Focus 03_Merchandise
力強さと洗練性がバランスよく共存したブーツ。
そして最後に「物」。このお店では、ブランドを象徴する定番アイテムから、コラボレートモデルといった限定商品に至るまで網羅。「ワークブーツとはいえあまりゴツゴツしすぎない、力強さと洗練性がバランスよく共存しているところに〈レッドウィング〉の魅力がある」と角野さんは言います。そこで、ショップマネージャーである角野さんおすすめのアイテムを紹介してもらいました。

RED WING 6” CLASSIC MOC 左から¥41,690、¥47,190、¥47,190
「〈レッドウィング〉といえばこちらの『アイリッシュセッター』ですよね。1950年代に丈の長い8インチのブーツが発売され、そのデザインを受け継ぐモデルとしてこちらが誕生しました。つま先の自由度が高いモックトゥ、長時間履いていても疲れないトラクショントレッド・ソールの採用など、その無骨なデザインもさることながら、快適な履き心地も魅力的なアイテムです。ブランドの入門アイテムとしてもおすすめしたいですね」

RED WING IRON RANGER 各¥46,090
「続いてはこちらの『アイアンレンジャー』ですね。もともと鉱山で働く人たちの足元を支えるシューズとして登場しました。つま先に革のトゥーキャップがついていて、ワークブーツ然としたデザインが魅力です。なので、汚したり傷がつかないように大切に履くというよりも、ガシガシ履いてオイルドレザーの味を出していくとより魅力的な一足になると思います」

RED WING POSTMAN OXFORD ¥38,500
「こちらはおなじみの『ポストマン』です。いまいちばん人気があるのがこちらのモデルで、その名の通り、アメリカのUSPS(米国の郵便局)に採用されていました。スリップレジスタントと呼ばれ滑りにくいソールを採用しています。プレーンで合わせやすいデザインが魅力的で、今日は自分も履いていますが、オンにもオフにも幅広いスタイルに合わせやすいところがおすすめのポイントです」

RED WING SUPERSOLE 6″ MOC ¥31,570
「最後にご紹介したいのが、この『スーパーソール 6インチモック』です。こちらはソールを本体に接着して取り付けるセメント製法でつくられていて、耐久性に優れたアイテムですね。ぼくは10年以上このブランドに関わっていますが、ソールに関する修理の相談をいまだに受けたことがありません。もちろんアッパーのレザーも分厚くて丈夫ですし、オールブラックに白ステッチというカラーリングがどこかモードっぽい雰囲気があって魅力的です」

ということで、渋谷パルコ5階にある「レッドウィング・シューストア」の3つの見どころをお届けしました。オープン以来、老若男女さまざまなお客さんが来店しているという同店。耳の早い人はすでにキャッチしていると思いますが、トレンドの波はこれからアメカジの方向へやってくると言われています。そうしたスタイルの足元を支えるアイテムとして〈レッドウィング〉のブーツは避けて通ることはできないでしょう。気づいた頃にはお目当のブーツがなくなっていた、なんていう現象も起こりそう。そうならないために、「人」「物」「器」の三拍子揃ったこちらのお店は、早めにチェックしておいたほうがよさそうです。