01_Winnebago Brave

コロナ禍での変化によって見直されるキャンピングカー。
コロナ禍における変化というのを数えはじめたらキリが無いけれど、“密にならない”という新たなキーワードのもと、余暇の楽しみ方にも変化が起きています。
それにともなって、ベランダ菜園をはじめてみたり、料理に凝ってみたり、ランニング、登山など、新しい趣味を見つけるひとが増えてきています。なかでもとりわけ人気なのが、キャンプ。平日だというのにキャンプ場はたくさんのキャンパーで賑わっています。他人との適度な距離をとれることと、オープンエアな環境ということが大きいのかもしれません。
そんななか、もっとも変化したのが旅行関係でしょう。できるだけ密を避けるということを前提にしてしまうと、長距離の電車や飛行機は、ちょっと乗りにくくなったし、宿泊先にしても選択肢は狭まりました。海外旅行にも気軽に行けない時代。そうした状況で、キャンピングカーに注目が集まるのは自然な流れだったのではないでしょうか。

アメリカの70年代を色濃く感じさせるインテリア。内装はほぼオリジナルのまま。太ウネのコーデュロイ生地のソファなど、雰囲気抜群だ。

ミュージックプレイヤーは、当時のままのカセットテープ。海外版のカセットテープのジャケは、インテリア小物としても実に気が利いている。

ドライビングシート周りも、70年代当時のまま。イマドキの機器は便利だけど、この味は出せない。

ガスコンロなどの諸設備はすべて当時のもの。〈ジーエスアイ〉パーコーレーター ¥6,600、カップ ¥1,000、プレート ¥1,400、ボウル ¥1,200、〈ペンドルトン〉カトラリーウィズケースセット¥2,400(すべてエイアンド エフ)、〈カリタ〉コーヒーミル ¥8,000(カリタ)、〈オイゲン〉ホットサンドメーカー ¥8,000(及源鋳造)

天気の良い日には、ルーフトップに登ってくつろぐことも可能だ。後部には後付けでラックを取り付けて、積載量をアップ。長期のロードトリップにも対応。この「ブレイブ」はウィネベーゴを代表するモデルで、形を変えつつも、現在も新型が登場している超ロングセラー。