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WHAT’S YOUR OUTDOOR STYLE? vol.1 チルときどきアクティブ。 ハイブリッドに楽しむパックラフトキャンピング。
MONTHLY JOURNAL JULY 2021

WHAT’S YOUR OUTDOOR STYLE? vol.1
チルときどきアクティブ。
ハイブリッドに楽しむパックラフトキャンピング。

いま大流行中のキャンプ。ただ熟練者からは「ちょっと慣れてくると、退屈に感じるときもあるんだよな」なんて声も聞こえてくる。たしかに、キャンプ中にすることをおおざっぱに言えば、食って呑んで寝るだけ。それでも十分に楽しいんだけど、今回提案したいのは外遊びに付随したキャンプ。何かアウトドアアクティビティを組み合わせるだけで、キャンプ時間の充実度は格段にアップするのだ。今回は〈ワンタン(WONTON)〉を主催する福田さんと一緒に、パックラフト+キャンプを楽しんできた。

脱・豪華主義キャンプ。ウィンナーを焼きまくり。

午前中いっぱい楽しんだらベースキャンプへ戻って、濡れた道具を乾かしながらまったりタイム。とうぜん、食事も凝った料理はしない。今回持ってきたのは「The Small Twist Trailfoods」というフリーズドライのご飯。

本来は山登りのときなどに携行するものなのだけど、そのクオリティがやばすぎる。ついつい家で食べちゃうレベルの料理をあっという間につくることができるのだ。

「うま! 自分史上最高のクスクス料理かもしれない…。これ、どこで買えるの?」

クスクスのカレー。シングルバーナーひとつで完成。作り方は水とフリーズドライを鍋に入れて、沸騰させてから10分程度蒸らすだけ。

福田さんの食い付きも上々。とりあえず腹が膨れたら焚き火をサッと起こして「ローラロースター」の出番。通称、焼きまくり棒なんて呼んでるんだけど、要は伸縮できるキャンピングフォークで、これにいろんなものをぶっ刺して焼きまくるだけ。

これまでいろんなものを焼きまくってきたけど、おすすめなのはダントツでウィンナー。しかもシャウエッセンが最高峰だ。直火で炙ることによって、よい具合に脂が抜けてなんだかミョーに美味いのだ。

福田さんもすっかり焼きまくりに夢中。自分好みの焼き加減を探ったりして、ただ焼いているだけなのにエンタメ性もある。ウィンナーを火で炙っていると突如としてピュイーっとウィンナーが音を鳴らす。これが食べ頃の合図というわけ。“ウィンナーが泣いた”という状態で、焼きまくり達人になれば2個3個を同時に泣かせることもできるのだ。

「こんくらいシンプルでいいんだよね。キャンプってなんだかバカ食いしちゃって次の日とか胃もたれしたりするもんね」

お昼ご飯を挟んでまったりしてたら、ちょっと日差しが出てきた。

「もうひと漕ぎしにいく?」

それもよいし、このままウィンナーを泣かせまくって、宴会ってのもよい。福田さんもすっかりこのキャンプスタイルを気に入ってくれたらしい。

じゃあ次はパックラフトにキャンプ道具を積み込んで、1泊2日の川下りといきますか!

氷川キャンプ場

目の前が多摩川という好立地のキャンプ場。河原に面したフリーサイトの他にも、コテージやBBQスペースなども用意されている。直火での焚き火がオッケーというのもミニマルなキャンプスタイルが好きな人にはうれしい要素。目の前を流れる多摩川は、もちろん川下りも楽しめる。
東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
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