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オノエのキャンプギアは、プロフェッショナルの目にどう映る?
ONOE IS THE RUGGED.

オノエのキャンプギアは、プロフェッショナルの目にどう映る?

見た目のよさか、価格か、それとも携行性か。キャンプギアを選ぶときの基準は、きっとそんなところでしょう。でも、見た目は二の次にしてみたり、逆に見た目はいいからと奮発して買ってみたりで、どこかで妥協しているところがあるはず。ただ、そのすべてを満たしてくれるギアメーカーがあるのです。その名は〈オノエ(ONOE)〉。真夏のギンギンに晴れた日、キャンプマスターの山田さんに誘われて、埼玉の辺境でギアトーク。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Kim Laus
  • Edit_Yosuke Ishii

35年前から、BBQコンロを作るオノエ。

昭和23年に創業の〈オノエ〉は、トタンのバケツやジョウロなどを作っているメーカーでした。そしていまから35年前に、BBQコンロを作り出したのです。

その当時、BBQコンロといえばアメリカから輸入されてきたものしかありませんでした。価格も高い。そこで〈オノエ〉は、日本仕様のものを開発。バケツやジョウロの製造で培った技術を駆使し、大量生産で価格を抑え、誰でも買えるようなBBQコンロの販売を開始しました。

そんなユーザーファーストの企業理念をもとに、いまから5年前、本格的にキャンプギアの製造に踏み切りました。そのどれもが見た目、価格、品質の3拍子揃ったもの。

「バランスがいいのが、〈オノエ〉最大の魅力だと思っています。それと、どれも本当に工夫されているんです。開発者が実際にキャンプをして、そこで得た気づきを製品に落とし込んでいるのがよくわかります。本当、キャンプ好きが作ってるんだなと感じさせてくれるんです」

山田さんがそう語るように、〈オノエ〉の製品はすべて、フィールドでのテストを何度も繰り返し作られています。だから玄人たちからも支持されているわけです。

「あと、存在感はあるけど主張がないデザインも好きなんです。だから、キャンプサイトのコーディネートの邪魔にならない。黒とかシルバーとかって色が多いので、男性はたぶん、きっと好き」

もうひとつ。〈オノエ〉がギアを作る上で信条としているのが「薄いは正義」ということ。

たぶんキャンパーたちなら経験があると思いますが、トランクがぎゅうぎゅうになっちゃって、持っていきたいものも持っていけないという場面。そんなトランク事情も考えて、〈オノエ〉の製品は総じてコンパクト。

「本当に場所をとらないんですよね。家に置いておいても邪魔にならない。あともうひとつ言いたいんですけど、たぶん〈オノエ〉のギアって、あと3割価格をあげても売れると思うんです。そのくらいのクオリティ。そうしないところも、好感が持てるんですよね」

インタビューが終わりに近づいたとき、山田さんの口から出た「お世辞抜きで最高なんですよ」という言葉が、妙に説得力があったのでした。

INFORMATION

ONOE

Instagram:公式サイト

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