アコースティックの音色で、ひとつになる。
19時ともなると、あたりは真っ暗。空気もぐっと冷たくなる。だけど水源の森 キャンプ・ランドは、どれだけ寒くなったとしても、エスケープする場所があるから安心なんです。その場所がクラブハウス。大きなへら絞りの焚き火台で、常に火がもうもうと燃えていて、ハウスに柔らかい温かさが充満している。そこで、今回のイベントのトリを飾る、Yackmanのライブがはじまりました。

〈DOWN ON THE CORNER〉のディレクターを務めるYackman。小林さんとは旧知の仲。
「小林さんから、なんかやってくれよって言ってもらったんですよ。何やるのって聞いたらギター一本でしょ!?(笑)と。やっぱみんなほら、昨今生音に接する機会もなかなかないじゃないですか。今夜は、こういう機会を設けてくれた小林さんにありがとうです」(Yackman)
クラブハウスに入れる人数は50人がやっと。だから自然と一体感が生まれて、みんなで空間を共有している感覚が芽生えていく。「自分たちの手の届く範疇で」という小林さんの言葉の意味は、こうしたところにも感じることがでるわけです。


ライブ終わりにYackmanさんと小林さんに、イベントの感想を聞きました。
ー 実際にイベントを開催してみて、いがでしたか?
小林:まずは事故がなく終われてよかったっていうのと、自分の満足度が高かったから、お客さんもよかったって思ってくれてるんじゃないかな。今夜のところはSo far So goodって感じだね。それと、Yackっていういい音を出す仲間にA.M.C.初となるライブ出演をお願いしてよかったなって思ったね。クラブハウスの音の響きもよかったよね。
ー とても一体感が生まれてましたよね。
Yack:そりゃそうよ。あのセッティングだもん。御膳たては完璧だったからね。
小林:あと、やっぱり規模感がすごいよかったと思う。偶然にもね。オールキャンプインっていうスタイルもいいじゃない。その日の夜、同じ場所に泊まるんだっていうことがあるだけで、全然違うはずだから。完全なアンプラグドだったからそれなりに緊張したみたいだけど、今日の感じでやってみてよかったでしょ?(笑)
Yack:アコースティックギター一本でって請け負ったのはよかったんだけど、今週、実は結構忙しくて前日あたりから慌ててセットリストを組んで今日に臨んだっていう(笑)。
小林:(笑)。なんといっても、俺が好きなウェイストをセットリストに入れててくれて最高に嬉しかった! いいウェイストだったよ。ありがとね。


ー 気持ちよくなって、寝ている人もいたのが印象的でした。
小林:それもいいね。気持ちいいと寝ちゃうよね。
Yack:コロナのこともあったからライブで生音を聞く免疫が薄れちゃったかもね(笑)。実際俺もすごく気持ちよかったし。
ー 本当に、終始気持ちいい雰囲気が蔓延してましたよね。
Yack:よかった。ちょっと心配だったから。
小林:だったら大成功だよ。I told you.
