STYLE 1 いつものスタイルに、濃いめの味付けを。
PROFILE
1973年生まれ。セレクトショップ「エディフィス」でバイヤーを務めた後に独立し、2015年にセレクトショップ「レショップ」を青山に立ち上げた。2020年7月「レショップ渋谷店」をオープン。
Instagram:@keiji_kaneko
ー 〈チャンピオン〉にはどんなイメージを抱いていますか?
アメリカには、たくさんのTシャツがあるけど、ひと味違うクオリティ、という印象です。リバースウィーブを筆頭に独自の規格があって、生地に関してもほかとは明らかに違う。その違いがあるから、触っただけで〈チャンピオン〉と分かります。
ー 本日ご着用いただいたのは、MADE IN USAです。それに関してはいかがでしょうか?
今も昔も変わらず憧れです。何に関しても、できればアメリカ製がいい。僕のファッションの入り口がアメカジなので、アメリカってだけで思い入れが違うんですよ。高校生の頃、学ランの下にアメリカもののTシャツを着るのが流行ってたんですが、ぼくがその時に選んだのが〈チャンピオン〉。初めてアメリカ製を意識して買ったTシャツです。何十年もずっと、MADE IN USAを追いかけ続けていますから、当たり前に意識しちゃっています。

ー 大定番の「T1011」ですが、コーディネートのポイントは?
白Tといえばデニムパンツ。着用頻度の高い、いつものスタイルです。シューズとベルトは、高級感のあるレザーで、派手に合わせています。それくらい濃い味付けのほうが、ただ白Tにデニムパンツを合わせるより、気分が上がるんですよ。スカーフは、〈ユーゲン(HEUGN)〉の「レショップ」別注。某ハイブランドと同じ、フランスのスカーフ工場でつくったものです。ヨーロッパのエッセンスを加えてみました。

ー 白Tってスタンダードだからこそ、他のアイテムより、人それぞれこだわりが強いと思います。金子さんは白Tを着こなす時に、注意していることはありますか?
サイズ感が一番のこだわり。僕、肩幅が狭くて、なで肩の体型にコンプレックスを抱いているんですよ。でも、この7オンスの肉厚な生地は、体型を隠しやすいですね。MとLを着てみましたが、Lのほうが体を包み込んでくれました。大きすぎは嫌だけど、程よくゆるく体型をカバーできる。
ー 確かに、厚手の生地感と落ちている肩の位置によって、体型は気になりませんでした。
カットソーやシャツなど、体に近いものほど、いかに体型をカバーできるか、考えています。T1011なら、1枚で着ても安心です。