北欧デザインを堪能する、クラシックなスニーカー。

PROFILE

1983年生まれ。甲斐弘之氏に師事した後、2009年に独立。メンズファッション誌を中心に、カタログや広告などで活躍。
Instagram:@takeshitoyoshima_
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大学在学中より、スタイリスト甲斐弘之氏に師事。2017年に独立し、メンズファッション誌を中心にスタイリングを手がける。
Instagram:@shomasashidesu
ー お二人は同じ師匠から独立されていて、今日は兄弟子・弟弟子の兄弟対談ですね。
豊島:僕らはひとまわり違うから意外と歳の差があるよね。アシスタント時代、庄はすごい可愛がられてましたよ。
庄:僕が師匠についていた当時は、アシスタントが僕一人だけだったんですよ。でも、その少し上に3人の先輩がいて、4兄弟の末っ子みたいな感じでしたからね。そのなかでも豊島さんは一番先輩で、確か最初に会ったのは、師匠についていたときのコーディネートルームでしたよね。独立してからの方が、同じ媒体で仕事させていただいたり会うことも増えました。
豊島:展示会も一緒に行ったりするよね。
庄:ちょっと疲れた時に相談できるのも心強い感じ。コーディネートルームに遅くまでこもってる時なんかは、僕ばかり話しに行っちゃいます(笑)。

ー 年齢も雰囲気も違う二人ですが、〈カルフ〉のスニーカー、お二人ともハマってますね。
庄:だってクラシックな靴じゃないですか。
豊島:うん。〈カルフ〉ってニュートラルな靴なんですよね。流行り廃りもないし、色々なスタイリングに合うし、すごくクラシック。北欧のデザインの良さって、こういうところだよね。
庄:〈カルフ〉を取り扱っているのもライフスタイルと密接なセレクトショップだったりしますよね。だから北欧の“生活に寄り添ったデザイン”というイメージがある。優しい色使いも特徴で、スポーツの印象や工業的なデザインとは違う匂いです。
豊島:そうだね。見た目には柔らかい雰囲気だけど、ルーツがしっかりしていて硬派なのも良くない?
庄:もともと陸上用のスパイクシューズからスタートしていますもんね。エアークッションを初めて開発したのも〈カルフ〉だとか。僕は結構、仕事のリースでも使わせていただいていて、細部までこだわられたデザインは一つのモノとしてもちろんいいし、スタイリングするにせよ今のファッションに合うと思う。薄い色のワントーンに合わせてもかわいいですよね。
豊島:そうだね。人によっては懐かしく感じるみたいよ。今日、庄が履いている「シンクロン」やブランドの代表的な「フュージョン」なんかは、90年代にあったブームを思い出させるみたい。


SYNCHRON CLASSIC (DAWN BLUE / LILY WHITE)¥17,600
見た目に独創的で実際にフィット感を与えてくれる、シューレースのデザインが魅力。ソールにはエアクッションで入りで履き心地にも文句無し。
庄:なるほど。確かに今日選んだ「シンクロン」は、ぽってりしたレトロなフォルムに惹かれて決めました。しかも配色がかわいい。豊島さんの履いている「レガシー」は玄人なセレクトですね。
豊島:個人的にも新鮮なモデルだったんだよね。〈カルフ〉の優しい雰囲気は残りつつ、ややスッキリした印象。


LEGACY(JET BLACK / INDIA INK)¥16,500
1996年にリリースされた安定性とクッション性を両立させたランニングシューズが、タウンユースモデルとして復活。おおぐま座とこぐま座の星座から受けたインスピレーションをカラーリングで表現しているのも特徴。