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家具職人とデサント オルテライン。
Descente Allterrain meets Craftsman

家具職人とデサント オルテライン。

〈デサント オルテライン(Descente Allterrain)〉のアウターは、職人たちの丁寧な手仕事によって生まれます。これをファッションとは違うフィールドで活躍する職人が着たらどんな化学反応が起こるだろう。そんなことを考えながら、声を掛けたのは「モーブレーワークス(MOBLEY WORKS)」という屋号で店舗の内装や家具を手掛ける鰤岡力也さん。意外なことに彼は〈デサント オルテライン〉が生まれた頃から「水沢ダウン」を愛用する筋金入りのカスタマーでした。鰤岡さんはなぜいち早くこのブランドに目を付けたのか。その理由を確かめるべく、東京・町田にある彼の自宅へと訪れました。

PROFILE

鰤岡力也
MOBLEY WORKS代表

1976年生まれ、東京出身。大学を卒業後、福祉の仕事に就いた後、家具や内装の仕事に興味を抱き、古材などを扱う『ギャラップ』に入社。そこで経験を積んだ後、独立し、「モーブレーワークス」を立ち上げ、店舗の内装や家具の製作を手掛けている。
Instagram:@mobleyworks

自分のオリジナルについて考えると、影響を受けたカルチャーに辿り着く。

ー 鰤岡さんはどんなファッションに影響を受けてきたんですか?

鰤岡:ぼくはいま45歳なんですけど、やっぱり中学生の時に受けたアメカジブームの影響は強いです。30代の頃にインテリアでもヨーロッパのものが流行った時期があって、その流れで服も買って着てみたんですけど、あまりしっくりこなくて。だからやっぱり基本はアメカジなんですよ。

ー やっぱり〈リーバイス®〉のジーンズなどを穿いていたんですか?

鰤岡:穿いてましたね。あとはマイケル・ジョーダン。92年のバルセロナ・オリンピックのドリームチームが記憶に残ってます。確か、「エアジョーダン」の5あたりが中学生だったかな? それを並んで買ったりしてました。原宿へ行って、「ヴォイス」や「ゴリーズ」といった古着屋なんかも巡ったりして。24歳で「ギャラップ」に入ったんですけど、「バックドロップ」とか「プロペラ」と同じ会社が運営しているんです。

ー 当時の原宿や渋谷を代表するアメカジのお店ですね。いわゆる男らしい感じの。

鰤岡:そうですね、あの雰囲気がぼくはすごく好きで、よく通ってたんですよ。「ギャラップ」の店長も「501®」をカッコよく穿きこなしていて。ファッションが入り口となってアメカジに影響を受けて、その延長でスタイルを売りにしているインテリアショップに入ったのは、自分にとっていい選択だったと思います。ぼく自身、技術よりもスタイルの方を優先しているから。〈リーバイス®〉を穿いているやつが、こういう家具をつくっていたら格好いいだろう、っていう。そういう感覚ではじめたんですよ。

ー いまでもそうしたスタイルに変わりなさそうに感じますが、いかがですか?

鰤岡:そうですね。ものづくりをする時に、自分のオリジナルについて考えると、やっぱり自分が好きで影響を受けたカルチャーに辿り着くんです。先程、ヨーロッパの家具が流行ったという話をしましたが、それをサンプリングしてつくってみたりもしたんですけど、自分らしさがなくてモヤモヤしたことがあって。だから家具もアメリカのメーカーや文化からサンプリングすることが多いですね。

INFORMATION

デサント ブラン 代官山

営業:11:00〜20:00
電話:03-6416-5989
オフィシャルサイト
10月8日(金)から「GORE-TEX」の “AMBIT” モデルの他、新型の「水沢ダウン」が発売開始

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