FEATURE
OUTDOOR CHILLING vol.2屋外で過ごす、ヒップな人のチルな時間。
MONTHLY JOURNAL Mar 2024

OUTDOOR CHILLING vol.2
屋外で過ごす、ヒップな人のチルな時間。

自分をリフレッシュさせる“チル”時間。その方法を知っておくことは、この忙しない毎日を生きる人々にとってすごく重要なこと。キャンプなどのアクティビティを楽しむのもいいけど、気合いを入れた準備や行き帰りの時間で疲れてしまっては意味がない。あくまで日常の延長で、太陽を味方に家や近所で無理することなくリラックスしましょう。さまざまな人の些細なチルタイムを覗いてみました。

  • Photo_Goya Shingo, Junpei Ishikawa
  • Text_Sota Nagashima
  • Edit_Amane Yasuda

朝活散歩から生まれるコミュニケーション。

PROFILE

長谷川 健
Good good not bad オーナー

昨年、渋谷にコーヒースタンド「Good good not bad」をオープン。Rivermouth inc.を主宰し、池尻大橋の餃子屋「包」、学芸大学の「ちゅるる」などのディレクションなど、飲食を中心としたさまざまな取り組みを行う。
Instagram:@takeshihasegawa5599

―長谷川さん的、屋外でのチルタイムは散歩をすることですか?

そうですね。朝に散歩することが多いです。その中で、いくつかチルスポットがあって。代々木公園の近くにある「CAMELBACK(キャメルバック)」は、居心地のいいグッドバイブスな場所で、オーナーのけいちゃん(鈴木啓太郎さん)が10年来ぐらいの友達ということもあり、よく来ています。このテラスに座ってコーヒーを飲んでいると、彼が友達を紹介してくれたりして、わちゃわちゃして。おじさんたちの朝活ですね(笑)。けいちゃんとはいつか一緒に仕事したいねと話していたのですが、この朝活もこうじて「Good good not bad」を一緒にオープンするにいたりました。

―朝活から仕事にも繋がっているのは、素敵な流れですね。

昔はもっとお酒を飲んでる時期もあったので、あまり朝型ではなかったのですが、コロナ禍などもあってあまりお酒を飲まなくなって。それから、逆に夜の社交時間を朝昼に持ってきた感じですね。朝にチルな雰囲気の中でコミュニケーションしていると、いろいろな人の知らない一面を見れたり、建設的な会話が生まれたりするんです。夜もいいけど、朝は朝の良さがあると気付いたんです。「Good good not bad」も、そういったコミュニケーションが生まれやすい場所になるように、内装や席のレイアウトにもこだわりました。

―なるほど。散歩のときは、なるべく荷物は持たずに出掛けますか?

はい、手ぶらが基本です。スマホと財布、あとカメラぐらいかな。今日かけてきたサングラスは、〈ギャレット・ライト(Garrett Leight)〉のもので、軽くて着け心地もいいので、チルタイムにもピッタリ。シューズは、〈ドクターマーチン(Dr.Martens)〉。履き心地はもちろんですけど、ブランド自体の音楽やカルチャーと繋がりの深いところなども好きで、10代の頃から履いています。自分にフィットするものや慣れ親しんだものを身につけることも、快適でいるための秘訣かもしれないです。

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