STYLE 1 3シーズン着られる厚さがちょうどいい。
PROFILE
文化服装学院を経て、大塚テキスタイルデザイン専門学校を卒業し、アパレルメーカーでデザイナーとしての経験を積む。2011年から自身の名を冠したブランド〈ジュンミカミ(JUN MIKAMI)〉を立ち上げる。著書に『JUN MIKAMIを編む』(文化出版局)。
instagram:@jun__mikami
ー 〈チャンピオン〉のスウェットをオールブラックでコーディネートしていただきました。よくスウェットをタックインするんですか?
必ずしもではないですが、たまにしています。このスウェットは、ちょうどいい厚地ですね。がっちり分厚くなくて、ペラペラに薄くない。真夏以外は着られそうですね。
ー このスウェットシャツは9オンスなので、タックインしてもゴワつきにくそうですね。スウェットを着こなす際、こだわっていることはありますか?
サイズ感を大事にしています。選ぶのは、小さいか、うんと大きいかの両極端。大きく着るなら、メンズサイズを選んでいます。着こなし方は、セットアップのジャケットの下にスウェットを着るのが好きです。あと、軍パンに合わせることもあります。

ー 着ていただいたのは、MADE IN USA。〈チャンピオン〉はアメリカを代表するブランドですが、アメリカンブランドは好きですか?
好きですよ。アメリカのブランドって、ストレートなイメージがあります。やたらこねくり回さないデザインが気持ちいいです。
ー 〈ジュンミカミ〉は、ロゴを押し出したアイテムはありませんよね。それに対して〈チャンピオン〉は、ロゴに絶対の存在感があります。
アイコンとなるロゴを持っているブランドが羨ましいです。1年前、〈ジュンミカミ〉のロゴをリニューアルしたんですよ。その時、アイコニックなロゴも考えましたが、本当に難しくて。

ー 分かりやすくも独自性を出すのは難しそうですね。
そうなんです。〈チャンピオン〉のロゴはシンプルで、認知度が高く、それ自体をデザインのモチーフにできるから、すごいと思います。
ー 1919年に設立した、長い歴史があってこそかもしれないですね。
新しく立ち上がったばかりのブランドだったら、ロゴがなくてもいいって思っちゃうこともありますけれど、〈チャンピオン〉のロゴは、あったほうがいいですね。

STYLE 2 タフさと、ドライな風合いがいい。
ー 「T1011」のロングスリーブTシャツは、モノトーンで着こなしていただきました。
いつも、こんな感じのカラーリングでコーディネートすることが多いです。あまり重ね着をせず、シンプルに着こなしています。
ー 普段から〈チャンピオン〉を着ているそうですね。
はい。着させていただいています。ロンTが圧倒的に多いです。ヴィンテージも持っています。

ー どんなふうに着こなしていますか?
今日みたいな暖かい日はショーツを穿いていますが、スラックスのように、パリッとしたパンツとよく合わせています。カジュアルな〈チャンピオン〉と、フォーマルなパンツで、メリハリをつける感覚です。ラーリングでコーディネートすることが多いです。あまり重ね着をせず、シンプルに着こなしています。
ー 〈チャンピオン〉のロンTを着るようになったきっかけは?
夫が大量に持っていて、いつの間にか、勝手に着ちゃっています(笑)。今日、着させていただいたこちらはポケット付きですが、ポケットが付いていないタイプを着ていて。
ー どんなところを気に入っていますか?
やっぱりタフなところがいいですね。このロンTも、他のブランドとは違うドライな質感の肉厚な生地で、ここ(バインダーネック)もしっかりしている。それが私にとって、最大の魅力です。

ー USAコットンのドライなタッチは気持ちいですよね。7オンスの厚地もがっしりとタフ。と言うことは、いつもはメンズサイズを着ているんですか?
はい。肩の位置が落ちているくらい、大きいサイズのほうが、今の気分です。それで、こんな感じに腕まくりをすると、ボリューム感が出て、いいんですよ。
