何十年経っても色褪せない名作の記憶。
ー お二人の印象に残っているスケートビデオはなんですか?
梶谷:スケートボードを初めて2〜3年経ったくらいの時期に観た、〈エイチストリートスケートボーズ(H-Street Skateboards)〉のビデオとか、〈ワールドインダストリーズ(World Industries)〉の『Love Child』と『New World Order』とか。90年代くらいのビデオかな。
亀井:どれも名作ですね。

梶谷:まだスケートボードを始めたばかりで感受性が豊かだったから、印象に残っています。いまはいろんなものを見すぎちゃって、そう簡単には感動しなくなっちゃった(笑)。始めたばかりの新鮮さと吸収力もあって、印象深いのかな。
亀井:覚えているビデオって、そうですよね。ぼくも最初に観たビデオを覚えています。〈ステレオ(Stereo)〉の『A Visual Sound』。他にもたくさんありますけど。
梶谷:『A Visual Sound』はグレッグ・ハントも出てるよね。しかも、めっちゃオシャレ。
亀井:そうなんです。グレッグ・ハントはファッションもイケてる。服装も真似したし。


梶谷:カッコいいビデオを観ると、真似したくなるよね。ロニー・サンドバルの映像観て、トラックを〈エース(ACE)〉にしたし。
亀井:かなり影響されてますね。アメさん(梶谷)でも、そういうキッズのハート持ってるの嬉しい(笑)。
梶谷:トラックだけ変えて、モチベーション高めたいときあるじゃん?
亀井:そういうの大事ですね。ミスっても言い訳の材料になるし。「軽すぎたわぁ〜」って(笑)。
