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旭一 & KEBOZが案内する、粋な蔵前の過ごし方。
GO TO EAST TOKYO!

旭一 & KEBOZが案内する、粋な蔵前の過ごし方。

“蔵前=カフェ”という認識は、半分正解で半分間違い。盛り上がりを見せる東東京のなかでも頭ひとつ抜けた存在感を示すこの街に、いま、続々と個性豊かな気鋭ショップが集まっています。昔ながらの街並みが残る一方で、日々進化し続ける蔵前を満喫するには、どこに足を運ぶのが正解なのか。郷に入れば郷に従えってことで、そのムーブメントの渦中にいる居酒屋兼アパレルショップ「旭一 & KEBOZ」のお二人に、ご自身のショップ、そして行きつけのお店を案内してもらいました。

FOCUS3 「SERA」 シーシャとレモンサワーでととのう。

蔵前散策も次がラスト。締めに訪れたのは、シーシャ×レモンサワーでチルできる「セラ(SERA)」。「口説くときに来ます(笑)」とお二人は冗談を交えますが、本当の目的は別にあるようです。

「ここに来るのは、オーナーの道岡さんに会いにって感じです。蔵前の兄貴みたいな存在で、ぼくらがオープンしたての時にお店に来てくれのが出会いのきっかけ。年齢関係なしにフランクに接してくれて、後日ぼくらが『セラ』に行ったらめちゃくちゃ居心地がよくて。結構大人数で行くことが多いので、最近は入れないこともあるんですけど(笑)」

お二人が口を揃えるように、道岡さんの気さくな人柄は我々取材班にも伝わるほど。「今日はどこ行ったの?」「あそこのお茶美味しいよね」と、場を和ませ、自然と距離を縮めてくれます。

そんな道岡さんは、日本のシーシャシーンを牽引するカフェ「ノースビレッジ」出身。数あるお酒のなかでもレモンサワーを推すワケ、そしてシーシャのイメージがない蔵前にオープンした理由はあるのでしょうか?

「そもそも『セラ』は相方とやってる店です。シーシャはぼくのライフワーク。レモンサワーに関しては、二人ともイタリアの食文化が好きだったので、イタリアの家庭酒として飲まれているレモンチェッロをアレンジした『レモンチェッロソーダ割』っていうのをメインで展開してたんですけど、名前が長すぎて誰もオーダーしてくれないんですよ(笑) なら、わかりやすくレモンサワーにしようってことでいまに至ります。

蔵前のいいところは何かって、若い店が多いところ。同世代の店が増えてくと、横の繋がりが広がっていくんですね。『旭一 & KEBOZ』ももちろんそう。年上だから、先輩だから、みたいなのがなくて、音楽みたいに異なるジャンルがミックスされていく感じが面白いんですよね」

なにもなかった街だからこそ、自由度が高い。店と店がラフに繋がっているからこそ、互いに刺激を与えられる。トレンド発信地から離れた蔵前に店を構える主人たちは、マイペースにそれぞれのカルチャーを形成し、自らの好きを体現しているように感じました。

SERA

住所:東京都浅草橋3-3-9
営業:水〜月
時間:18:00~23:00
Instagram:@seratokyo

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