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北欧オーディオブランドの雄、バング&オルフセンを目利きはどう見るか。  Vol.1 郷古隆洋
デンマークデザインの真骨頂、Bang & Olufsen

北欧オーディオブランドの雄、バング&オルフセンを目利きはどう見るか。
Vol.1 郷古隆洋

1925年の創業以来、音へのこだわりと、未来を感じさせる質実剛健な見た目の美しさを併せ持つ、デンマークの高級オーディオブランド〈バング&オルフセン〉、通称“B&O”。90年代後半には、インテリアとファッションに興味ある人たちが憧れた最先端オーディオブランドとして名を馳せました。当時はお気に入りのブランドでスピーカーサウンドシステムを一つ一つ揃え、ホームシアターを持つことが一種のステータスでもありました。その後、軽量化やスマート化が進み、オーディオ製品はよりコンパクトに。そしてこの度、新たに発売になったヘッドフォン「Beoplay HX」と、発売から間もないにも関わらず、すでに新しい〈バング&オルフセン〉の顔となったポータブルスピーカー「Beosound A1 2nd Gen」について、こちらのコラムでおなじみ、「スイムスーツ デパートメント(Swimsuit Department)」の郷古隆洋さんにレビューしていただきました。東京と太宰府の二拠点生活を送る郷古さんには、最新の〈バング&オルフセン〉はどのように映ったのでしょうか。

  • Photo_Masayuki Nakaya
  • Text_Gyota Tanaka
  • Edit_Ryo Komuta

PROFILE

郷古隆洋
Swimsuit Department 代表

ユナイテッドアローズ、ランドスケーププロダクツを経て2010年に Swimsuit Department を設立。輸入代理店をはじめ、世界各国で買い付けたヴィンテージ雑貨などを販売する BATHHOUSE も運営のほか、店舗のインテリアコーディネートやディスプレーなども手がけています。2015年9月には、日本で初の開催となるモダニズムショーを主宰。
swimsuit-department.com”

デンマークデザインの真骨頂。

ー まずは、ポータブルスピーカー「Beosound A1 2nd Gen」についてですが、率直な第一印象を教えてください。

まずパッケージから驚きました。開封時にワクワクがあるし、ボディの材質、デザイン、丸いパンチング、レザーの使い方など、洗練さが群を抜いていて嫌なところが一つもない。ルイス・ポールセン、ジョージ・ジェンセンとかもそうですが、これぞデンマークならでは、という感じがしました。北欧の雑貨はもちろんのこと、日本の古道具など、どんなものと合わせても馴染みそうですね。

ポータブルスピーカー「Beosound A1 2nd Gen」は重さを558gにまで軽量化。このサイズで最大18時間再生、音声アシスタント内蔵、完全防水。3つのマイク内臓でオンライン会議やハンズフリー通話にも最適。

ー 本当にデザインが洗練されていますよね。ちなみにポータブルスピーカーを所有した経験はありますか?

初めてなんです。最初は自宅のダイニングテーブルに置いて使ってみたんですが、意外と音がこもる様な印象がありました。ですが、外の広い駐車場で使ってみたらすごくよかったんです。なので、太宰府で開催したガレージセールではすごく活躍しました。個人的な印象なんですが、スピーカーが目線に入ってくる位置にあると音がこもるので、広いところで床に置いて、上から(音が放射状に)降ってくるイメージが好みだなと感じました。それに、〈バング&オルフセン〉の専用アプリでイコライザーがあるので、今は便利ですよね。一昔前、〈ケンウッド〉のイコライザーが欲しかったことを思い出しました。

ー 懐かしいエピソードですね(笑)。では、スマホ接続やアプリのイコライザーなど、 現代のBluetooth制御はどうですか?

実は、イヤホンやアンプを含めて、オーディオのBluetooth接続に抵抗があったんですが、今まで使っていなかったことを後悔するというか、もっと早く使っていればよかったなと思いました。

今まではスマホで音楽を流していたんですが、倉庫で梱包作業するときなんかにこれを使うとすごくいいですよね。スマホより音質が断然いいですし。

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