

創業から100年以上に渡ってブーツをつくり続けるブランドがあります。頑なに“MADE IN USA”を貫き、そのクオリティはワーカーたちからのお墨付きを得て、いまではワークブーツの代名詞として認知されるようになったブランド。それが〈レッド・ウィング〉です。
多くの人がスニーカーを履く現在のストリートシーンにおいて、一辺倒なトレンドに食傷気味な人が密かにブーツや革靴に目を向けています。そこには〈レッド・ウィング〉という選択肢も含まれているはず。華奢なドレスシューズやブーツとちがい、〈レッド・ウィング〉の質実剛健なプロダクトは、精悍で、丈夫で、履けば履くほど味わい深くなって愛着が湧く。だからこそ毎日履きたくなるし、シンプルなデザインはデニムやトラウザーはもちろん、トラックパンツやショーツにだって合う。そうした魅力の数々は、働く人々の足元を支えるだけでなく、ファッションアイテムとして着こなしに彩りを加えてくれるのです。
とはいえ、中には「レッド・ウィング=アメカジ」という印象を抱いている人も少なくないはず。もちろんそうしたアイテムとの相性がいいのは言わずもがなですが、それだけではないのがこのブランドの懐の深さ。ということで、〈レッド・ウィング〉のイメージを拡張する4つのスタイルを披露しましょう。
#3192 CLASSIC CHELSEA × TRACK PANTS



〈RED WING〉#3192 CLASSIC CHELSEA サイドゴア・ブーツ ¥39,490(RED WING JAPAN / 03-5791-3280)、〈WKNDRS〉ニットベスト¥13,200(Oriens JOURNAL STANDARD SHIBUYA / 03-5457-0700)、〈PUMA × Maison Kitsuné〉手に持ったトラックジャケット ¥22,000、トラックパンツ ¥19,250、〈032c〉タイダイソックス ¥3,850(すべてMORTAR TOKYO / 03-6416-3181)、〈FullCourtPress〉ボトル¥5,500(BACKDOOR / 03-6804-7037)、その他スタイリスト私物
90’sブームがトレンドを席巻するいま、トラックスーツを着た人たちを街で見かけることが普通になりました。スポーティな着こなしには当然のようにスニーカーを合わせがち。ですが、それをブーツに変えることでスタイリングにどこか大人っぽさを感じます。ボルドーのトラックスーツに組み合わせたのは、サイドゴアブーツの「クラシックチェルシー」。足元にカジュアルなスエードのベージュを添えてトータルのカラーバランスを軽快に整え、トップスにはテニスを思わせるニットベストを羽織って清潔感を加える。スポーティなテイストをうまく活かしながら、スタイルを品よく昇華しています。

