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6人のクリエーターが着る新時代のエッセンシャルウェア。前編
Heron Preston for Calvin Klein

6人のクリエーターが着る新時代のエッセンシャルウェア。前編

誰もが知るアメリカのブランド〈カルバン・クライン(Calvin Klein)〉。この半世紀以上の歴史のなかで生まれたアンダーウェアやジーンズは、近代ファッションの象徴として若者たちを虜にしてきました。そんなブランドがヘロン・プレストンと交わり、リミテッドコレクションをリリース。プレストンというと、カニエ・ウエストやヴァージル・アブローらを慕う、ストリートシーンの申し子のような存在であり、デザイナーとして着実にその名を広めています。彼が母国のブランドのためにつくる服は、フーディ、Tシャツ、タンクトップにジーンズなど、まさにエッセンシャルウェアと呼びたくなるアイテム群。オーガニックコットンやリサイクル素材を積極的に使った、見た目だけではない、未来を見据えたデイリーウェアになっています。この発売されたばかりのコレクションをいまの時代に名を残す、6人のクリエーターが着用。前編ではミュージシャンのTENDRE、デザイナーの菊乃、そしてラッパーのDaichi Yamamotoが登場します。

  • Photo_Takuroh Toyama
  • Styling_Yasuka Lee
  • Hair & Make up_Kazuma Kimura(TENDRE)
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Muramatsu

とても好みな雰囲気で、普段の格好と少し似ているから着やすかった。

PROFILE

Daichi Yamamoto

京都生まれのMC。日本人の父とジャマイカ人の母を持つ。2012年から「ロンドン芸術大学」にてインタラクティブ・アートを学んだのち、17年10月に帰国し「Jazzy Sport」に所属する。今年、ニューアルバム『WHITECUBE』をリリース予定。そのなかから先行してMick Jenkinsを客演に迎えた楽曲『Kill Me』が配信限定で発表された。 Instagram:@daichibarnett

ー 「Heron Preston for Calvin Klein」を着てみていかがでしたか?

Daichi:シンプルでとても好みでした。ライブするときは別ですが、普段選ぶ服と似ていて着やすかったです。だからなんの違和感もなかったですね。サイズ感も自分に合っていたし、少し生地の厚いTシャツとか、よかったです。

ー 〈カルバン・クライン〉といえばヒップホップのアーティストにも愛されるブランドですよね。Daichiさん自身も私服で着ていたりするのでしょうか?

 

Daichi:好きなアーティストが広告で出ているのが印象に残っていますね。ケンドリック・ラマーとか、Nasとか。ぼくはアンダーウェアをよく着ています。

 

ー Daichiさん自身のファッションは、どんなひとたちから影響を受けているんですか?

Daichi:まだ幼い頃はアーティストが着ているものに影響されて服を選んだりしていましたが、最近は身近にいるひとや、一緒に遊ぶ友達などの影響が強いです。彼らの着こなしを見ながら、気に入ったものをピックアップする感じ。それこそマネージャーに「こういう服いいんじゃない?」って言われてチェックしたりとか、友達のつくったTシャツとか、そういうのを着ています。オーバーオールとかいかにもヒップホップな服も着てみたいんですけど、試着してもあまりしっくりこないんですよ(笑)。だからいつも諦めてしまう。いつか堂々と着られるようになりたいです。

    

ー 最近の音楽活動についても聞きたいんですが、昨年、EP『Elephant In My Room』をリリースされて以降、どんな日々を過ごしていますか?

Daichi:実はいまちょうど新しいアルバムの制作をしていて、もう少しでリリースしたいと思っています。

    

ー 作品はほぼ完成しているんですか?

Daichi:ほとんど完成が見えている状態で、あとちょっとという感じです。一応テーマみたいなものを考えながらつくっていたんですが、まだそれが自分のなかでまとめられていなくて。ここから一気に仕上げていこうと思ってますね。

 

ー この1年で世界が一変してしまって、なかなか思うように活動できないなかで、そうした環境の変化も作品に影響していますか?

Daichi:そうですね。やっぱり外に出る機会も減って、なかなかアイデアが生まれにくくて。プロデューサーとか、いろんなひとと話してても似たようなことを言ってたんです。それでも粘りに粘って、生まれるアイデアを丁寧に摘み取りながら制作してきました。やっぱりスタジオに篭ってばかりだと、周りが見えなくなってしまう。だから最近はもっと柔軟になるように心がけながら制作していますね。最近ライブに呼ばれて見に行く機会があったんですけど、やっぱりコロナ前とは違った感動があって、純粋に心が動かされました。そうした刺激を大事にしたいと思ってます。

 

ー 先日、先行シングル『Kill Me』がリリースされました。Mick Jenkinsを客演に迎えていますが、これはDaichiさんからのオファーで実現したんですか?

Daichi:そうですね。大ファンだったので最初はOK出るとは思ってなかったんですけど、オファーを受けてもらえて本当によかった。トラックが送られてきて、この曲が一番早くリリックを書けました。

ー すぐ書ける曲と、そうじゃない曲の違いはどこにあるんでしょうか?

Daichi:自分の得意な曲調だったりリズムパターンだったりします。一方で、なかなか進まない曲は割と実験的なことをしていることが多くて、スキルアップを目指して書いている感じですね。ライブをやっていると、そんなことも忘れて楽しんでしまうんですけど(笑)。

 

ー いまはなかなかライブもできない状況だと思うんですが、モチベーションはどのようにキープしていますか?

Daichi:無理矢理、全部プラスに考えるようにしています。仮にライブが中止になったとしても、次やったほうがもっといいライブができるって言い聞かせてますね。完成度が高くなるだろうし、お客さんもそのときの方がたくさん入って多くのひとに聞いてもらえる、と。そんな風に自分に言い聞かせながらやってます。悲観的になりすぎてもしょうがないから、前を向いてポジティブにいるように心がけてますね。

 

ー 近い将来やってみたいことや目標にしていることはありますか?

Daichi:海外に行きたいとずっと思っています。旅行ではなく半年くらい住みたいなって。音楽はもちろん継続してやりつつ、別のスキルを磨いたり、好きなことをやりたいです。前にイギリスに留学していたんですけど、もう一回行かなければいけなくて。実はそのときの荷物を友達の家に置きっ放しにしたままなんです(笑)。だからそれを取りにいくついでに、ヨーロッパや中東の方にも行きたいと思っています。

 

オーガニックコットンで織られた肉厚の生地を使用したボクシーなシルエットのTシャツ。背中中央にはダーツが入っているのもポイント。キャンバス素材のジーンズは、エッセンシャルなデザインでありながら、さり気なくオレンジのステッチがアクセントになっている。Tシャツ ¥11,880、ジーンズ ¥23,980、その他 本人私物

INFORMATION

“Heron Preston for Calvin Klein”
Shop List

原宿ポップアップ
5月17日(月)~6月13日(日)
住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8 1F
来店予約の受け付けはこちら

カルバン・クライン 渋谷スクランブルスクエア店
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 2F
電話:03-6712-5188

カルバン・クライン アンダーウェア 原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8 1F
電話:03-6452-6450
※アンダーウェアのみ取り扱い

カルバン・クライン 心斎橋店
住所:大阪府中央区心斎橋筋1-6-4
電話:06-4708-7402

ヌビアン 原宿店

住所:東京都渋谷区神宮前1-20-2
電話:03-6447-0207

カルバン・クライン カスタマーサービス
電話:0120-657-889
※緊急事態宣言中の各店の営業情報は「カルバン・クライン ジャパン」の公式SNSと各商業施設のウェブサイトをご覧下さい。
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