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ABOUT
1983年生まれ。大阪出身。2009年、木寺紀雄さんに師事、2012年に独立。現在は雑誌やCDジャケット、MV、広告などを中心に、写真と映像を手掛ける。出張写真館「杜写真館」としての活動も盛ん。
Instagram:@matsukikousuke
KOUSUKE MATSUKIのお友達———大下ヒロト(俳優)

PROFILE
1998年生まれ、岐阜県出身。オフィス作所属。2017年、映画『あみこ』でデビュー。近作の映画出演作に、『アイネクライネナハトムジーク』、『とんかつDJアゲ太郎』、『花束みたいな恋をした』、『あの頃。』等がある。現在、WEBマガジン PINTSCOPEにて映画連載「大下ヒロトのいつかの君とつながりたいが連載中。」
Instagram:@hiroto_mitsuyo
ー 小さい頃から俳優になると決めていたんですか?
大下: 小学校からなんとなくテレビは意識していましたけど、あの頃と今とでは俳優になるという意味合いが変わりましたね。ローカル番組に自分がほんのわずか出たときに、家族が血眼になって観てくれて、ああ、こんなに喜んでくれるんだなと嬉しくなりました。金曜ロードショーをよく観る家庭だったのですが、高校時代に映画にはまって意識的に色々な作品を観るようになりました。
ー その後、オーディションを通って今の事務所に所属されるわけですね。
大下: はい、ワークショップオーディションに参加しました。で、やっぱり僕は、大好きな映画を作ることに携わりたい、参加したい、と思っています。なので俳優部という役割なのですが、大きく「映画を作る人」というイメージで、俳優をやらせてもらっています。

ー インスタにもアップされていますが、毎月いろいろな映画をご覧になってますね。映画を観る時は、やはり演技に注目するんですか?
大下: うーん……、演技を観ている感じとは違いますね。作品を観ている感覚です。俳優個人の芝居というよりも、作品自体を観ていると言いますか。
ー 観る・観ないのジャッジは何を頼りにしていますか?
大下: もちろん受賞作品や有名な監督の過去作品を観る時もあるんですが、いい出会い方をした時に観たくなりますね。昔、レコードバーで知り合った人と仲良くなったんですが、別れ際に『裸のランチ』って映画を観てみてって。それはすごい気になるじゃないですか。だから、出会い次第ですよね。あの人が言っていたから観てみようとか。
ー 出演する立場としては、出る・出ないのジャッジはどうしているんですか?
大下: 今は依頼を頂いた作品に関しては、すべて出たいと思ってます。やはり経験が足りないですから。そのことを役者の先輩に話したら、「芸術を始める第一歩は、選択だぞ」と怒られました(笑)。


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ー 松木さんとは、どんな関係で?
大下: 初めてお会いしたのもいつなんだろうっていうくらいだいぶ前ですね。オーバーオールを着て、帽子かぶって、元気な人という印象でした。そこから1年に1回くらいはお仕事をしています。松木さんも映像が好きで、たまに僕が出ている作品の感想を送ってくれたりもします。あとは、松木さんの写真集『群青』が好きで、家でもよく見てますね。
ー このシャツは、フロントとバックどちらも渋谷のスクランブル交差点で、ぐるっと360度撮影したカットが使われているんですが、前後で撮影した時が違うんです。フロントはコロナ前、バックはコロナ後なので、バックにはマスクをした人も写っています。
大下: 大きい一枚の写真をドーンではなく、コンセプトがあるのがいいですね。松木さんとは、友達でいつつ、仕事も一緒にしたい人なんです。今は映像も勉強されているようなので、もし映像をやることがあれば、ぜひご一緒したいなと思ってます。