時代の気分に合わせて、スタイルが変わっていくタイプだと思います。ただ年々、大人っぽい方向へシフトしているようには自分でも感じていて。色使いに関しては得意ですし、褒めていただくことも多いですね。今回もベーシックなアイテムと落ち着いた色味の組み合わせが、自分らしいんじゃないかなと。

ー 将来的にスタイリストとして目指す先は?
スタイリストはみんな、自分のスタイル哲学やバックグラウンドとなるカルチャー的部分を持ち合わせていると思うんです。ですが、ぼくにはそういった部分が特になく、ゆえに自分だけのスタイルを貫いているような人に憧れますね。ただ先ほども話したように、自分自身が時代やトレンドに合わせて変化すると分かっているので、今は自分のスタイルを決めることはせず、とりあえず出来ることをやっていく。まずはそこからだと思っています。

ALL STAR 100 CASTELBAJAC HI ¥9,900 クッション性や防滑性を向上させた「オールスター100」とパリ発のファッションブランド「カステルバジャック」がコラボレーション。ポップで賑やかなオリジナルのサファリプリントが視線を集める、まさに”CHEERFUL“な注目作。インソールにも色鮮やかなキーカラーが落とし込まれている。